スポーツ紙ほかいろいろ雑談

スポーツ紙ほかいろいろ雑談

今回、そんなに買ってないんですが、いちおうご紹介します。上の2枚は「スポニチ」の10月28日(月)付。

スポニチと言えば「一問一答(1)(2)」が話題になっていて、「下で回るジャンプ」がパワーワードになっていますが、まぁ、オータムで不満をぶちまけるのではなく、このスケカナで結果を出してから発言するというのも、彼らしいと思います。

この発言に対して、日本の「全員応援系」スケオタの方々は、「羽生さんは特定の選手を非難しているわけじゃない。だから私たちも羽生さんの足を引っ張るような発言は慎むべき」などとこの期に及んでまだ「お花畑」ですが、そもそも羽生さんが、このスケカナのために「自分のスケートを貫いて」これたのは、むしろ海外のファンがオータムの採点に対して怒りの声を上げてくれて、それを力に変えたからだと、個人的には思っています。インターネット時代なんだから、言いたいことはガンガン言った方がいいですよ。

そして、オータム直後のToshIさんの「ニコ生」での「エール」が頭に浮かびました。

曰く、「ゆづさんは、採点のこと、得点のこと、ジャッジのこと、全部分かって、やってやろうじゃねえか!と、全部超越してやっている。だから、圧倒的に勝つんです。パーフェクトしか考えていないんですよ。ノーミスですよ!」と。

さて、スポニチの紙面に話を戻すと、「岡崎真の目」は、好意的な論評でした。ただ、この人はオータムの際の4Tの回転不足の判定に賛同して、「こういう降り方をするとダメだということが分かったのは収穫」と、採点結果の「後付け」なので、話半分ぐらいの方がいいでしょう。

こちらは「ニッカン」で、同じく10月28日(月)付。ニッカンといえば、かつて高場泉穂という記者がフィギュアスケート担当で、彼女のコラムのあまりの酷さにニッカンから発行されていたフィギュア雑誌が廃刊になってしまいました。

今回、ケロウナには佐々木隆史という記者が派遣されています。一方、高場氏のTwitterを見てみると、いまは格闘技担当になっているようですね。来月はボクシングの井上尚弥選手の世界戦も控えていますし、新天地でのご活躍を期待しております。

で、この4T-1Eu-3Fのパラパラ写真はまだ作っていませんが、そのパラパラのちょうど裏面には小塚氏のコラムがあって、内容的には「良いことしか書いていない」のでちょっと不気味です(汗)。

地上波の方もある程度チェックしましたが、フジは相変わらず酷くて、言っちゃあアレですけど掃き溜めのようなテレビ局ですから、テレビに呼ばれるのはフジだけ(とくダネ・バイキング)という安藤さんのコメントもしょーもないものになるのは仕方ないかと。

一方、テレビ朝日はさすにがGPシリーズを抱えているだけあって、「修造&一茂のイミシン」は、「3A前後のステップは、4A成功のための必要なプロセス」という感じにまとめてくれていて、いい内容でした。修造さんは言うまでもないですが、羽鳥さんのモーニングショーでも、一茂さんは羽生さんをいつも評価してくれていて、「羽生さんのアスリート魂と論理性という両面性」を分かっています。

さて、スケカナについては、「羽生さん全振り」だったので、他の選手をあまり見ていません。少し振り返りをやりつつ、フランス杯に備えようと思っています。

では、また明日!

Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)

コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    連投申し訳ないです お忙しいときは読んでくださるだけでも嬉しいです。

    「全員がよい演技をして、その中で勝ちたい」
    これはいつの発言でしたかしら?それを聞いたとき、聞きようによっては高慢とも受け取れかねないのに、と心配したのです。

    しかしそれは私の理解が浅かった。なにも自信をみなぎらせて言ったわけではなくて、他選手の演技の精度やジャッジの対応、その場にいる観客だけでなく見る者すべてに納得がいく試合であることを望んでいる、ということだったといまは理解してます。
    (遅いわーー)

    Toshlくんさんはゆづ沼民となってから日が浅いのによくわかってらっしゃる。
    お花畑ファンの「特定の選手の足を引っ張るつもりはない」のはたしかにその通りで、そんなレベルはとっくに超えてますから。
    それに皮肉なことに、特定の選手のファンが「何なの、disるつもりなの」となれば思い当たることがあると表明してるようなもの。

    そこまで考えていったとは思えませんが、じつに言葉の使い方が上手だわ。
    普段からよく思考し、内省してることが良くわかります。

    そしてクリケのコーチたちとももう阿吽の呼吸なのですね。感情を表にださない日本人、とよく言われますがいまは英語も上達し、コーチたちも羽生さんがどんな人間かわかっているのでしょう。

    オーサー氏、トレイシーさん、それにお茶目なジスランコーチ、と個性が違うのもよいことだと思います。一対一だと煮詰まることもありますから。

    • Jun より:

