RE_PRAYさいたま(土日現地)感想

RE_PRAYさいたま(土日現地)感想

RE_PRAYさいたまについて、1日目・2日目の現地参戦の様子&感想を振り返ってみようと思います。

初日(11月4日・土曜)は15:30開場・17:00開演でしたが、グッズの電子整理券が13:30の枠だったので、現地着は13時過ぎ。新宿から埼京線(快速)の方を使ったので、北与野からたまアリに向かいました。途中、あのジャガー横田夫妻のジャガークリニックを見かけて、へぇ、こんな所にあるのねぇ・・・と、結果的にあの前を何度も通ることになりました。

グッズについては、同行できなかった人から頼まれたキーホルダー(黒)とハンドタオル(青)に、モバイルショルダーバッグの計3品のみ購入。今回のキーホルダーは「羽生結弦展」のような財布に入れられるサイズではなく、まるでホテルの鍵についているようなサイズ感です。ゆづ茶はあれば買ってもいいかなと思っていましたが、みなさんも同じように考えていたはずで、売り切れていましたね。

ネット情報によると、たまアリ周辺で時間を潰すのは厳しいということだったので、お隣りの大宮に出向いて、ドトールでコーヒーおかわりとチーズケーキをいただき、たまアリに戻ります。

「女子率高い」というのは、あくまでも私の印象です。「男性多い」という意見も多く見かけたので、たまたまかもしれません。ただ、土曜(スタンドB席)よりは日曜(スタンドA席)の方が、明らかに「男性連れ」を多く見かけた気がします。

土曜日は会場内に入るまでにずいぶん時間がかかったのですが、日曜日はスイスイ行けたので、あんまり早く並びすぎるのも考え物ですね。しかし、中に入ると、女子トイレの列がすごいことになっていて、ビックリしました。4年前のワールドの時は周辺のオフィスビルのトイレは空いていた記憶がありますけど、ワールドや全日本のような大会の場合、開催時間が長く出入り自由なので、今回のようなアイスショーとはまた事情が違うのかもしれませんが。

座席はスタンドB(500レベル)で、中央からやや左寄りの最前列。このスタンドBは傾斜が急なので、後ろの2列目の座席が私の頭よりもさらに上の位置にあるんです。だから、フィギュアスケート観戦としてはマナー違反の「前のめりの姿勢」も影響が無いようで(周囲のお客さんが、2列目のお客さんと意見交換をしていました)、実際、例のせり上がるステージ上の羽生さんは、前のめりにならないと確認できないという状況でした。

ほぼ正面の席だったことが幸いして、スクリーンは比較的見やすくて、ゲーム画面はもちろん、文字も読めるし、ドット絵の羽生さんのキャラの衣装の判別もできる。プロジェクションマッピングと羽生さんが氷上に描く軌跡も俯瞰的に見られるので、来年以降のショーでたまアリでの開催があれば、この席はけっこうアリだと思います。

やっぱり「破滅への死者」の衝撃が印象深いです。6連からの演技ということで、プロローグでのSEIMEIや、GIFTでのロンカプのような緊張感が漂いつつも、でも、完全初見のプロなので、目の前の情報を処理しきれない自分がいました。

一方、後半は落ち着いて見ることができて、レクイエムは「おおっ!」というサプライズでしたけど、しかるべきプログラムがしかるべき場所に配置されているというか。そんなに新プロばかり準備するわけにはいかないですよね。ミュージシャンのコンサートだってそうですから。

インターバルを映像でつなぐスタイルなので、いつにも増してショーがテンポよく進行していきます。こりゃ、プロローグのようなアットホームな時間帯を排して、GIFTスタイルでそのままエンディングかな?と思っていると、アンコールのレミエン&SEIMEIがあって、その点、プロローグとGIFTをうまく融合した形を今回は提示しましたね。

