すみません。仕事の愚痴から。数日前あるトラブルが発生したんですが、その処理をめぐって「自業自得でしょ」という感じで関係者からほぼ丸投げされて、いやぁ、コロナにでもかかって療養ってことになってたらどれだけラクかってぐらい精神的に追い込まれつつも、あと数日の我慢という感じです。
結局、他人は(と言っても仕事の関係者ですが)自分の身が一番かわいいようで、どんなに「苦しんでいる!」「つらい!」というシグナルを送っても、自分の権限外のことなら、見ないフリ、気づかないフリをしている。私自身は、「龍が如く7」の春日一番のように、困っている人には手を差し伸べる「人情味」を持って生きていたいけど、でも、他人ってそうじゃないんだなと。・・・って、この程度のことは、平昌五輪後の羽生さんを思えば、乗り越えなきゃいけませんよね。
せっかくこの時代に生きているのだから、プロとしての羽生さんのショーをこの目で見たいし、藤井聡太さんの八冠独占も見たい。「お金を稼ぐために働く」ってのは大変なことだけど、まぁ、いろいろ頑張っていきましょう。
さて、東スポさんといえば、「東スポ・オリパラ取材班」の素晴らしいツイの数々から、ゆづファンの間でも一目置かれた存在で、羽生さんの試合があると、あの「杉田秀男さん」にコメントを求めるなど、大手メディアとは一味違った鋭い視点の記事を発表してくれていました。「羽生報道」ということで言えば、間違いなくクオリティペーパーのひとつと言えるでしょう。
今回のSharePractice関連で、ついに東スポの一面を飾ったということで、大雨の中、駅に買いに走りました。遠目からコンビニの新聞コーナーを見ると、
「本紙に告白 羽生愛」
としか見えないので、まさか恋人?結婚?と勘違いさせる、東スポ流見出しですが、広げてみるとこんな感じです。
記事自体は、上記のオリパラ垢で読めますので、ぜひご覧ください。それにしても、個人的にツボだったのが、記事の書き出しなんですよね。
唯一無二のスケーターの胸中とは――。フィギュアスケート男子で五輪2連覇を達成し、プロとしての活動をスタートさせた羽生結弦(27)が本紙の単独インタビューに応じた。(2022.8.12)
全社5分ずつ平等に与えられているのだから、「本紙の単独インタビューってさ・・・」とニヤニヤしちゃいますが、そもそも東スポの単独インタビューって、
・史上初の快挙だ! 28日の女子プロレス「スターダム」東京・大田区総合体育館大会でSWA世界王座に挑戦する宇宙人の単独インタビューに本紙が成功した。(2022.5.26)
・インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」元管理人、「ニコニコ動画」の命名者としても知られるひろゆきこと西村博之氏(45)がフランスから単独インタビューに応じた。(2022.6.16)
・フィギュアスケートの樋口新葉(21=明大)が単独インタビューに応じ、新シーズンへの決意を語った。(2022.8.2)
え、新葉ちゃん、いつの間に!と笑っちゃいけませんが、ここに羽生さんが名を連ねたことを感慨深く感じているのは私だけではないはずです。
ちなみに、「堀江デスクのvoicy」の羽生さんの部分(5分30秒ほど)も聞いてみました。
そんな羽生くんが、なんと東京スポーツの取材に応じるという、イメージ上だいじょうぶなのか?と心配になっちゃって、勝手に。まぁ、受けてくれまして、嬉しいことですけども。ホント、単独インタビュー。そりゃ世界の羽生くんですから、本紙としても一面でやらせていただいております。
こんな軽い話から始まるんですが、単独インタの中で、特にデスクの興味を引いたのは「競技人口を増やせばいいというものではない」という部分だったそうです。あとは、東スポ紙面の記事の中では「羽生結弦さん」ではなく「羽生結弦」と表記する理由も、アスリートとしての本人の意思を尊重してのことだとか。
プロアスリートとして独立して、仙台でSharePracticeを行ったからこそ、東スポさんも記者&カメラマンを送り込むことができたわけで、改めて、「2022.8.10」というのは記念すべき日だったなと、喜ばしく思いますね。
では、また明日!
