完全な雑談(ボクシング・井上尚弥選手)

完全な雑談(ボクシング・井上尚弥選手)

昨日(土曜日)は仕事の研修&飲み会で、頭痛のまま、朝、目が覚めてたら、凄いことになっていました。

知名度で言うと、野球の大谷選手や、将棋の藤井七段クラスには全然及ばないですが、世界レベルで見て「こんなに凄い人、見たことない!」という点で、330.43を出した頃の羽生君と肩を並べる無敵の強さだと思います。

今回の相手は世界チャンピオンで、19戦19勝無敗(12KO)で、しかも試合はイギリス開催。ちなみにヨーロッパ開催の世界戦で日本人は17連敗中なのです。さすがに今回は苦戦するだろうと思っていました。この試合はトーナメントの準決勝で事実上の決勝。決勝の相手よりも、今回の相手の方がヤバいと言われてました。優勝賞金は約10億円との噂です。

結果をネットニュースで知った上で、動画を見たんですが、1Rを見ていて、ロドリゲスの方がジリジリとプレッシャーをかけていて、「井上といえども、さすがに今回の相手は厳しいか・・・。この展開でどうして2Rで倒せたの?」と思って見ていると、2Rになったら、相手は鼻血を出して戦意喪失・・・。

例えるのが難しいですが、サッカーのワールドカップで、日本代表がブラジル相手に5-0で勝つとか、そういうレベルの衝撃。「自分が生きている間にこんなに強い日本人が出てくるだろうか・・・」と考えさせられるような、非現実感。ヤフコメでも5ちゃんねるでも、もはやアンチすら沸いてこない規格外の強さです。

330.43の頃の男子シングルって、羽生君自身の凄さよりも、「他の選手がふがいない」という論評がされていたと思うんですよ。それに近いものがあるなと思います。

令和、はじまったな・・・と思える出来事でした。羽生さんも頑張ってほしいです。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. ごろ寝 より:

    家人がボクシング好き。「ツテ」でパッキャオ戦(議員になる前のファイトマネー稼ぎの頃ですが)を見に現地まで仕事がてら出かけました。影響?で、井上も10代頃から知っています。
    数年前から、片鱗は感じましたよね?。常人ではない、打ち込み方。
    ボクシング人気の衰退か、友人・知人らも名前すら知らない人が多い現状で、自分一人浮いています。

    組織の乱立もあり、玉石混交のボクサーが多い気がします。「不甲斐ない」のが正解かもしれません。
    個人的には、小柄なクラスは好きじゃない。ボクシングは重量級がインパクトがあり好きです。数年前はwowowでの海外試合も見ていましたが、ミドル級以下は映像まで見たくはないかな。
    村田のプロ転向には少し期待もあったのですが、彼は「常人」でした。

    • Jun より:

      ごろ寝さま

      私も、WOWOWをつないでいた頃はエキサイトマッチを毎週見ていました。ただ、フィギュアスケートや将棋をスマホで見れるようになって、ボクシングを見る時間が無くなって(そもそもテレビ自体をほとんど見なくなって)、解約してしまいました。

      ミドルはゴロフキンがさすがに衰えてきて、じゃ、ヘビーは?というと技術的に私はあまり好きではない。パッキャオも偉大ではあるんですが、あれだけ階級を上げるとさすがにKOで勝てなくなって、逆にマルケスにKO負けを喫したり、でも、よく今でも続いているなと思います。立派ですよね。

      日本のボクサーは、亀田兄弟は例外ですけど、西岡・長谷川辺りから、いわゆるヤンキー上がりみたいのは世界チャンピオンにすらなれなくなって、井上の前には、内山というハードパンチャーがいました。彼の場合、ワタナベジムという五反田にある小さいジム所属なので、強い選手を日本に呼ぶ力がなく、かと言って具志堅さんの防衛記録更新は狙いたいので、弱めの挑戦者を日本に呼ぶという「悪しき文化」の枠組みの中で防衛を重ねていました。それを続けているうちに、加齢によりスピードについていけなくなり、引退しました。

      井上は、もちろん本人の才能も素晴らしいんですけど、階級も上げつつ、大橋会長が強い選手とどんどんマッチメイクして結果的にぜんぶ倒しているので、やはり歴代の日本人チャンピオンの中でもずば抜けていると思います。ワクワク感ということだと、やっぱりフィギュア界でいえば羽生君ぐらい「世界のトップを引っ張る存在」でしょうね。今後の活躍が本当に楽しみです。

  2. ととちゃん より:

    ボクシングに興味はないのですが、さすがに
    名前はよく見かけます。因みにこのAERAは買わずに立ち読みだったかと…。2017年には既に表紙を飾るほどの大きなタイトルを獲っていたんですね。

    どのスポーツでも不世出の選手が日本から現れるのは素晴らしいことだと思います。才能に加えて相当自らを律する毎日を送っているのでしょう。そういった点では羽生選手も然りですね。
    ボクシングの現状は2015年度の男子フィギュア界に似ているようですが、今後、また 彼と勝負したいと願う選手も現れてくるかも知れませんね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      このAERAは、2017年の8.28号で、トロントメディアデーの後藤太輔さんの取材記事でした。バラ1とSEIMEIの再登板が発表されました。もう2年前のことです。ずいぶん昔のような気がします。

      井上選手については、93年4月生まれでいま26歳なんですけど、学年的には羽生君の一年上になりますね。高校時代にタイトルを総なめにして、ロンドン五輪代表を目指したんですが、代表に選ばれず、プロに転向。このAERAによれば、その時期に、父の真吾トレーナーの勧めで、半年間倉庫の仕分けのバイトをしています。時給800円。「お金のありがたみが分かった」とのこと。彼の場合も、親の教育と苦労があって、今があるんだなと思います。