さすが、稔先生!よくぞ言ってくれました!CiONTUでも渾身のスケートを見せてくれたゆづファミリーの兄貴分。やっぱり信頼できるし、頼りになります。
興味深い分析です。かりにジャッジがGOEプラスの高い評価を与えたジャンプであっても、テクニカルが「回転不足」と判断すれば、GOEは一律引き下げられてしまうのです。ツイート主も訂正していますが、回転不足判定によるGOEの引き下げ幅は19-20シーズンは「-1~-2」になったとのことです(詳しくは、フィギュアスケート速報さんの「【決定4】GOE判定が11段階になる」の最下部を参照)。
よく私たちは、「今回のジャッジはクソやな!」とか思っちゃうわけですけど、ジャッジとテクニカルは分けて考えなきゃいけないケースが、まさに今回のOriginのようです。
大会前は、日本の山本ジャッジについていろいろ言われてましたけど、このOriginの採点については、正当な評価をしてくれていると思います。5コンポーネンツはすべて9点台をつけていて、4Tについても、回転不足で引かれる前は、単発の4Tに+2ないし+3、4T-1Eu-3Sに+3ないし+4をつけていたことになります。一方で、エイモズの明らかに両足着氷の4T-2Tに「0」をつけている。このおかしな判定において、誰が「悪」なのかだんだん見えてきましたね・・・。
ところで、関東のスポニチは一番上に貼った一枚のみでした。岡崎氏の解説は、特に4Tについては、もしこのデタラメな回転不足が取られることなく、クリーンな判定でも、同じこと言ってるのかよ?と問い詰めたくなる、しょーもない内容ですが、まあいいでしょう。
この週末はオータム以外にも2試合あったので、少しずつフォローアップしていきたいと思います。
では、また明日!
Jun
コメント
今回は、ジャッジが比較的常識的でも、テクニカルの目にバイアスが掛かっていたら異常な点数になるという 見本だったのですね。
羽生選手は、もちろんこれを発奮材料にするでしょう。そういう選手ですから。でも またもう一度このようなことが起こったらどうなるのか。改善しようにも、元々美しいジャンプなのだから変えようがない、など、心配が杞憂に終わることを祈るばかりです。
ととちゃん さま
皮肉なことに、テクニカルとジャッジとの「見解の齟齬」というものが生まれるということが、今回の件で学ばされましたね。
そりゃ、AIどころかカメラの台数すら増やすことに抵抗するわけだわ・・・と、レフェリーとテクニカルが自分のパワーを保持したいということなんでしょう。
羽生さんの出場するスケカナまでしばらくありますが、他の試合の判定も注目してみようと思います。