スポーツ紙振り返り（2020.12.26）

（1）スポニチ

購入して軽くめくっただけの状態でしたので、改めてちゃんと読んでみました。まずは、小海途神を擁するスポニチさん。「Rock’n★YuZuRu」は3面を丸々使っていますが、デカいです。キスクラのゆずプーさんとの表情とのギャップがいいですね。

もしかすると羽生さんにとっての20-21シーズンは全日本の1試合のみになるかもしれないですが、両方新プロでしたし、ど派手なインパクトを残しましたから、長久保部長の頭の中では、全日本だけで「YUZU’LL BE BACK」を出すような気がするんですよね。神の手による秘蔵ショットがまだまだ眠っていると信じています。

（2）ニッカン

ニッカンは他紙と比べると物足りなく見えますが、Twitterのフィギュア専門アカウントの「Figure 365」を通じた情報発信が本当に有益でした。曲かけ練習の分単位の詳報も素晴らしかったし、シットスピンの件で小塚君に突っ込んだ取材もしていたり、「活字による情報発信」ということだと、今大会ではニッカンが一番だと思っています。

かつてのニッカンを知る一人としては、人が替われば、ここまで報道姿勢も変わるのか・・・と感慨深いです。

（3）報知

写真のサイズが勝手に調整されちゃってるんですが、ハイキックの写真は「2面分」使っているので、めちゃくちゃデカいです。もちろん矢口神撮影。記事の方の画像のレイアウトが「茶目っ気」のある作りで、ニヤニヤしちゃいます。

「明るくいくぜ」の上に並んでいる画像は、シニア転向後のSP一覧なんですが、こうして見ると、ブルー系が圧倒的に多いんですよね。だから、フリーの衣装はブルー系で来る予感はしていて、やはりその通りの色合いでした。

今大会、N杯と同様にメディアの人数がかなり制限されていて、それはカメラマンもそうでした。しかし、「代表撮影」という味気ないクレジットの写真も、矢口神や小海途神撮影の「神ショット」が含まれているので、驚異的なクオリティの写真がタイムラインに流れてくるんですよね。しかも、読売新聞の若杉さんが「読売新聞写真部」のツイ垢を通じて、他紙のカメラマンの写真もどんどん拡散してくださっていて、カメラマン同士の絆の深さを感じました。もちろん、彼らを結びつけているのが、羽生さんにほかなりません。みんなをハッピーにするのがゆづさんなんだなと再認識。

（4）東京中日

トウチュウは一面で扱ってくれました。ご存じのように、東海エリアの新聞なんですけど、こんなにデカデカと取り上げてくれて嬉しかったです。

（5）デイリー

じゃ、阪神タイガースの広報紙のはずのデイリーのこの「ハジケっぷり」も、どう説明すればいいのかと（笑）。「謙信大河 今日も楽しませてやるぜ」という予言も大的中じゃないですか。

そして、1枚目のガッツポーズのショットは、2面分を丸々使っているので、サイズ的には報知のハイキックショットと同じです。関西の新聞のはずだけど、どうしたの？と思いますが、まぁ、やっぱり売れるんでしょうね。

（6）サンスポ

全日本はフジのコンテンツですから、こちらも気合いが入っています。「結弦のロックンXマス」かわいいじゃないですか！

しかし、駅やコンビニで各紙買い集めたことのある方はご存じかと思いますが、スポーツ新聞って、私のような中年でも「ちょっとこれは・・・」という感じのコテコテな作りなんですよね。日頃はそんな読者層のために作られているはずなのに、羽生さんが試合に出た翌日は、ここまで変わる。今回は、嵐の特集もありましたが、ゆづファンの購買力って相当なパワーなんだと思います。

しかも、シットスピンの報道の件が象徴的でしたが、単に羽生さんの写真を大特集して売ろうというだけでなく、不可解な採点にも鋭く切り込んでいる。商業主義にジャーナリスト魂も加わって、本当に素晴らしいと思います。フィギュア村に飼われている古参ライターよりも、よっぽどいい仕事をしてくれている。今回購入しなかった東スポも、杉田先生に取材してましたしね。

明日は、フリー翌日の「天と地と」の大特集をご紹介します。

では、また明日！

Jun

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