2019年4月9日発売。税込み価格「1,080円」。
さて、遅ればせながら雑誌のレビューに取り掛かります。まずは、定番の「通信」から。本書の内容を確認して、みなさんと情報を共有した上で、明日以降、他誌と比較するという手順を取ると、購入するかどうか悩ましい他誌の特徴が分かりやすいと思います。
(1)すべてがゆづ!
今回の通信は凄いですね。バックナンバーでどんなにゆづ濃度が高い号も、他の選手を数名取り上げていることがありました。しかし、今回は、全84頁(表紙・裏表紙含む)すべてが羽生結弦尽くし。バックナンバーと比べて、いまの通信が「多少薄くなった」のは事実ですが、この部分を取り上げて文句を言うゆづファンは世界中を見渡しても皆無でしょう。凄いとしか言いようがないです。
(2)宇野選手はピンボケの後ろ姿1枚のみ!
私はここを高く評価したいです。大会前のあのおぞましい代表会見のショットですが、11ページに宇野選手と刑事君のピンボケ気味の斜め後ろ姿が写っているのみです。かりに羽生君がワールドを勝っていたとしても、彼が台乗りしていたら、フリー後の表彰式や、会見のショットで彼が写り込んでいたわけで、雑誌の完成度としてはどうなんだ?と不満は残っていたことでしょう。羽生君は勝てなかった。でも結果的に、史上最高の出来の通信を手にすることができた点では、満足されている方もいらっしゃると思います。
(3)安心の時系列的な写真の並び
さいたまワールドの羽生君の「歩み」を追体験できる写真の並びです。これまで、「フィギュアスケートマガジン」は、各試合での羽生君の行動と言動をテキストで完全再現してくれていましたが、その写真版が「通信」と言えます。「じゃ、その2冊あれば、他はいらないじゃないか?」と言われると、それもそうなんですが、それでは、フィギュア雑誌ウォッチャーの端くれとしてあまりに雑な仕事と言わざるをえません。マニアックな雑誌もしっかり見ていく予定です。
さて、個人的な一押しのショットは、22頁の上のショットです。黒のウェアでこのドヤ風味が入っているのはなかなか珍しと思います。
うーん、絶賛しておいて何ですが、Originは写真の粗さがちょっと気になるかな・・・と言う気もしますが、いくら画質の良い写真を収録していようが、並びがアレなら台無しですもんね。よく頑張ってくれたと思います。通信編集部の皆さんに対して、感謝の言葉以外見つかりません。
では、また明日!
Jun
コメント
レビューありがとうございます。
早速22頁上を確認しました。アイリン手袋でドヤ風味、いいですね。
通信が多少薄くなったのは、「協力 公益財団法人 日本スケート連盟」が徴収していく分
だと私は勝手に理解しているので、気の毒に思いこそすれ、文句はありません。
マガジンと通信はマストですが、他も厳選して買っています。
応援ブックは羽生結弦尽くしで頑張ってくれたので買いました!写り込みもないですし。
買っていないものも、Junさんのレビューを参考に買い足していきたいと思います。
名無しの猫さま
タイムリーにレビューが出来なかったので、かなりディレイ気味ですが、購入した雑誌はしっかりご紹介する予定です。
ただ、「あえて買っていない」ものもありますので、その点はお察しいただければと思います。
やっぱり通信は裏切らないですね!
私は全部好きです(笑)特にオトナルは柔らかい表情で素晴らしい。いろんな表現のできる選手ってことですけどあと春ちゃんも良かったです。
Twitterで会見の席だけでなく司会者の対応のことで賑わってましたが記者やカメラマンは結弦君が端で余計なものは入れなくていいので逆に良かったですよね?あのおじさんは何者か未だに不明のようですけどね。山口さん達とも席がちかいような雰囲気でしたから、まあメディアは結弦君しか感心ないわけですし…。
前回の通信は友野くんとのショットがあってあれは良かったです。
ところで私は卓球も好きなんですけど中国の記者に張本君がインタビュー受けてて好きな選手に「羽生結弦選手」と即答してました。小さいときにもいったことがあるんですけど今でも変わらないのかと思うと嬉しいですね。ソチの凱旋パレードでもみたのかなあ?