Jun
コメント
こんにちは 毎日コンビニ通いが続きますね。
昨日デイリーを買いに行ったら、東スポが目に入って買ってきてしまいました。一面ですものね。「イメージ上だいじょうぶなのか」ってやっぱりそういう認識なんですね(笑)東スポって、関西では大スポ、九州でも九州スポーツで販売しているって最近知りました。「米中戦争」だの「電撃復帰」だのまあ独自路線で一面トップにして。そんな東スポですが、このインタは良かったですね。いつかリンクを造りたいという思いはあるのか、という質問はよく聞いてくれた!と思いました。
くまきちさま
東スポ一面で最近印象的だったのは、「カッパ型妖怪 ウクライナ軍を救援」ってやつですかね。
https://enoge.org/archives/post-93619.html
堀江デスクのvoicyの中でも「中西記者」という名前が出ていたんですが、本日「現場ノート」がアップされて、ヤフーニュースでも配信されていますね。
おそらくこの方が「東スポ・オリパラ取材班」ツイ垢の管理もされているはずで、若い男性の方なので、あー、そりゃフィギュア界隈のしがらみが無いわけだーと納得しました。
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/figure-skating/4379468/
こんにちは 更新ありがとうございます。
私はもともとフィギュアスケートは動画に適した競技で、なかでも羽生さんは最適な人だ、と思っておりました。
野球やサッカー、テニス、バレーボール、といろんな競技がありますけど、試合の前後の流れが分からなければ楽しめないし、全体が分からないと理解できない。
でもフィギュアスケートは各出場選手ごとに区切って見ればいい。
ぴょん落ちとか、ソチ落ちとかニース落ちとかいうのもそれですよね。
かくいう私はソチ落ちです。もちろん以前から知ってたのですが、有望株なのね、ぐらいの認識でした。そこで金メダル・・・・
それで当時の全日本前後の試合を総ざらいして、おおっ、何だ前からすごいんじゃないの。なんでもっと先に気づいてなかったの!となりました。
過去の名選手の動画も視聴可能ですが、リアルタイムでいけるのは羽生さんがダントツ。これは私に限らず全世界的規模か、と。
動画から火がつき、一気にスターダムへ、というのはスポーツだけではないです。
羽生さんはスポーツ報道のあり方を変えた人でもあります。テレビの恣意的な編集と誘導にうんざりしていた人達を違う方向に向かせてくれました。
うちの息子はいちおう情報学部卒なのですがネットリテラシーについてしつこいほど教えた先生が
「これからまた形態も受ける方も変わっていく。いま学んだことはもう明日には古くなっている」
(授業料返してください・・・(笑)
「動画の世界は複雑怪奇な人間も多数いるから羽生さんがそういう人間に巻き込まれないように願ってるよ」珍しく殊勝に言うので
「大丈夫、彼は賢い」
「「午後のパレード」の動画だって13年前の動画で1・7万回視聴がFaoi以後急激に伸びてるよ。羽生効果すごい。もとの振り付けした人も当然ショーへの転用で、対価があったはずだよね」
目に見えない利益や損得がたくさんある世界、まさにプロの世界に踏み込んだ羽生さんをこれからも遠くから見守りたいです。
出待ちなんてもってのほか。
みつばちさま
いつも深い示唆を与えてくれるコメントをありがとうございます。
そういえば、「出待ち」や、あるいは「無断撮影」等の明らかなマナー違反に関して、これまでの羽生さんはスケ連所属のアマチュアアスリートでしたから、スケ連への意向確認の必要性(?)と、SNSアカウントを持っていなかったことで、彼自身で声を発することができず、我々ファンがネット上で「自治的な情報共有」をする以外になかったわけです。
でも、プロ転向に伴って、羽生さんもYouTubeチャンネルを開設したわけだし、あるいはシリウス名義で、はっきり「お控えください」等の発信をしてもいいと思うんですよ。それで離れるファンなんて、ファンじゃないわけですからね。