さて、羽生君以外の選手の写真についても、コメントしましょう・・・。
というか、記事のタイトルの通り、Joosepさん撮影の刑事君のモノクロ写真(74~75頁)が神懸ってますね!以前もこの例えで評したかもしれませんが、この刑事君はまさに、ヒムロックのアルバムのジャケットみたいな、いい意味で男臭い仕上がりになっています。
じゃ、Joosepさんの写真はどの選手もこんな感じなの?と思いきや、宇野選手も友野君の写真も、もう少し柔らかい表情の写真が多めで、ちょっと違いますよね。これは、もしかするとインロックの編集者が、羽生君と刑事君に限ってあえて「無骨な感じの」ショットを選んだのか?あるいはJoosepさん自身が羽生君&刑事君だけこういう写真を撮ったのか?まぁ、実際のところは分かりません。
つぎに目を引いたのは、(Joosepさん撮影ではないですが)知子ちゃんですね。もちろん、50~51頁のスケアメのEXのモノクロショットも美しいんですが、やっぱり、1ページめくって、GPFとNHK杯での厳しい表情の2枚のショットです。映像ではこういう表情でウォームアップをしている彼女を見たことがありますけど、雑誌の写真ではあまり記憶にありません。
知子ちゃんについては、テキストも、ブリちゃんの指導を受けていたことも盛り込まれていて、しっかりした内容になっています。他の選手のテキストも必要十分な量の最新情報がフォローされており、署名記事ではないけれども、ライターさんはいい仕事をしていると思います。ただ、縦書きなんだから文字の一字下げはしてほしかったかな・・・と。「FIGURE SKATERS」のバックナンバーは一字下げになっているのに、なぜでしょうね。
紀平さんのショットは、「月の光」よりも「Beautiful Storm」が中心なるのは仕方ないとしても、代表ジャージやEXのショットがあってもよかったのでは?ちょっとフリーの写真に偏っている印象です。舞依ちゃん&花織ちゃんをしっかり入れてくれたのは評価したいです。
本書は、例えば通信や過去のインロックのバックナンバーと比べると、ゆづ成分は濃くはないですが、写真の並びは、表紙から50頁まで(ほぼ)ノンストップでゆづですし、かなり頑張ってくれていると思います。たしかに、平昌五輪の2ショットはありますけど、これはよく見かける一枚ですし、この一枚に留めてくれているなら十分ですね。
しかし、アレですよね。ちょっと気になったのは、宇野選手の見開き2ページの写真が、顔の真ん中でページの谷間になっている点です。平昌五輪直後に発売された「FRIDAY」の羽生君のショットがまさにこんな感じで、それを「ビビット」が大々的に宣伝していたものだから、「これはわざとだろ?講談社!」と、ネット上でゆづファンの怒りを買っていたのを、よく覚えています。
本書の羽生君の写真についてはそういうことは無いので、まだ入手されていない方は安心してご購入ください。
では、また明日!
Jun
コメント
確かに 刑事くんの写真は神ってますね。
知る限り、一番かっこいいかな、と。刑事くん自身も嬉しいでしょう。
知子ちゃんの見開きモノクロ写真もそれに続くジャパンジャージも、とてもいいのですが
ビールマンを正面から撮ったものは、個人的にどうかな、と。もっと美しく見える角度があるんじゃないかと素人には感じました。これは、日本人カメラマンのようですね。
選手ごとにまとめてあるので、見たい選手だけをあまりストレスなく見られて良かったです。
ととちゃん さま
刑事ファンはこの写真の存在を知っているのかどうか?と、そこだけが心配です。我々は、それこそほとんどの雑誌をチェックする習慣がついていますから、実は、他の選手の写真の「目利き」もできるわけです。
その我々からして、「この刑事すごくね?」ってレベルですからね。あと、ジョジョのEXの写真をあそこに入れなかったのは正解だと思いました。
はい!刑事君の横顔最高ですね。痺れますね。フアンの方嬉しいのではないでしょうか?
宇野君の顔が2ページにわたってましたか?大判の時は多かったですよね。それでも購入していた私ですが今回はJunさんの記事を見てからと思って静観してました。それで書店にみに行って実物をみて購入決めた次第です。最近疑い深い私です。
知子ちゃんの分も割と充実していましたね。ロステレの友野君達がロッカールームでのショットがありましたが、他の選手も利用するのではないでしょうかね?ロッカーの荷物も写っていたと思います。結弦君はどうなんだろう?とか考えると写真を撮る必要があったのか?と私は感じました。プライバシーの場所ではないかと捉えています。友野君がヘアーを整えている動画が流れていたのでその時も疑問に思っていたんですけど…。
senninさま
モノクロもいいですが、横顔のショットも最高でしたね。撮影したJoosepさんも凄いですが、あの2枚を選んだ編集者も素晴らしい。さすがインロック、音楽や映画雑誌をメインに扱っているだけありますよね。
おっしゃるように、友野君のロッカールームのショットは、「こんな所までカメラマンは入れるの?」とビックリでした。ただ、衣装がリバーダンスの緑ですから、もしかして、フリーを終えて、表彰式に行く前の一枚かな?と。だとすると、リラックスした表情も納得なんですが。