「金メダルの食卓」(10.26)感想

「金メダルの食卓」(10.26)感想

BS朝日にて先週土曜日(10/26)に放送されましたが、ABEMATVerテレ朝動画にて無料視聴可能です。録画できなかった方はぜひチェックしてみてください。

さて、こちらの番組、味の素のビクトリープロジェクトとアスリートとの関わりを紹介する内容で、我らが栗原秀文さんと柔道の阿部一二三選手との歩みがメインで、その後に羽生さんとのお話、そして、パリ五輪ブレイキン代表のShigekix選手もサポートを受けていたようでした。

羽生さんの部分だけでなく、全編通して視聴して分かったことは、栗原さんが羽生さんに対するサポートで得た「成功体験」が他の競技のアスリートへのサポートに確実に生きているんだろうな・・・ということでした。阿部選手との関わりは東京五輪前の国内選考会からということでしたし、おそらく羽生さんぐらい長い付き合いだと、競泳の入江陵介選手ぐらいかもしれません。

柔道の計量について、「前日計量の後、当日計量では階級リミットの5%まで増量していい」というルールがあることを初めて知りました。これが例えば、ボクシングや格闘技の場合、基本的には前日計量さえクリアできれば、いくらでも戻せるわけですが、ただし、ボクシングでもIBFという団体のみ、前日と当日で2回計量があり、当日の増量値は10ポンド(約4.5kg)以内まで可とされています。

ボクシングの場合、軽い階級でやれれば身長やリーチの面で有利ですし、数ヵ月に1試合という「一発勝負」なので、それこそ水抜きやら塩抜きやら何でもやって10kg以上減量して試合に臨みます。一方、柔道の場合、1日に何試合もやらなきゃいけないし、パワー負けしたら何にもならないので、ボクシングの減量計画とは事情が違って当然だなという気はしますね。

それにしても、阿部選手のために、1回戦用、準決勝用、決勝用のサプリ・食事等々をすべて事前に準備して、あのゴツい栗原さんがポストイットにイラスト入りでメッセージを書き込んでいる姿を想像すると、泣けてきちゃいますね。そりゃ、負けられないよねと。

羽生さんのエピソードは北京五輪のフリー後、エキシビまでの10日間の食事サポートについてでした。あの10日間と言えば、EXの日に「春ちゃん」を演じただけではなく、サブリンクで連日過去プロを披露していたことも忘れるわけにはいきません。あの名演にも栗原さんのサポートが関係していたと思うと胸熱ですよ。

減量の話に戻ると、たしかに水抜きの効果ってすごくて、私が7月にコロナでダウンした時、あまりに喉が痛くて、「水が飲めず、唾液も全て外に出していた」んですね。口にしていたのはOS-1のゼリーだけでしたが、2~3日で4~5kg落ちました。でも、アスリートの人たちは翌日試合をしなきゃいけないんだから、無茶な減量で試合に間に合わせた所で、力を出せなければ意味ないですもんね。

しかし、ほんの数年前のフィギュアスケートの若い女子選手が、そーいう無茶を日常的に強いられていたのかと思うと、恐ろしい話です。ロシア勢がいなくなったことで高難度ジャンプ競争が一段落し、年齢にも制限が設けられ、一時期の不健康な状態から脱したかもしれません。でも、かつての人気を取り戻すためには、ルールとジャッジですよ!特にジャンプの判定については、最新のビデオ判定を導入して、すべての選手を公平・平等にジャッジしなければ、この競技に未来はないです。

では、また明日!

Jun


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