      みつばちさま

      羽生さんには、自分のスケートは「こういうものだ!」という理想像(単なる願望ではなく現在進行形でクリケットで追究しているスケート)があって、しかし、そうではないものが採点上は評価されている。

      このギャップに悩んでいる部分を正直に吐露してくれましたね。だいたい、アンチなんてまともにルールすら知らない連中ばかりで、それは将棋関連の匿名掲示板でも実によく見かけます。

      例えば、藤井聡太七段が対局相手より数百円高いだけの昼食を注文すれば「先輩を敬え!」とよく分からない叩きをしたり、王将リーグで羽生九段に勝利した後は、「衰えた羽生に勝ってもなぁ!」とか。かりに羽生さんに負けたら「衰えた羽生に負けているようなら、もうピークは過ぎたな!」と言うに決まっていて、結論ありきなんですよ。

      「ジャッジを批判して、羽生さんの足を引っ張るな!」と言う「自称・平和主義スケオタ」も私はアンチと同じぐらい大嫌いで、その考えを他人に押し付けている己の傲慢さにまるで気づいていない。人間なんだから、「目で見て、感じたものは、誰だって発言する自由」があるんですよ。むしろ、海外ではそれが当たり前なんです。

      私は、海外のファンが中心になってオータムの採点に声を上げてくれたことは、本当に良い出来事だったと思っています。私自身は、そこまでスケートに入れ込むエネルギーも時間も無いので、むしろ「私の怒りを代弁してくれてありがとう!」と感謝しているぐらいです。まぁ、羽生さんの性格だから、もしやめてほしいなら「やめてくれ」とはっきり言うはずですからね。

      フランス杯では男子は採点が、女子は勝負が気になります。外野の視点でいろいろチェックしてみることにしましょう。

  2. ととちゃん より:

    スポーツ紙のご紹介ありがとうございます。
    スポニチはネットでセットを予約したので届くのが楽しみです。こちら関西なので、朝の番組で日刊の記者がスポニチに比べて写真の枚数で勝負すると宣伝しているのを見ましたが、高場さんの移動時期だとか、遅きに失した印象ですね。

    junさんが指摘されたように、オータムの採点への疑問を主に海外ファンが投げかけてくれたことは、非常に大きかったと思います。どの競技でも、観戦者が気持ち良く観戦する権利を有している訳で、その声が実際に競技を良い方向に導いてきましたよね。

    私自身はというと、AI導入の要望書に署名した程度ですが、ISUに働きかけた皆さんの行動力に敬意を持っています。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      AI導入要望書に署名されたのですね。素晴らしいです!

      ISUが、AIを含めた最新技術を用いた採点システムを拒否するのはナンセンスですよね。現状は「スポーツの体をなしていない」と言われても仕方ないです。

      フィギュアスケートを、絵画や彫刻のような美術や芸術にしたいならいいですよ。でも、そうなるとテクニカルもジャッジも必要なくなってしまう。そこに彼らの「自己矛盾」があるんですよ。

      スポーツとして、しかもオリンピック競技として存続させたいなら、避けては通れない問題だと思いますね。

  3. Sennin より:

    スポーツ報知も全文出ましたね。高木さんが頑張ってくれたみたいですね?。
    選手がそれぞれ個性がある評価される採点システムだったのが高難易度ジャンプ偏重傾向でPCSとの比較が合わなくなって来ている。このまま行くと健康状態にも影響があるということですね。私はこの辺が印象に残りました。それには、ジャンプも演技の一つだよクオリティの高い演技をすると高得点が出るということを今回証明したかったんですね?だからスケカナでミスのない演技をする必要があった。実際評価された。ここでジャンプ偏重の流れを止められたということだと思います。結弦くんはまだまだ言いたいことがあるはずです。それにしても、ただのトップスケーターではなく選手ファーストの考えを言えるリーダー的存在としてまた違う意味で結弦くんは必要ですね。大変だけどもう少し現役を続けて貰わないといけませんね(^。^)
    岡崎さんそうなんですよ!私は最初からこの方のコメントは話半分でみております。それが悪いことにスポニチ担当なんですよね~。日刊がこの頃いいなあと思ったら佐々木さんなんですね、納得です。

    • Jun より:

      Senninさま

      羽生さんは本心では、特にロシアの女子が「健康(というか自分の命)と引き換えに」、クワドをバカスカ跳ばされている現状を良くないと思っているはずなんですよ。

      でも、そういう直接的な発言をすると、彼女たちを否定することになってしまう。だから、もう少し一般化した内容にアレンジして、現場の大人(ジャッジと指導者)に対して警鐘を鳴らしているように感じます。

      岡崎氏は、まぁISUの人間なんで、そこは岡部さんとかと同じで、ISUについて都合の悪いことは「知らないフリ」を決め込んでいますね。結局、ポジショントークなんですよ。

      ニッカンは、あの3連コンボのパラパラ付録の良し悪しはともかく、今後はマトモな報道体制になってもらいたいです。