「BOW AND ARROW対談」感想など

「BOW AND ARROW対談」感想など

かなり出遅れましたが、感想をメモ代わりに残しておきます。

米津玄師さんって、「フィギュアスケートをライトにご存知の超有名人」という方だと思うんですが、羽生さんが嬉しそうに「専門的なお話を語り掛ける様子」がとても新鮮だなと。

これが例えば、MIKIKO先生や清塚さんとの対談になると、「実際にかなりの数の仕事をしている仲」なので、羽生さんのスケートの部分について言及することに「遠慮」があるし、羽生さんも意識的にそういう話を振っていないように見受けられます。音楽の話や振付・ダンスの話に「限られて」いるわけです。

じゃあ、それなりに事情に詳しいスポーツ記者相手の場合はどうかと言うと、羽生さんは、コメントする内容をあくまでも「お仕事的な範囲」に制限している。だって、「羽生結弦」だけでメシを食ってる人たちじゃないし、あのスケーターやこのスケーターも取材しなきゃいけない。自身のプログラムやショーの「説明」にセーブしている印象を受けます。

で、対談動画の内容について言えば、「メダリスト」ならびに「米津玄師」をほとんど知らない私にとっては、お二人が「共鳴」「共感」しているポイントにピンと来ない部分も多く、もどかしい所もあるんです。もし私のような方がいらっしゃったら、この対談動画には「チャプター」がついているので、「BOW AND ARROW」ショートプログラム本人解説(37:37)から見ても良い気がします。

そこでは、「曲をもらってから、羽生さんがどのようにエレメンツを配置したか?」という話がなされるんですが、「SPで(曲が始まって)50秒ぐらいでやっと1本目のジャンプを跳ぶのはありえない」というのはまさにその通りで、いわゆる男子のクワドジャンパーは、この最初の単独ジャンプの所で4回転をなんとか成功させるべく、全エネルギーを集中させます。この辺りは「競技者目線」のお話で非常に私にも分かりやすかったです。この辺りの対話を足掛かりにしながら、「メダリスト」の作品に触れた上で、改めて対談動画を見るとよく分かってくるのかなという気がしています。

それぞれの分野で「トップ」を走るお二人だからこそ、同業者に気軽に相談できない「孤独」「プレッシャー」ってあったと思うんです。お互いが「内に抱える葛藤」のようなものに対して、「部外者」だからこそ部分的に「さらけ出せる」というか、共感し、リスペクトし合い、それが自信に繋がるのであればとても意味のあるコラボだったように思います。

しかしあれですね。今年のノッテの後、「来年のコラボどうすんの?」問題が浮上したわけですけど、「米津さん以上のシンガー」もちょっと私は思い浮かびません。いきなりすごい人とのコラボが成功しちゃうあたり、「羽生結弦、生き急ぎっぷりがますます加速しているぜ・・・」と思わずにはいられません。

では、また明日!

Jun


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