それにしても、Tシャツでアンコールに出てきた後、わざわざ着替えてロンカプを滑りに戻ってきたのはサプライズでした。でも、ジョニーお別れの今年のFaOI神戸楽日も、グラスカの後、フィナーレ→Tシャツ姿でジャンプ合戦に顔見せ→フィナーレ衣装に着替え直してOtonalを滑る、なんてこともありました。衣装を見て、先の展開を決め打ちしてはいけませんね(笑)。

2日目はスタンドA席で400レベル。1日目よりも前になり、やや斜め右からリンクが視界に入る角度になったので、例のせり上がるステージがかなり見やすくなりました。ただ、スクリーンの文字は読みにくくなったことは確かで、今回のショーは、たとえ現地参加できたとしても、CS放送の録画はマストに感じました。

1日目の内容を踏まえて、あれだけ映像と連動したショーなのだから、「今回はプログラムの変更は無理だろう?」と予想しつつ、「あれ?ホプレガどうなった?」と不思議に思っていたら、阿修羅ちゃんの登場に会場が大爆発でした。初日公演の前、おそらく多くの方が、阿修羅ちゃんは今回のショーにかなりの高確率で入れてくると予想していたんじゃないかと。しかし、残念ながら初日はそれが叶わず、しかも、2日目の現地組の大半はその初日のセットリストは把握済のはずなので、そりゃビックリするはずですよ。初日公演の情報を完全遮断して2日目現地参戦した方よりも、初日を知っている人の方が頭をガツンと殴られるような衝撃だったでしょうね。

帰宅して初日公演の映像を確認すると、初日の「破滅への死者」でも火花は出てましたね。それと、これまた映像でチェックして分かったのが、「羽生結弦 破滅への死者!」という羽生さん本人の声でのコールが初日はブツっと切れていました。ただ、初日現地で観ていた時は、コールがあることすら分かりませんでしたが。

2日目のアンコール後でしたか、羽生さんが「RE_PRAYは自分のスケート人生を描いた物語ではない。架空のお話」という主旨の発言をしていました。あくまでも「羽生結弦という主人公が登場するゲームのような設定」だということですね。

例えば、私の好きな「龍が如く」シリーズも、歌舞伎町や道頓堀や伊勢佐木町を舞台に(地名は微妙に変更されています)、主人公の桐生一馬や春日一番が、ゲームの中でいろんな目に遭って、いろんな人たちに迷惑をかけて、たくさん衝突して、でも、周りに助けられてエンディングに向かっていきます。桐生や春日を我々プレイヤーが操作するわけですが、そのストーリーから何を教訓とするのかがゲーマーとしての醍醐味で、「桐生ちゃん、こうやって何でも一人で抱え込もうとする所、よくないよ!」とか「春日、どんだけお人良しなんだよ!」とか、あーでもないこーでもないと言いながらプレイするのが楽しいんです。

ネットの意見を見ていると、「相変わらず重い」とか「暗い」とかってのを見かけましたが、じゃあ、例えば、「『戦争反対!』とか、『差別のない世界を!』というメッセージを込めました」、なんてことになっていたら、それはそれで嫌でしょ?という話なんです。これだけグローバルにファン層を持つ羽生さんですし、論争性の高い問題をテーマとして扱うだけでも傷つく人がたくさん出てくるし、その人たちに対する「裏切り行為」になってしまうかもしれない。そこは間違いなく認識していると思うんです。

すべての人を満足させることはできません。でも、「見ている人が傷つかなくて済むテーマ・表現」というのはきっとあって、たとえ架空の設定であっても、あえて羽生さんが「主人公」を引き受けて、いろんなものを背負って葛藤していく様をみんなに見てもらう、という形に落ち着いたんだろうと思います。あくまでも、私の解釈ですよ。

さて、さいたまスーパーアリーナでの2daysに約28,000人が訪れたということでしたが、佐賀と横浜は箱が小さくなるので、チケットは間違いなく激戦になることでしょう。私はチケ取りはしませんが、ライブビューイングがあれば、今度は映画館から楽しみたいと思っています。

では、また明日!

Jun


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