ネーベルホルン杯(女子フリー)感想

ネーベルホルン杯(女子フリー)感想

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

真凜ちゃんのフリーはローリー・ニコル振付の「Lovers」。同名の中国映画で使用された楽曲で、作曲は梅林茂さん。衣装だけ見ると可愛らしいんですが、まぁ、梅林さんですから、そりゃぁ、曲は威厳と風格をまとっていて、簡単な楽曲ではないですね。そして、さすがローリーだけあって、彼女のなめらかに伸びるスケーティングを生かしながら、随所に「いままでの真凜ちゃんの演技には見られなかった面白い振付」も配置されています。

2A以降、ジャンプが乱れましたが、シーズン初戦で、しかも言葉も文化も何もかもが違う新天地で苦労しながら、これだけの演技ができれば十分ですよ。「ロック」なSPとの対比もいいし、今季は強力なプログラムが2本揃ったなと思います。徹底的に滑り込んで、ぜひノーミスの演技を披露してほしいですね。

舞依ちゃんは、昨シーズンの持ち越しプロでウィルソン振付の「Mission(ガブリエルのオーボエ)」。このプログラムはみんな大好きなはずですから、私がいまさら付け加えることは無いんですけど、いつにも増して、無駄な力みがまるで無い超省エネジャンプ(最大級の褒め言葉)と、伸びやかなスケーティングとスピードを見ていると、もはやフィギュアスケートの動きとは思えません。水上スキーというか、サーフィンというか、いや、イルカのような動物的な動きとも言えるような、不思議な感覚に陥ります。

最後のサルコウは、以前もミスがあったような記憶があるので、このジャンプだけは注意ですね。

さて、ザギちゃんです。フリーは「カルメン」で「チーム・エテリ」のグレイヘンガウス振付。それにしても、真凜ちゃんや舞依ちゃんを見た後だと、完全に真逆のスケートですよね。

「止まっては動いて」「またすぐ止まっては動いて」という、平昌五輪金メダルの原動力となった「ドン・キホーテ」を踏襲するようなプログラム。好き嫌いは別にして、エテリコーチが考える、「ザギトワが最も勝ちやすいプログラム」がこれなのでしょう。トゥルソワなんかも「勝てるプログラム」を「与えられて」いますからね。

やってる本人は一生懸命なので応援したいですが、「こりゃ、曲や衣装が変わっても、これから4年間こんな感じのプログラムなのかな?」と、近い未来を想像すると、ちょっと暗い気持ちになりました。

まだ多くは語りません。状況を見てからレビューを投下します。とにかく、「ニュース」だけは何が何でも手に入れられることをオススメします。

では、また明日!

Jun

にほんブログ村 その他スポーツブログ スケート・フィギュアスケートへ
スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)

コメント

  1. みつばち より:

    更新ありがとうございます。

    真凛さんの衣装、チャイナっぽいと思ってたんですけど、花が牡丹みたいだし、胸元も。
    日本人作曲家が中国映画の音楽を担当し、そのイメージを日本人スケーターが演技するわけで、美しいですね。でも劇的な部分があまりない曲だから難しい。

    ラファコーチとも笑顔で会話しているようで、英語も一気に上達したでしょうか?

    舞依さんは映画「ミッション」のテーマですよね。彼女の清澄なイメージが表現されててピッタリです。映画はジェレミー・アイアンズが出てたと思います。

    ザキちゃんの「オペラ座」は確かにぶち切れ編曲で、クリスティーヌかと思えばファントムになったりする「?」な感じ。物語のイメージはあまり関係ないのかな?
    まだ16歳だから若々しいクリスティーヌ、これからですねえ。

    • Jun より:

      みつばちさま

      真凜ちゃんのフリーの曲について「劇的な部分があまりない」というのは、おっしゃる通りです。わりと淡々としているのですが、衣装と振付がなかなか個性的なので、これでエレメンツが決まれば十分にインパクトを残せるプログラムになると思います。

      このネーベルホルンは大盤振る舞いのご祝儀スコアが飛び交っていた印象で、回転が危ないジャンプもいくつかありましたし、まぁ、GP始まってからでしょうね。オリンピックチャンピオンは色々言われますから、そのプレッシャーとも戦う一年になることでしょう。

  2. kanon より:

    いやもう全文同意です!
    ザギトワのカルメンはジャンプの位置が変わっただけのドンキですよね(;^_^A
    メドベもエテリ門下にいた時はいつも同じプロだと批判されてましたが
    彼女もこれからそう言われるようになりそうです。
    しかし、ステップはバタついてるし所々バランス崩しかけてたりかなり動きが
    雑だったのにあんな高いPCSが出るとは…。
    羽生さんもロンバルかネペラ出ればよかったと言いたくなります(笑)

    舞依ちゃんと真凜ちゃんは、スケーティングが素晴らしいのに上半身の動きが
    派手なロシアンと比べると大人しめで子どもっぽく見えるのかもしれません。
    今のトレンドはスケートより上半身の踊りですね。
    ただもうGPSであの点数出されたら4回転か3Aでも飛ばない限り勝てないですよ。
    どんなに上半身の動きを磨いてTRを充実させたとしても・・・。

    まっ勝敗はともかく私の好みは舞依ちゃんとかおちゃんです。
    羽生さんのように音楽や表現も大事にしつつ濃い繋ぎとスケーティングの美しさを共存させられたらザギーのことも好きになれるかも?

