エチュード悲愴再考

エチュード悲愴再考

土曜日に父と晩飯を食べていると、数日前にNHKか何かの番組でスクリャービンのエチュード悲愴が紹介されていたんだそうです。じゃあ、ってことで、CiONTUの円盤を引っ張りだして、見てもらいました。CiONTUの映像は「ニコ動」の方でどうぞ。

羽生さんのプロで使われているのは「12の練習曲」の「第12番」ですが、この曲は、基本的にはピアノ曲なんですよね。オーケストラバージョンと、ホロヴィッツの演奏を貼りましたが、これが第12番です。で、プログラムの方はオーケストラバージョンなので、父はそこで「へぇ・・・」と感心していました。

ただ、ピアノの方を聞いてみると、かなり激しい曲です。でも、プログラムの悲愴は、美しく物哀しいメロディラインが主役で、激しさを強調する作りにはなっていない。クラシック愛好家の父に言わせると、「なんでこの部分が入ってないの?」ということらしいですが、震災後に作ったプロだし、奈々美先生がそのような「意図」と「目的」を持って、編曲されたんだなと思います。

実は、中国杯の悲愴って初めて見た気がします。技の字幕が邪魔でしたら、会場音の動画の方が画質もいいので、そちらをどうぞ。ノーミスの素晴らしい演技なんですが、字幕のおかげで気づいたことなんですけど、この4TがGOEマイナス(-0.57)ってのは、厳しすぎるかなと。フリーレッグが若干流れ気味な部分が「こらえた」とみなされたのかもしれないですが。案の定、ジャッジで評価が割れています。

当時はまだ採点が「匿名」だった時代ですが、いまだったら、「この4Tに-2をつけたバカ2人は、こいつとこいつです」と、すぐにネットで世界中に拡散されていることでしょう。それで採点がフェアになればいいんですが、相変わらず問題はありますからね。困ったもんです。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. 名無しの猫 より:

    中国杯の悲愴、ありがとうございます。
    私はニース世選で完落ちしているので、この悲愴、見られてうれしいです。

    4Tのマイナスは厳しいですよね。フリーレッグが若干流れ気味でそんなに減点されるもの
    なんですか。だって、フリーレッグが氷に着いても加点をもらえる選手もいたりするのに
    なぁ、なんて・・・もちろんフリーレッグが掠ったりしてもジャンプ全体を見て総合的に
    加点となるのかなっていうのは理解してるんですけど。
    てか、私くらいの乏しい知識でブツブツいうのもおこがましいんですが(ー ー;)

    採点のモヤモヤは置いといて、この初々しく美しい悲愴をもう一度見て、寝るとします。
    YouTubeを見始めると止まらなくなり、こんな時間になりました☆彡

    • Jun より:

      名無しの猫さま

      奈々美先生もかなり大胆な解釈で「悲愴」を作ったのだなと、新たな発見でした。他方で、ジェフは編曲の面では比較的オーソドックスですからね。

      おっしゃる通りです。そういう「特別扱い」がこのスポーツの品格を損ねているんですよね。政治とビジネスをスポーツに持ち込むのはやめていただきたいです。

  2. ひととき より:

    こんばんは

    私は元々スクリャービンのエチュードが好きなこともあり、悲愴のプログラムも大好きなんですが、コンペでは中国杯の演技が一番好みです♫唯一ノーミスでした。
    冒頭の4TにGOEマイナスが付いた件ですが、(当時)単独ジャンプ直前に必要なステップが、入っていないと判断されたのでは?田村岳斗先生が解説でしたが、そのようなことを仰っていた記憶があります。
    羽生君は冒頭4T〜3Tを予定していましたが、コンボに出来ない場合も想定して直前にステップも入れるようにしていました。そのステップが明確でないということで、マイナスが付いたのだと思います。

    試合ではないですが、THE ICEで見た悲愴は、もうジャンプはキレキレで疾走感が半端なく、まさしく蒼い炎でしたね〜
    Jun様が取り上げてくださったお陰で、懐かしく思い出しました✨どうも有難うございます❣️

    • Jun より:

      ひとときさま

      岳斗さんの解説情報をありがとうございます!そのステップの有無が実際にいまちゃんと採点に反映されているのか疑問ですが、この演技に関しては承知しました。

      THE ICEの悲愴についても、ご指摘いただきありがとうございます。私の方でも探してみたいと思います。

      久々にフィギュアスケートのまともな記事を書きまして、ご好評いただけて光栄です。また頑張ります。