
「太宰を読んでおこうって思ったんですよ。僕、今までそういう小説っていうものにあまり触れてこなかったんです。まともに読んだ本といえば『古事記』くらいしかなかったので」
「読書時間みたいなのがあって、その時に母に渡された『古事記』を読んでいたぐらい(笑)。自分の中で小説というか、活字に触れるという機会がなかったというか、あまり自分も得意ではなかったので。だから今回、オーディブルで音声を流しながら、『人間失格』を読んでいました」
これで今度は、「古事記」と「人間失格」が売れてしまう!と感じたのは私だけではないはず。羽生さんに注目している全国の書店員さんは在庫の充実のために動き出していることでしょう。
オーディブルは私は買ったことは無いんですが、今後、受験関係の参考書あたりから「オーディブルとのセット」は定番になるかもしれません。英語の学習書は、文法の問題集や長文の問題集にも音源がつくのは当たり前の時代ですが、例えば日本史や世界史の講義本も「読み上げ音声を聞くこと」で内容が定着すると言われています。
ふと思ったのは、私は作業中にゲーム実況動画をラジオ代わりに流すことが多いんですが、例えば、「龍が如く」シリーズは近作はフルボイスなんですけど、聞き流しているだけでストーリーもセリフも覚えちゃいますからね。私の大好きな黒田崇矢さんがナレーターだったら、オーディブル版の作品もぜんぶコンプしたいぐらいです。で、「オーディブル・声優」で検索をかけてみると、「走れメロス」を大塚明夫さんが担当しているんですね。他にも大物声優さんもガンガン出演していてビックリ。
執筆はいつも手書きだ。紙に書き殴る。
あのストーリーブックを読んでいて、文体がやけに生々しくて、良い意味で文章が「洗練されていない」と感じたんですよ。もしかすると「手書き」ゆえの影響はあるのかもしれません。自分の場合、「手書き」で書かなきゃいけなくなったら、まったく何も思い浮かばないんですよ。だから、高校までの国語の試験とか酷かったですからね。手書きでスラスラ書ける人はやっぱり尊敬します。
しかし、徹夜ねぇ・・・。若いから無理ができるんでしょうが、寝不足で練習中に怪我なんてしたら大変ですから、気をつけていただきたいと思います。
では、また明日!
Jun
