友野君インタ(4/29)など雑談

友野君インタ(4/29)など雑談

山のように溜まっていた雑誌レビューも一段落して、若干抜け殻のようになっております。 次の5月16日のジュエルズまでしばらくあるので、軽い話題を混ぜつつ、記事を組んでいこうと思います。すでに購入済なのが宇都宮さんのエッセイ集。未購入ながら気になっているのは、鈴木ふさ子さんの著書です。

さて、今日は、少し前に配信された日刊スポーツの記事、「友野一希『闘志』羽生やチェンから学んだ令和の誓い」(4/29)です。友野君は、さいたまワールドの男子フリーは、中京大の宿舎で相部屋の市橋翔哉君とテレビ観戦していたそうです。

あの演技、スケートをやっていない人でも「すごい」って思うと思います。スケートをしていて、同じように国際大会に出ている目線で見ても、どういうメンタルをしているのか、理解できない領域だった。「あの状況で出し切れるから、五輪2連覇できるんだ」って思っていました。

すごい戦いを見ながら、正直なところ「まだ、出なくて良かったな」と思いました。本当に別次元だった。羽生選手もネーサン選手も、試合で出し切る力がすごい。口で言うのは簡単だけれど、一番大切なのは、本番なんですよね。

羽生君の演技が素晴らしいのはもちろんなんですが、私は、友野君こそ、「スケートをやっていない人でもすごいと感じる演技」のできる選手だと思っています。

「すごい」というのは、羽生君のOriginやSEIMEIのような「場を支配するような凄み」とは違って、「全身で『スケートの楽しさ』を表現できる」という意味での「すごさ」なんです。ここ最近では、「ウエスト・サイド・ストーリー」や「リバーダンス」は、見る者を引き込むような魅力あふれるプログラムだったと思うんですよね。

シニア1年目の世界選手権も、NHK杯も、全て代打出場だった。正直、本当に覚えていないぐらい「勢い」でやっていた。でも、2年目に全く違う難しさがあった。日本の代表として(期待を受けて)試合に出る難しさを、分かっていたつもりだったけれど、対応しきれなかったんです。

実力的にはまだまだと思ったけれど、やっぱり気持ちは悔しいんです。世界選手権をテレビで見ながら、たくさん刺激を受けて「ビビビッ」ってきた。世界中のどのスケーターも、あれを見たら、むちゃくちゃ練習を頑張ると思う。僕も燃えました。本当に悔しかったので、100%、120%、200%やり返す気持ちで、もがき続けたい。

本番で自信をもって演技をできるように、しっかりと闘志を持って「勝つぞ」という気持ちで練習したい。「勝ちたい」という気持ちが、まだまだ足りないんだと思う。今度は勢いじゃなく「本当の実力」を示したい。(22年北京)五輪へ行って結果を残すために、頑張ります。

全日本であーいう採点をしているので、あっちはあっちとして、友野君には、海外の試合で、それこそチャレンジャーシリーズから台乗りを狙う意気込みで頑張ってほしいですね。「羽生・宇野・高橋・田中・・・」という枠の中で考えていたら、ろくなことがない

オリンピックもワールドも結局は国際大会ですから、世界のスケーターの誰に勝って、誰に負けたか、そういう経験を積んでいきながら、そして採点結果を受け止めながら、成長していってもらいたいです。国内限定のマインドを捨てることで、友野君も殻を破ってくれることを期待しています。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. ととちゃん より:

    世選の羽生選手の演技にはジュニア男子達も弾かれたようにスタオベしたとの事。ロシア大会を共にした友野くんですから、更に感じるところがあったのでしょうね。

    その思いを素直に語る友野くんに とても好感を持ちましたし、同時に 後輩に見せる後ろ姿として、これ以上のものはないとも思いました。

    junさんが仰るように、彼はとてもいいものを持っているので、来季はメンタルを強くして全ての試合に臨んで欲しいです。友野ワールドと言える世界を確立できたらいいですね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      若手選手に忖度を強いる、日本のフィギュアスケート業界の文化は本当に不快ですよね。しかし、友野君は殻を破ろうとしているのが分かります。

      技術の向上に集中して、結果を出して、言いたいことの言える選手が増えてくれることを期待していますよ。