MEGADETH『The Sick, the Dying…and the Dead!』
このバンドは、リーダーでギター兼ヴォーカルのデイブ・ムステイン次第という所があって、作品の出来が良いと、心身ともにコンディションがいいんだな!ということになります。デイブも今月で61歳になりましたが、いやぁ、この年齢でもこれだけ過激でカッコいい曲を書き続けているのだから、俺らも歳を理由にダラケてはいられんな!って話です。1曲目の「The Sick, the Dying…and the Dead!」と、2曲目の「Life in Hell」でツカミはオッケーという感じで、この2曲が気に入れば、どんどん聴いていけるとおもいます。スカっとした疾走感と、予想をちょっと裏切るような意外性ある曲展開が合わさって、90年前後の全盛期の彼に戻った印象を受けます。
Slipknot『Vol.3: (The Subliminal Verses)』
Slipknotの新作が今月30日に出るので、過去の作品を聴いていた所、18年前(2004年)発売のこの3rdアルバムがやっぱり思い出深いです。デビュー作『Slipknot』は1999年に発表されて、「9人組の覆面集団のワケわかんない過激音楽」ということで当時かなり注目されました。翌年には来日も果たしていました。つづく2001年発表の2nd『IOWA』が最高傑作として呼び声が高く私もそれには賛成なんですが、個人的にはメロディの質の高さは3rdが上と思っています。そこが、熱心なファンには「日和った作品」と酷評されるようですが、いいものはいいんですよ。
先行発表されている新曲の中では、「The Dying Song」がちょっと昔っぽい雰囲気があって気に入っています。万人を満足させるのは難しいとは思うけど、過激な音像の中に甘ったるいメロディが隠し味にあるのが彼らの魅力だと思うので、期待してますよ!
では、また明日!
Jun