    • Jun より:

      kanonさま

      凄いスコアが出た割に、要所要所でけっこうヨレヨレだったので、彼女のベストパフォーマンスからは程遠い内容だと思っています。今後、もっと良い演技をしてもスコアは出ないかもしれない。このスポーツならではの珍現象が起こるかもしれません。

      そもそも昨シーズンのザギちゃんを思い返すと、SPで必ずミスをして、フリーで挽回するという感じでした。メドちゃんと違って、ノーミスを継続できるタイプじゃないので、舞依ちゃんや真凜ちゃんはもちろん、他の日本勢にも十分つけ入る隙はあると思います。

      花織ちゃんはちょっと心配ですね。ただ、舞依ちゃんがあの感じだと、一緒に良いトレーニングを積んでくれていると祈りたいです。

  3. sennin より:

    舞依ちゃん、JUNさんが仰る通り力みも感じなくて今回の出場選手の中で一番良かった。舞依ちゃんの良さが出てましたね。真凛ちゃんはジャンプの矯正もやっているのでしょうが私はスケーティングが凄く良くなったように見えます。表現は元々ありますのでこのプログラムを完成させたら凄いでしょうね?世界観もバッチリ出てました。フリーはラファの話を聞いてましたね(笑)

    雑誌の件ありがとうございました。了解です!

    • Jun より:

      senninさま

      真凜ちゃんはジャンプの低さが指摘されていたので、その部分に関しては、今大会ではあまり「違い」は分からなかったんですけど、スケーティングに力強さが出ている印象でした。ラファの言う事を聞いて、良いトレーニングが出来ているんだと思います。

      舞依ちゃんは、「これが自分のスケート!」ということを確認したわけで、今季はその強みを生かして、暴れまくってほしいです。現状では、日本勢の中では、舞依ちゃんと梨花ちゃんが調子の面で頭一つ抜けているようです。

  4. ふくこ より:

    JUNさま
    こんにちは。

    真凛ちゃん
    素敵でしたね~♪
    滑りこなして全日本で花開いてほしい!。

    舞依ちゃん
    2位おめでとう!
    私的にもっとキャラのある選手が好きなので(失敗しても・・・)、あまり印象に残らないのですが。
    これから大人になっていくにしたがって自分をどうだしていくか?
    これからが勝負だと。。。

    ザキちゃん
    強い!(アナウンサーを真似たわけではありません(笑)。
    今のところはまだまだ同国のジャンプ凄い選手の追従を許さないと思ってますが、来年、再来年はどうかな~?
    っとつい思ってしまいます。

    「ニュース」楽天注文しました~(^o^)。
    届くのが楽しみです。

    • Jun より:

      ふくこさま

      舞依ちゃんは、爽やかなプログラムと、優しくおっとりとした性格もあって、個性がバチバチに目立つタイプじゃないんですよね。でも、今季のプログラムは本当に彼女にピッタリで、しかも両プロともにウィルソン振付。ウィルソンも大絶賛しているので、次の五輪まで、SPもフリーもぜんぶウィルソンでいいのでは?なんて、私は思っているぐらいです。

      「ニュース」は、楽天でのゲット報告を聞いていますね。アマゾンはダメみたいです。あとは、書店に在庫の問い合わせをするのが良さそうです。

  5. ととちゃん より:

    真凜ちゃんのFS、品があって素敵でした。衣装もとても可憐で、彼女に似合っていますね。SPと対局で、表現の幅も広がることと思います。

    舞依ちゃん、先シーズンと今シーズンのSPが逆だったら、どうだったろう、とつい思ってしまいました。2シーズン目のオーボエは、すっかり自分のものにしていて、最後のジャンプだけが本当に惜しかったです。

    ザギトワは、さすがに金メダリストのオーラがありますね。しばらくは彼女が女王でい続けると思います。身長が随分伸びたのに、よく対応しているとも思いますが、全く違うプロも見てみたいですね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      真凜ちゃんはいい意味で開き直って、ラファの言う事を聞いて、「自分を変えてやる!」というような強い意志を感じます。

      前のチームでは、濱田コーチの寵愛を受けた宮原さんがいて、後輩には天才的な紀平さんがいて、昨シーズンはシーズン直前のプログラム変更のドタバタもあり、そしてスケカナでの意見の相違が決定打で、コーチとの信頼関係が厳しそうだな・・・と感じていました。

      太一君と二人での生活は大変でしょうが、彼女の生き生きとした表情を見ていると、がんばれよ!と応援したくなります。