
この第七回のライブ配信は2月28日(金)夕刻で、「BOW AND ARROW」のMV解禁は3月5日(水)夜でした。
いまさらこの配信を「初めて」聴く人間は世界広しと言えども私ぐらいでしょうが、それでも新鮮な驚きと発見がありました。以下、感想をまとめておきます。
(1)「最近『お見知り置きを』をすごい言ってる気がする」→→「お見知り置き」は、「龍が如く」の自己紹介時のセリフでやたら出てくるんですが(*この「6」の巌見恒雄は大森南朋さんです)、これって「男はつらいよ」の主題歌の最後のセリフが大元のようです。チャットでも指摘を見かけましたが、「ペルソナ」のセリフにもあるようですね。
(2)「大きなお仕事」→→もちろん「BOW AND ARROW」のMVのことですが、当然ここでは詳細は伏せられているわけですが、5日後に解禁になってビックリでしたね。ノッテの萬斎さんとのコラボが控えていることもあって、実際「振付を覚えている」という発言もこの配信であったので、まさかあんなにビッグなお仕事だったとは・・・と、いまこうやって聴いていても感慨深いです。
(3)「プロジェクションマッピングに合わせる件~会場ごとの暗さの違い」。→→これは「どう合わせてるんですか?」という質問からの流れで、会場ごとの狭さや照明の暗さが違うので、ジャンプの難易度も変わってくると。貴重な証言を引き出せて、これはいい質問でしたね!以前、東京ドームの「GIFT」はリンクをフェンスが囲んでいないので、「(ドームは)ジャンプの際の空間認識が難しかった」という話がありましたが、そもそもアイスショーやエキシビの暗さで4回転や3Aを当たり前のように跳ぶ人なんていませんから!でも、ふと思ったのは、プロ転向後に羽生さんに注目する方々って、競技者時代の羽生さんの演技を動画で見ることはあれど、他のスケーターの試合や、ましてやエキシビなんて見たことないって人がこれからどんどん増えていくかもしれませんね。
その関連で少し脱線しますが、「BOW AND ARROW」のMVを通じて「ジャンプの違いを知りたい」という方がいらっしゃることをTLでも見かけました。自分の場合どうやって覚えたかというと、「試合を見て、プロトコルを見て、そんでもってブログを書いて・・・」ってことを繰り返すうちに、いつの間にか覚えていった感じです。ただ、これって「他の選手の演技&プロトコルを見る」というのも大事で、エッジエラーの有無、回転不足等の判定(あるいは見逃し)も経験値として蓄積されていきます。羽生さんのジャンプって例外的に素晴らしいわけで、「ダメなジャンプ」「ダメなジャンプなのになぜか高い評価」も含めて山ほど見るからこそ、羽生さんの演技の価値が分かってくる部分もある。この辺りの話って、テレビ・新聞・雑誌・書籍は基本ダンマリですから、ネットがあって、フィギュアスケート人気の全盛時代に皆さまと交流できたことって、本当にラッキーだったなと感じています。
(4)「Echoes追加公演は無し(会場を簡単に確保できない)」→→このメンシプで「追加は無し」とはっきり明言していたんですね。「去年はノッテ2024の直前にFaOIと同時発表だったけど?」なんてトンチンカンなことを私もどこかで書いた気もしますが、利府グランディを今年も4月に確保できるとは限らないですからね。かりに、会場確保の面で「5月以降なら追加できるかも?」という話があったとしても、今年は「ゼビオのショーの準備」とかぶってくるんじゃないかと。てか、FaOIの第一弾スケーター発表にやはり羽生さんのお名前は無かったですが、もし「ゼビオのショー」が決まっているのであれば、それはもう何年も前からのオファーのはずで、そりゃFaOIは無理だよね・・・と。もちろん私の勝手な推測ですから、もしかしたらFaOIインもあるかもしれないし、ゼビオのショーなんてものは元から無いのかもしれませんが。
という感じで、すでにTLでファンの皆さまの感想を把握した上で、半月ほど経ってから聴いても、やっぱり楽しかったですね。あと、先日のノッテの挨拶もそうでしたが、らじおのトークもかなり上手くなっている印象を受けます。
さあ、第八回も実は10日以内に聴けるわけですけど、さすがに新情報の解禁は無いかな?てか、ノッテとMVの裏話だけでも内容盛り沢山のはずなんで、ぜひぜひ楽しみに待ちましょう!今度は私も出遅れなくて済むと思います(笑)。
メタルジョギング・チャレンジは219日目。THE DILLINGER ESCAPE PLANの『Miss Machine』(2004年7月)です。このバンドは、私が20代の頃に熱狂したバンドの一つで、彼らの来日公演(渋谷のパルコの辺りのライブハウス)にも参戦し、そのキ〇ガイじみたブチ切れパフォーマンスにド肝を抜かれたことを今でも覚えています。20年かそれぐらい前の話ですね。
彼らの音楽性を評するなら、「うるせー音楽なのにそうくるか?の意外性満載なロック」とでも言えるでしょうか。1曲目の「Panasonic Youth」がまさに彼らの名刺代わりの一曲。グレッグ・プシアート(Vo)がギャーギャーわめき散らすのを耳にすれば、世の良識ある皆々様の眉毛が八の字になること確実なうるせー音なんですよ。でも、演奏陣はバカテク揃いで、緩急織り交ぜつつ、「なんだか後ろでごちゃごちゃやってるぞ?」と、ジャズ・プログレの要素をごった煮して2:31秒で終わるという、とんでもない曲です。
9曲目の「Baby’s First Coffin」もストップ&ゴーが何か所にも配置されていて、個人的には面白い曲です。しかし、このライブ映像、どっかのスーパーだかモールの吹き抜けのイベントスペースですかね?上半身ムキムキのグレッグがわめいているのを見て、渋谷のライブの記憶が蘇ってきましたよ。しかも、黄色Tシャツのギターの人が0:50あたりで後方のアンプに足かけてジャンプしてるんですかね?あぶねーよおまえ!と。でも、こういうこと確かにやってたわ!と。
アルバム全11曲40分という潔さですが、とにかく1曲1曲に詰め込む情報量・演奏技術がすさまじく、アルバム後半になってくるとメロウなバラード調の曲もあるんです。21年前の作品なのにまったく古くないですよ!才能豊かなこのバンド、2017年に解散するんですが、昨年6月にオリジナルヴォーカルのディミトリとともに再結成ライブを敢行しています。
一方、ムキムキのグレッグはというと、Better Loversなるバンドを組んで、昨年10月にアルバム『Highly Irresponsible』を発表。めちゃくちゃカッコいいです!このMVを見てたら、グレッグがぜんぜん年とらなくてビックリなのと、ドラムが手数が多くてめっちゃ上手い!リンクも貼りましたが、バンドの公式チャンネルで本作全曲聴けますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
では、また明日!
Jun
