相変わらず入手困難なようです。ネットショップはすぐに在庫切れのループ状態なので、ツイートにもあるように、お近くの書店に注文する方が確実かもしれません。
さて、数日空きましたが、仕切り直しで「キスクラ」のレビューを続けます。
今日は本田武史さんのインタから、個人的にはやはりこの部分です。
――ペアの三浦璃来選手&木原龍一選手組は、日本人ペア初の7位入賞を果たしましたね。本田さんが解説されるというのは、少し驚きでした。
「ルールも技についても分かっているのですが、いざ演技に合わせて話すとなると、とっさに言葉が出ないことがありましたね(苦笑)。三浦選手と木原選手のことはずっと前からよく知っていますし、2人のコーチであるブルーノ・マルコットとは現役時代から仲が良かったので、五輪以前から2人の話を聞いていました。木原選手は3度目の五輪でフリーに初めて進出できて、その気持ちがよく出ていましたね。すばらしい演技でした」
私もペアを武史さんが解説をされていて、ビックリしましたもん。で、そつなくこなしていたので、シングル解説の経験が間違いなく生きているようでした。高橋成美さんは、NHKの渋谷のスタジオでの出演でしたけど、コロナ禍であれだけ入国管理が厳しくなければ、彼女が現地解説でも不思議ではなかったはず。彼女のあの独特のキャラは、スタジオ出演でもネット上で話題だったようですが、4年後は彼女の現地解説を楽しみにしています。
そして、木原君が五輪3度目というのはもちろん知ってるんですが、言われて気づいたのが、初のフリー進出という点。ソチでは成美さん、平昌では須崎海羽さんとのコンビでしたが、wikiで調べ直してみたら、ソチの時でもフリーに進めなかったんですね。しかも、今季はフリー進出だけでなく、トップ戦線に食い込む実力を証明して、しかもワールドでは銀ですから、この躍進は本当に素晴らしい!
ペアだけでなく、アイスダンスにも、もちろんシングルにも言えますが、ロシアの問題はそう簡単に解決しないので、スケ連は新たな若手の育成・強化に注力していただきたい。羽生さんで散々稼いだ金を、ちゃんとした形で使ってもらいたいものです。
――今後、羽生選手と一緒にやりたいことはありますか?
「そうですね、一緒に滑りたいですね。以前(14年)、宮城県仙台市で開催された『Together on Ice』というアイスショーに一緒に出演したことがありますが、僕自身も仙台でスケートをスタートさせて育ちましたので、地元へ恩返しという気持ちを込めて、仙台でのショーに一緒に出演できたらすごくうれしいですね」
懐かしいですね!私も行きましたよ。ゼビオアリーナが会場で、終わった後は地下鉄で仙台駅に戻って居酒屋に入り、ホテルでも缶チューハイを飲んでベロンベロンの状態で見たこの試合に、ビックリ仰天して、酔いも覚めました。でも、結局その後も飲んで、床で寝てた記憶がありますが・・・。
話を羽生さんに戻すと、羽生さんのアイスショー情報となると、結局CiONTUの話は無いし、TOIも無いでしょうね。まずはFaOIでしょうか。14年も18年も出演しているので、INは間違いないとは思います。そして、FaOIに出るなら、今年のDOIは無いかな・・・と。どうせ今年も発表を引っ張るのでしょうが、受け入れるしかないですね。
メタルジョギング・チャレンジは31日目。Status Quoの『Piledriver』(1972年12月)です。例のごとくまったく予備知識無し。ガイドの本文は読まずに先にアルバムを聴きました。status quoって「現状」という意味で、大学の授業で教わったんですが、国際政治学の用語なんですよね。「現状維持」とか「現状変更」という言葉が最近ニュースで使われますが、まさにあの「現状」のことです。だいたい、こういう難解なバンド名は大曲志向のプログレバンドか、あるいは超マイナーなデスメタルバンドにありがちなんですが、どっちとも音楽性は似ておらず、カラっと明るいロックです。
ジャンル的には「ハードブギー」と言われるようですが、その辺りの界隈はまったく分かりません。ハードロックでもヘヴィメタルでも無いのは確かで、ヴォーカルにクセがないギターロックと言えるでしょうか。70年代のライブ映像を見ると、すごく元気な感じで、根っからのライブバンドと言う感じがします。ただ、アルバム自体は繊細に作られていて、3曲目の「A Year」は、イントロはLed Zeppelinぽいんですが、哀愁漂う歌メロと分厚いコーラスの部分はビートルズっぽくもある。さすがイギリスのバンドで、どこか湿った感じを身にまとっているわけですね。
では、また明日!
Jun