第一局終局直後の罰ゲーム(スポニチ 1.14)

第一局終局直後の罰ゲーム(スポニチ 1.14)

この第一局は、挑戦者の永瀬拓矢九段の作戦がヒットして、2日目の17時ぐらいまでは永瀬優勢の将棋だったんですよね。永瀬九段は、61手目の▲8二金で藤井聡太王将の飛車を詰ませた後、藤井陣内に馬を作るんですが、その馬の活用でもたついている間に、一気に藤井王将の逆転を許した形になりました。

いくら形勢でリードしているとは言え、相手は最強の天才棋士ですから、そこからゆっくり「安全勝ち」しようなんて許されません。竜王戦七番勝負で挑戦者の佐々木勇気八段は、自分がリードしてから一目散に藤井玉に襲い掛かって、2時間ぐらい持ち時間を残して勝っていましたが、あれぐらいの「踏み込み」でラッシュをかけないと、藤井さんに勝つのは大変なんでしょうね。永瀬さんも、次局以降の対局でどんなに有力な研究手を用意していても、あのような局面で攻勢を仕掛けられないと、王将奪取は厳しいかもしれません。

さて、恒例のスポニチの「勝者の罰ゲーム」ですが、実は来期は毎日新聞とスポニチが「王将戦の主催から撤退」というニュースが報じられていました。これってどういう意味かと言うと、台所事情の厳しい毎日とスポニチが主催社が支払うべき費用を「値切った」ところ、将棋連盟が「これまでご尽力いただきありがとうございました」とお断りしたということなんでしょうね。ということは、主催者として名乗りを上げている新たな企業さんが「内定」していると想像できます。昨今、新聞社はどこも厳しいでしょうが、べつにタイトル戦のスポンサーが新聞社である必要はありません。叡王戦は不二家が主催ですし、女流棋戦の白玲戦はヒューリック、清麗戦は大成建設ですからね。

だから、この罰ゲームも今期がラストかもしれないので、藤井王将が勝った翌日・翌々日はしっかり買おうと思っています。そういえば、駅近のファミマでスポニチがラス1だったのはビックリでした。羽生さん関係の時でもラス1ってあんまり無いんですけどね。

昼食休憩明け。藤井はまだ不利を自覚していた。「しばらく受けに回って頑張れるかという展開です」。耳を赤く染め、打開策を探る。両者の座布団が将棋盤へ2センチずつ接近した午後、形勢は急接近して交錯し、逆転する。200キロ離れた東京・両国国技館で2日目を迎えた大相撲初場所では横綱・照ノ富士が初白星を挙げた。相手に攻めるだけ攻めさせて最後は勝つ。全8冠中7冠を一手に持つ22歳は盤上で横綱相撲を見せた。

ところで、この「引用部分」は一面の記事だったんですけど、「え?照ノ富士?なんで?」と面白かったですね。たしかに、藤井王将は名古屋場所を杉本師匠と観戦したり、当時の横綱・白鵬と握手したこともあって相撲界と縁が無いわけでもないんですが、スポーツ新聞の記事ってこーいうのぶっこむのかぁ・・・と。フィギュアの記事でこういうことはまず間違いなく無いですけどね。

では、また明日!

Jun


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