お写真は「デイリー」さんの記事から。キャッチャーの戸柱がCSでは大殊勲でした。ベイスターズには若手の山本祐大というキャッチャーがいて、「若くて打てて肩も強い」ということで、もう日本No.1キャッチャーと言っていいと思います。日本代表侍ジャパンにも選出されましたしね。ただ、そんな彼が9月18日の広島戦で右手首にデッドボールを受けて骨折。その後、3人のキャッチャーで回していたんですが、CSの全8試合をベテランの戸柱に一任。今シーズンはベンチを温める機会が多かったベテランが、この大一番で打撃・リードの両面で巨人を翻弄していましたね。
さて、2024年シーズンのセ・リーグの順位表を貼りましたが、DeNAは71勝69敗の貯金2の3位で、首位の巨人から8ゲーム離されてのフィニッシュでした。しかも、9月に入った段階では広島カープが首位でDeNAは4位だったんですけど、9月のカープは5勝20敗の大不振に陥って4位に後退。DeNAは「棚ぼたの3位」と言われても反論しようがありません。
クライマックスシリーズのファーストステージの阪神戦。今シーズン阪神とは11勝13敗とまずまず戦えていて、DeNAは初戦を絶対的エースの東(13-4)、2戦目にジャクソン(8-7)と先発ローテーションの要の2枚を投入できるので、もしかしたら勝ち抜けできるかも?という期待感はあったんですね。
で、阪神を2連勝で下して、ファイナルステージの巨人戦。DeNAは、今シーズン巨人には8勝16敗と大きく負け越しており、しかも前述の東は阪神戦で肉離れによる負傷交代で戦線離脱。ジャクソンを使えるのは4戦目からなので、DeNAは「裏ローテ」と呼ばれる不安定な先発陣で最初の3試合を乗り切らないといけない。一方、巨人の先発陣は戸郷(12-8、2024年奪三振王)、菅野(15-3、2024年最多勝)の二枚看板に、グリフィン(6-4)、井上(8-5)、山崎伊織(10-6)も優秀で、正直3連敗で終戦でもおかしくないと思っていました。
そうしたら、DeNAがいきなり3連勝で日本シリーズに王手。「裏ローテ」の先発陣がシーズン中では考えられないような好投。今シーズンのチームエラー数「96」というセ・リーグ最低の守備陣のはずが、ノーエラー&ファインプレーを連発。試合でできなかったことを当たり前のようにできるチームに変貌していました。一説によると、コーチ陣で退団する人がいるからチームが結束したんじゃないか?という情報もあるんですが、いずれ明らかになることでしょう。
さすがに4戦目以降はエラーも出たし、三浦大輔監督の采配も「どうなの?」と思う所もありましたが、よく勝ってくれました。
さて、日本シリーズの相手は絶対王者の福岡ソフトバンクホークス。今年は交流戦で3回当たっていて、1勝2敗。え?一つ勝ってるんだ?とビックリでした。下馬評では、ソフトバンク大優勢で、まぁ、そりゃそうでしょう。でも、例えば、プロ野球以上に番狂わせの少ない将棋の世界で、叡王を奪取した伊藤匠さんは叡王戦開幕前は藤井聡太さん相手に「0勝10敗1持将棋」でしたから、やってみなきゃ分からないとも言えます。
日本シリーズは土曜日(10/26)の横浜スタジアムで18:30から開幕。地上波でも全試合放送があると思いますので、ぜひお時間のある方、ご視聴いただければと思います。
そうそう、ヤフーニュース的に一番バズってるのが「日テレ中継突如終わる」って記事で、ただ、その日テレでリアルタイムで見ていた私だけど、まったく腹は立たなかったですね。実は、日テレの野球専門チャンネル「DRAMATIC BASEBALL 2024」で、放送ではバツっと切られた三浦監督のインタビューやハイライト等がすぐにアップされたんですね。このチャンネルは、細かく動画をアップしてくれるんで、とても便利なんです。
まー、確かに日テレが放送すると、巨人選手の打つ平凡な外野フライでも「うぉおおおおおっと、どうだぁぁあ?」とアナが大絶叫でうるさいんですが、それも風物詩って感じですよ。
あとは、我々的に信頼が失墜しているフジテレビですけど、フジONEの「プロ野球ニュース」はこのCSのベイの試合を1試合30分はかけて振り返りをしてくれて、そもそも番組MCにベイスターズOBの谷繁さんとか野村さんとか高木豊さんが起用されていて、解説者にヒゲの斉藤さんも呼ばれるし、まったく巨人寄りの放送スタンスではないんです。フジはプロ野球ニュースはいいんですよ!フィギュアはもうどうしようもないですがね・・・。
では、また明日!
Jun