そう言えば佐藤駿君と同学年なんですね。二人とも結弦君を目標に頑張ってほしいですね。
senninさま
張本君に対しては、彼の出自のことや「チョレイがうるせー」とかいろいろ言う人はいますが、彼は世界のトップを狙える逸材ですし、才能だけでなく気持ちの強さも持っている。東京五輪のみならず、その後の2大会、3大会、日本卓球界を引っ張ってくれなきゃいけないエースですよね。彼の成長を私も楽しみにいます。
ちなみに、張本君は将棋の藤井七段(当時四段)とも対談もしています。お互いをリスペクトする気持ちに溢れていて、気持ちの良い内容です。もしお読みでなければ、ぜひどうぞ。
https://hochi.news/articles/20171229-OHT1T50166.html
なんですか、この対談。スゴすぎますねえ。まず藤井君がこんなに次々と喋るなんて考えてもいませんでした。もう、話が高度ですね!
羽生さんに一度かったくらいではなんてトップはやはり考えやたたかい方、気持ちが違いますね。張本君は、元々あたまのいい選手で大体の予想はありましたけど藤井君はインタビューでこんな心構えはあんまり聞いたことないのでこの対談は宝になりました。
結弦君と同じではないですかね?二人とも
Junさんいいものを読ませてくださり感謝です。将棋は興味もなければわからないんですが藤井君をこれからさらに注目したいと思いました。
senninさま
そりゃ、「30年に1人の天才」と言われている将棋界の宝で、しかも対局のたびにスポーツ紙記者やワイドショーのレポーターからアホな質問を受けても「失言ゼロ」を続けていますから、並の高校生じゃないですよ。そうじゃなかったら、私がわざわざ自分のブログで取り上げませんって。
まずは、「羽生・羽生対談」の早期実現をお願いしたいです。今期は羽生先生も名人戦には出ていないので、いまなんかチャンスだと思うんですけどね。
こんにちは
ゆっくり構えて本屋で購入しました。
本当に潔く羽生くんオンリーでストレスなく見れる羽生くん写真集と銘打っても差し支えない完成度ですね。
流石です通信DX。
やっぱりファンなら買いですね。
他誌も頑張っていて良い本はありますが、スケ連お墨付きがないとオンリーってわけにはいかないようですね、わかりきってますが。
ニュースからのゴタゴタの編集部の覚悟を思うと涙です。
Junさんの仰るドヤ顔も素敵ですが、左のページのはいよ、プーさんしっかり押さえてるよというオーサーとのショットも微笑ましいです。
このショットはフィギュアスケートファンの17ページのほうが様子がよく撮れてますが、こっちは私的には色々文句のある本です。
マリィさま
ブライアンの「プー押さえ」は見るたびにほっこりする自分がいます。演技前の握手や、演技後のハグよりも、好きかもしれません。
フィギュアスケートファンのレビューは、もう数日後になりますが、写真・テキスト・企画、さまざまな面で努力が見られるんですが、ツメの甘さのある雑誌ではありますね。
私も、マガジンと通信を手に入れた時点で、あとはジュエルズだけあれば、充分じゃないか?と 一旦は思いました。
それでも、時が経つと他の雑誌が気になってきます。それに FS、SP共に継続しない可能性を考えると、試合数の少なさも手伝って もの凄く希少な姿だとも思えるのです。
一番迷っているのは、Number です。高須氏の表紙は素敵ですが、宇野、高橋両選手にまで出費したいと思えず…。その点本当に通信はストレスフリーでした。機会があれば、Numberの記事バランスを教えて頂けると嬉しいです。
ととちゃん さま
Numberは、私はまだパラパラめくったのみですが、いくら装丁が美麗でオシャレでも、大手だしこういう内容になるわなぁ・・・と。
それでも「ロシアの取材記事があるからマシかな?」という印象ですが、詳しい内容は後日触れたいと思います。
更新ありがとうございます。
通信さんがんばってる。
そりゃあ紙の質やページ数ではNumberやスポルティーバにはかないませんよ。あちらは大手出版社ですから。
しかし世界選手権特集号でマンション販売にお忙しい方を載せることに疑問が・・・
この人、何したんだっけ。(エア)代表権を田中選手に譲ったんでした。
ザギトワ選手が表紙のワールドフィギュアスケート、どうしようか迷ってます。
ペアやダンスにもページを割いてるし・・・しかし一番後には氷艶特集。宣伝。
もう、絶対見に行きません。スケオタというほどのレベルじゃない私、野次馬だからわりとホイホイでかけてるんですけどね。
みつばちさま
WFS系をウチのブログでレビューすることは無いですが、購入したものについては、コメ欄で意見交換しようと思っています。
氷艶ねぇ・・・。熱心なファンはいっぱいチケット買って、席を埋めてあげてください、としか言いようがないです。