2019年2月25日。定価「1,300円」。全90ページ。今日は、羽生君の写真に集中しましょう。本書は「PLUS」なので、いつもの「FIGURE SKATERS」のような大判ではなく、A4サイズです。この点、ご注意ください。
まず表紙にもある、エストニア人スポーツカメラマンのJoosep Martinsonさん撮影の羽生君の写真がどれだけ収録されているかなんですが、昨年12月に発売された「FIGURE SKATERS Vol.13」が全6ページ(3枚)のショットだったのに対し、本書では、全36ページ(20枚)と大増量されています(表紙・目次含む)。羽生君の写真自体が表紙から49頁までなので、Joosepさんの写真が大半を占めているといっても良いでしょう。以下、写真の内訳と並びについて、もう少し詳しく見ておきます。
写真の並び自体は、18年ロステレ杯→18年フィンランド大会→18年平昌五輪→17年ロステレ杯→17年ヘルシンキワールド→16年NHK杯フィギュアスペシャルEX→16年NHK杯→16年ボストンワールド→16年NHK杯フィギュアスペシャルEX→16年マルセイユGPF→15年NHK杯→14年ソチ五輪となっています。太字がJoosepさんのショットが収録された大会です。基本的には、現在から過去へと時間を遡る並びになってはいますが、16年の年明けの盛岡のEXやマルセイユファイナルが挟み込まれています。
今回のJoosepさんの写真で特筆すべきは、「FIGURE SKATERS Vol.13」での彼のショットが、Otonal、Origin、およびウォームアップ時のものに留まっていたんですが、本書では「春よ、来い」が新たに加わった点が大きいですね(全6ページ、3枚)。
ほかにJoosepさんの写真としては、ヘルシンキワールド(おそらくSPの前か後)と、少し小さめの写真ですが、マルセイユファイナルのスワンも入っています。てか、今季のみならず、16-17シーズンのヨーロッパ開催の大会(GPF・ワールド)から、彼が羽生君を撮っていたのであれば、まだまだ、たくさんストックがあるんじゃないかと。
いま、ざっと「FIGURE SKATERS」のバックナンバーをめくってみましたが、基本的にアフロの写真を借りているので、Joosepさんの写真は確認できませんでした。さいたまに来てくれると良いですが、チャンスがあれば、インロックさんには16-17シーズンの彼の写真を発掘していただきたいものです。
明日は、羽生君以外の選手についても取り上げる予定です。
では、また明日!
Jun
コメント
表紙、気迫の迫に「魄」を使うことで、表情と相まって より迫力を感じます。
また、全体的な質感からか、アートを見ているような気分になりました。
アップが多用されているので、A4でちょうどいいのかも知れません。
先日TVのインタで、能登さんが、カメラマンが羽生選手を競うように撮っていると言っておられましたが、結果として様々なテイストの写真を見られて、ファンにはありがたいです。
Joosepさん撮影のレックレ、ホプレガがもっと色々あるなら、是非見てみたいですね。
ととちゃん さま
私は最初、この漢字、読めませんでした。アルファベットをつけてくれる気遣いが嬉しいです。
おっしゃる通り、A4で私も正解だったと思います。ただ、理由は少し違っていて、これまでのインロックのバックナンバーは、大判サイズにするために写真を引き伸ばしすぎたのか、画質が粗いことがあったんですよね。特に羽生君のジュニア・ノービス時代の写真に顕著です。
しかし、今回はまったくそのようなことはないですし、多くの方にとって懸案の「収納の不安」も無いでしょうし、歓迎されていると思います。
能登さんがそうおっしゃるのも分かります。水面下では、羽生君の写真集を出したがっているカメラマンや出版社はたくさん存在するでしょうね。しかし、Joosepさんが羽生君で一冊・・・と、そこまで贅沢は言わないまでも、海外選手含めたフィギュアスケーターオンリーのフォトアルバムのようなものを出版したら、ぜひ欲しいですね。
フィギュアスケーターズのご紹介ありがとうございました。
調べてないですがデザイナーとか編集者とか変わったんでしょうか?カメラマンのみならず中身がガラリと変わっている感じがするんですが?
正直いうと中身にしてもいまの方が断然好みの私です。細かいこというと花織ちゃんの写真も大きく載せてくださいですかね?
一寸能登さん好みの写真が多いJoosp
カメラマンの写真はやはり泥臭いものが多くて、アスリートでないと撮れない眼力のみアップだったり、あえて汗をとったりまったく目が話せませんね。躍動感も感じますがきれいな写真はいくらでも撮れるからやはり他のカメラマンには無いものをとって雑誌のデザイナーさんもチョイスしているんでしょうね?昌磨くん、知子ちゃん、刑事君の横顔といい素晴らしいものばかりです。あ!すみませんこの辺は明日ですね。
とにかく私は、大判の時から好きでしたが、こちらが断然写真としてはいいですね。前は構成で不思議な写真もはいっていたので…。
しかし、書店では沢山余ってましたよ。女性ファンを相手にするとなるとどれだけ売れるのかな?私が心配するものではないですけど、大判の時はすぐ売れちゃいましたけどどうなるでしょうか?
あと、私も過去のものストックもっとあるのではないかなあと期待しますね。16-17と言わずその前もです。
senninさま
以前の大判スタイルもあれはあれで個性的でしたが、誌面のセンスの良さや、写真のセレクション、テキストのクオリティも含めて、まったく別のチームが作った雑誌のように思えますね!
売れていないのは、やはり羽生君が試合から遠ざかっているのも一因ではないかと。しかし、ワールドに出場して勝とうものなら、そこから売上が伸びるんじゃないですかね。
Joosepさん、さいたまに来てくれることを願っています。羽生君に限らず、これだけ日本の男子スケーターを熱心に撮ってくれてますし、彼には女子の写真も撮ってもらいたいです。