ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。両者の対戦成績は、藤井聡太王位から見て「21勝4敗1千日手」です。
第一局は2日目午後に千日手指し直し。その直後に行われた指し直し局では、挑戦者の渡辺明九段に勝ちがあって、将棋AIの評価値では「99%対1%」という数値が出ていたものの、渡辺九段が藤井玉を寄せ切れず逆転負け。1分将棋の最終盤では、「加齢」により指し手にミスが発生するのは自然なことで、やはり藤井王位と終盤で互角に渡り合えるのは伊藤匠叡王のようなバリバリの若手じゃないと厳しいということですね。
「じゃあ、時間をもっと残しておけばいいじゃないか?」という話になるんですが、七冠王相手にそんなに都合よく自分だけ時間を残せたら、渡辺さん含めて他の人がもっとタイトル獲ってますから。ただ、第一局・千日手指し直し局ともに「さすが作戦家の渡辺さん!」という意地は十分に見せてくれました。本局は渡辺さんが先手番ですから、しっかり作戦は準備しているはずで、その「リード」を保ったまま勝ち切れるかどうかが焦点になりそうです。
本局は、北海道函館市の「啄木亭」で開催されます。これまで藤井さんは他棋戦も含めると、北海道では札幌、旭川、小樽、紋別でタイトル戦を戦っていますが、函館では初めての対局です。函館は私の故郷でもあるので、時代の覇者の函館降臨は嬉しく思います。
ちなみに渡辺九段はすでに「前乗り」(というか対局の4日前に来てますが)、いろいろと堪能されているようですね。ちなみにまったくの偶然ですが、弟がこの連休に函館に遊びに行っていて、「花火大会」で観光客も多く、外で夕食を食べるにしても「予約無しだと確実に夕食難民になっていた」とのことでした。事前に「むらかみ」の予約を取ってウニ丼を食べてきたそうですが、値段を聞いたら、がっつり値上がりしてビックリ!ウニは取り寄せの方がいいな・・・と感じたのでした。
では、また明日!
Jun