マイレピはこの「第35回」が最終回ということなんですが、アップされたのが6月3日で、私は仙台から帰ってバタバタしていた頃だったので、ブログでの紹介をすっかり忘れていました。
しかし、「五輪を2連覇できる」というのを、「5、6歳のときに思っていた」というのは、これは初出ではないですか?マッシュルームヘア時代の映像で、「オリンピックで金メダルを取りたい」とコメントしていたのは今でもよく流れますけど、もしこの連覇の話を、修造さんとのトークショーで語っていたら、「は、は、は、はにゅうさん!あなたって人はっ!」と血管ブチ切れそうなテンションで大絶叫していたことでしょう。
最後の部分で、「幸せとはどういうものですか?」と訊かれて、「家族団らん」と言ってますが、これは質問に答えているようで、実は具体的に答えていないように感じます。やはり、頭の上からつま先まで根っからのアスリートでありスケーターである彼は、ライバルに勝利する以外の幸せのイメージって(いまは)持っていないんだと思いますね。
「幸せになるためにあらゆる幸せを捨てた」発言以降、ふと思ったのは、羽生君の発言って岡本太郎とけっこうかぶるなぁ・・・と感じるのです。彼の場合はもっと過激で、「幸福なんて言葉は大嫌いだ。喜びのために絵を描いている」と尖っているんですけど、でも、「僕だってしょっちゅう行き詰まっている。行き詰まった方が面白い。それを突破してやろうと挑むんだ」とか、羽生君の「壁の向こうにまた壁が」と同じことを言ってるんですよね。名言が「データベース」化されているので、お暇な時にのぞいてみてください。
ガチのゆづオタである理恵夫人が、大興奮です。はやく、「羽生・羽生」対談を実現してほしいものです。そして、雪肌精での「事前研究」ぶりを考えれば、将棋の勉強も念入りにしてきそうな予感がします。
ところで、今日(6/24)は、朝10時から羽生さんの対局が中継されているんですけど、いま夜9時半過ぎなんですが、まさかの千日手指し直しで、この後、30分の休憩を挟んで、もう一局となりました。
対戦相手の佐々木大地五段は24歳の若手で、藤井君を撃破して、今日の羽生戦に進出してきました。しかし、羽生さん、48歳だけど頑張ってますよ!
では、また明日!
Jun
コメント
羽生・羽生対談、本当に実現して欲しいです。
2人共国民栄誉賞を受賞し、園遊会で2ショを
撮っている点で、充分フラグが立っていると
思うのです。
加えて今回の、発言の引用。もうそろそろ あってもいいかなと期待しています。
羽生選手の考え方や言葉が先人や同時代の偉大な人と被るのは、逆にそういう考え方だから偉大になったのだとも言えるでしょうか。岡本太郎氏の、行き詰まった方が面白い云々は、分野は違えど、彼と同じ思考回路で、興味深かったです。
ととちゃん さま
対談がなかなか実現しないのは、やっぱり羽生君を長時間拘束するのが難しいんだと思います。一方、羽生先生は対談・インタビュー・講演会と、長年精力的に活動してこられているので、ハードルが高いのは、やはり羽生君サイドということになるでしょう。
羽生先生は、指し直し局を見事に勝利して、しかも内容的に圧倒していて、やっぱり凄いなぁと深夜1時に感激していました。ちなみに、羽生君が取り上げていた「継続することができるのは才能だ」というのは、NHKの「プロフェッショナル」で羽生先生が語っていた内容のことだと思います。
「細かいこと、それをたとえば一日1時間、20年間やれと言われたら大変ですよね。本当のプロフェッショナルとは、そういう努力を続けられる人だと思います」
この一日1時間やることを「苦痛」に思わない何かを見つけるのが、何よりも大事だと思いますね。