ロシアジュニア選手権(女子SP)感想

ロシアジュニア選手権(女子SP)感想

今日は新宿に寄る時間があったので撮ってきました。二人組の女性も各々スマホをかざしていましたが、羽生君を撮っていたかどうかは不明です。リザルトは「こちら」。FigureSkatingRussia Wikiさんは「こちら」で。

コストルナヤ。79.97の1位。ナショナル採点ですが、よいスコアをもらえましたね。演技はいつもの通り完璧です。以前も書きましたが、私がフィギュアスケート女子シングルという競技に求めている「全て」を表現してくれているのが、今季の彼女のSPですね。

演技終了直後、本人が珍しく両手でガッツポーズしていたので、ものすごく手応えがあったんだと思います。

シェルバコワ。77.17の2位。昨年末のロシアナショナルで逆転優勝したことが彼女の自信になっているのでしょうか。スケーティングスピードが増して、演技も大きくなったように見えます。一つひとつの動きに確信と自信が漲っていますよ!

あとは、やっぱり3Lzのセカンドをループにせずに、トウループにしてSPは「確実にノーミスする」戦略に切り替えたことも大きい。・・・しかし、彼女に関して言うと、エテリ組ジュニア女子の「3本柱」の中では、体型変化がいちばん心配です。脚が細いだけでなく、身体の厚み自体が、トゥル・コスに比べて薄いので、一気に来るんじゃないか・・・と気になりますね。

トゥルソワ。7位の69.55。そもそも、ジュニアの試合で69点台で7位というのが異常なんですが、彼女のジャンプの転倒は珍しいですね・・・。彼女の転倒って、4回転以外ちょっと記憶にないです。

転倒は、3Lz-3Loのセカンドループですが、ループの軸が明らかに傾いていて、そのまま無理に回りにいって着氷で踏ん張りきれなかった、という感じに見えました。おそらく「事故的なもの」で、セカンドループが跳べなくなったわけではないと思います。

ジュニア・シニア通じて、女子シングルの中で、彼女は世界一のジャンプの技術の持ち主だと思います、ここに異論のある人はいないでしょう。よくネイサンと並べて語られることもあるんですが、彼女のプログラムはツナギの数が全然違うし、ジャンプの質自体も高いので、単に「高難度ジャンプでスコアを稼いでいる」ということで括っているだけではないかと。

見る前から分かってはいたことですが、当たり前だけど、全米の女子よりはるかにレベルが高いですね。少し前までは、エテリ組は「みんな同じ」と言われていましたが、この3人に関しては、スコア的には競っている割に、それぞれ持ち味が違うので、今後はさらに「長所を伸ばすような育成」をしてもらいたいなと思います。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. みつばち より:

    更新ありがとうございます

    こんなこと言ってはいけないのですが、ジュニアの演技は今だけなのかも、と思ってしまいます。特に女子は体形の変化で軽々とできたことができなくなってしまう・・・
    それが摂食障害につながって、というのは国を問わないのが現状なので。

    無心になって競技に挑めるうちが花なんて悲しすぎる。

    • Jun より:

      みつばちさま

      おっしゃる通りです。実は、コストちゃんが昨シーズン、衝撃のデビューを果たした時、「もし数年後、彼女が体型変化で勝てなくなっても、いまのこの素晴らしい演技を記憶に留めたい」という趣旨の発言をブログで書いた記憶があります。オリンピックを、誰もがベストコンディションで臨めるわけじゃないですから、これはもう仕方ない部分はあります。

      しかし、それにしてもエテリ組はあまりに小さい子たちに「無茶」をさせすぎですよね。おそらく日本だったら、「虐待だ!」みたいな記事を週刊誌に書かれかねないぐらい追い込んでいるなと。ただ、それはスポーツに対する国民性の違いがあるので、日本は日本のやり方で知恵を絞って追いついていくしかないでしょうね。現場はそうしていると思います。

  2. Fakefur より:

    コストルナヤは感嘆の溜息しか出ないです。シンプルなピアノ曲は完璧な技術とセンスを有するスケーターでないと滑りこなせないとは言いますが、フィギュアスケートの極意を凝縮して、見事な滑りですよね。曲の切れ目のところで、両腕を背中でクロスするところが珍しく外れて、彼女も人間だったのねと安心しました。

    トゥルソワがジャンプを二本跳び終わった後、TESカウンターがすでに30越えで、つい笑ってしまいました。動きは相変わらず体操選手みたいですけど、4回転の高さと流れは目を見張りますね。最初にトゥル子のクアッドを見たときの衝撃が大きすぎて、ワリエワも米のアリサもさほど大きな脅威に感じませんでした。

