リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。すでに最終順位は出ていますが、男子のSPのみ見ておきます。
ハン・ヤン。86.46で首位発進。もしまだ見ていなかったら、真っ先に見るべき演技です。素晴らしかったです。中国男子シングルの開拓者はやっぱり彼だよなぁ・・・としみじみ感じました。クワドこそ無かったですけど、稔先生も「一流のトリプルアクセルですねぇ~~!」と大絶賛でした。スケーティングも良かったですよ。
ボーヤン。85.43で2位。稔先生もおっしゃっていましたが、最初の4Lzは「(身体が)上がりすぎ」とのことで、実際、物凄い高さだったんですが、着氷だけが惜しかった・・・。その後、4T-2T、3Aともにきっちり決めてきたのは、さすがでした。最近急増中の「なんちゃってクワド」とは、高さ、幅ともに、クオリティが違います。これが本家の「鰻屋の鰻」というやつで、「スーパーの鰻」とは訳が違いますよ。表現面は、ハン・ヤンと比べると物足りないので、そこがやはり彼の課題ですね。調子自体は良いと思います。
リッツォ。81.72で3位。音声をイヤホンで聞きながら確認してもらうと分かりやすいと思うんですが、使用している楽曲がライブ盤の音源なんですよね。スタートポジションで、いきなり大歓声と拍手が聞こえてくるので、「え?もう盛り上がってるわけないよね?」と意表を突かれました。これはかなり珍しいんじゃないかと。
さて、4Tと3Aは見事に決まったんですが、最後の3Lzで転倒してコンボ抜け。これは痛いですね。このコンボが入っていたら首位で折り返していました。うーん、もったいなかった。ボディバランスの良い選手で、密かに活躍を期待しているんですが、ジャンプの精度が上がってくるとブレイクすると思います。
刑事君。74.31で7位。動画が上がっていないので、感想のみで。冒頭の3Aは軸が曲がりながらうまく降りたと思うんですが、そのつぎの、3T-2Tが謎でしたね。稔先生もこのジャンプを跳んだ意図が分からないとおっしゃっていて、私も分かりません。刑事君がショートで単発のクワドを跳ぶなら4Sのはずだし、4Tを跳ぶはずだったとか?分からないですね。3Lzはしっかり決めてました。
男子SPは、ハン・ヤンが全部持っていった感じです。この記事を書いているのは金曜夜~土曜午前なので、この僅差の中で、誰が台乗りするのかまったく読めません。勝負の行方がどうなるのか、楽しみにしています。
そうそう、初日の生放送のBS朝日ではTESカウンターに技の名前が無かったのですが、深夜の地上波(テレビ朝日)ではちゃんと載っていました。2日目のフリーはBSから修正されていることでしょう。
では、また明日!
Jun
コメント
ハンヤンのスケーティング、気持ちがいいですね。とにかく3Aの高さがある選手として記憶していましたし、今回も素晴らしかったのですが、同じぐらい彼の滑りに魅了されました。現男子のパトリック枠と呼んだら言い過ぎでしょうか。
刑事くん、コーチに送り出されるときからものすごく緊張していましたね。あ、これダメだなと思って見ていました。謎構成で、緊張し過ぎて何を跳ぶか忘れてしまったのかと思ったほどでした。4T-3Tを狙っていたのでしょうか。他にもGPFがちらつくと、普段の力を出せないのかな、と思った選手が数人…
出場していない羽生選手の凄さを改めて感じた試合でした。
ととちゃん さま
ハン・ヤンは、フリーも最高の演技で、私の中で、「羽生さん、ジェイソンに次ぐ、3番目に好きな男子スケーター」に急浮上です。前からこんなにスケーティング上手かったの?と、ビックリですよ。Pさんの名前が出てくるのも納得で、むしろ感情表現と音を掴む能力はPさんより優れているような気もします。GPが1戦のみというのは、本当にもったいないです。
どーでもいい話ですが、将棋のプロ棋士の伊藤真吾五段が、ハン・ヤンに似てます。イトシンTVというYouTubeチャンネルも運営しています。
https://www.shogi.or.jp/player/pro/266.html