    落ち着かなく目をキョロキョロする癖がありますよね。フィニッシュした後、ああコーチに怒られる〜と言わんばかりの顔をしたり、この辺りはまだまだ子供で、女優然と構えたコストちゃんとは対照的で面白いですよね。

    シェルバコワの手脚の細さや歯の出方を見ていると、すでに摂食障害なんじゃないかと心配になってきます。この歳だと細い子は細いんですけど、転倒シーンは見ていられないです。彼女は儚い感じがします。薄幸の美少女を演じたらハマるでしょうね。

    • Jun より:

      Fakefurさま

      トゥルソワの視線とか表情とか、まさにご指摘の通りで、表現に意識や気持ちを込める感じはゼロですよね。ジャンプを跳んで、その他の要素をこなせればオッケー

      以前は、「コストちゃんがあれだけできて、なぜトゥルソワはできないの?」と以前感じていたんですが、最近私は見方が変わって、おそらく「あなたは、そこは気にしなくていい」とエテリに言われてるんじゃないかと。これは、宇野選手と似ていて、「余計なことを意識するとジャンプが跳べなくなる子」と予想しています。あくまでも私の想像です。

  3. ととちゃん より:

    コストちゃん、本当に綺麗ですね。もう、ため息…。にも関わらずキスクラでは可愛くて
    特に声がまだまだ幼いんですよね。ふと我に返る瞬間でした。

    シェルバコワ、仰るようにとにかく細いですよね。トゥルソワも細いですが、彼女より何か儚さを感じます。junさんの指摘で厚みだったのか、と。だからこそのあの雰囲気なのかも知れません。今のところ3人のなかでちゃんと女性らしいのは、コストルナヤでしょうか。

    トゥルソワは、ジュエルズインタを読んでから ちょっと見直しています。しっかり自分の考えを持って取り組んでいるようで、それがどう実っていくのか (或いは体型変化で躓くのか)、見守りたいと思っています。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      シェルバコワの「身体の厚み」は、「フィギュアスケートYouTube動画Blog」のコメでそういう書き込みを見かけて、なるほどなぁと同じ感想を持ちました。

      ジュエルズはまったく読めていないのですが、明日はちょっと余裕があるかもしれないので、時間があればチェックしてみます。

  4. sennin より:

    コストちゃんノーミスでしたね!毎回同じことを言ってますが私もこれが女子のスケートのような気がします。といっても高度ですけど、本当に素晴らしいですね?ザギちゃんは医大に行きたいのを断念したらしいですが、コストちゃんはどうなるのかな?私は少しでも長くコストちゃんのスケートを観ていたいです。
    シェルバコワちゃん滑り込んでいるのか凄くよくなりましたね!今までになく吸い込まれてしまいました。
    トゥルソワちゃんのジャンプはさらに巧くなってきた感じがします。確かに最近エテリチームの選手の演技を観ることが多いせいか、トゥルソワちゃんは体育会系の音楽や振り付け、おまけに衣装と言う感じがしてきました。キャラではないですが個々の得意なスケートに合わせているように見えてきたから不思議なものですね?でも、同じ振付け師ばかりでは限界というものは否めないのではないでしょうか?それはこのチームの振付けだけに限らず伊藤聡美さんの衣装デザイン、材料の使用やJr.男子は佐藤操さんが多いのか似てるように見えるこの頃です。話がそれてしまますが操さんは若い男子は滑りやすいのでしょうかね?スピード、間の取り方、音楽の呼吸など同じものを観ていると感じる時があります。

    • Jun より:

      senninさま

      日本における「似ている」という指摘、共感します。伊藤さんの衣装、佐藤さんの振付、売れっ子で実績もあるのでオファーが殺到するのは仕方ない部分あると思います。

      ただ、伊藤さんの衣装については、「え?これも彼女なの?」という驚きを、私自身は今季とくに感じましたし、それだけ常に勉強を続けてマンネリにならないように努力をされていると思います。ただ、見る人が見れば、似ている衣装もあるのかもしれませんね。

      操先生については、かつての佐々木彰生君とか、友野君のお巡りさんや島田君のスポーツ行進曲、佐藤洸彬君のトーテム等々、コミカル系や奇抜系のイメージが強かったです。ただ、友野君のウェストサイドやリバーダンス、洸彬君の「革命」も操先生ですし、王道系やクラシックでもしっかりプログラムを作れる人ですから、引き出しが多くてやっぱり優秀だなぁと思いますね。