TBSの放送の中では、シンクロナイズドスケーティングも収録されていましたが、そちらは割愛します。セットリストは「こちら」で。
（1）ヴィンセント「Slow Dancing in the Dark」（新EX）
クワドレスながら、着氷は相変わらずツマリ気味（この後に登場した坂本さんの方がしっかり回っているという・・・）に見えたんですが、上半身の動きが大きくメリハリがあって、どうしたの？ってぐらい別人の所作に見えました。正直、ジャンプ以外はイマイチ個性が見えにくい彼なんですけど、このプロの、良い意味での大げさな動きは印象的でした。いいぞ！もっとやれ！という感じです。
（2）坂本さん「No Roots」（新SP）
リショーさんとは、もはや「相思相愛」に見えていたんですけど、やっぱり、彼女もシェイリーンなんですよね。テンポの速い曲で、とにかくずっと動きつづけなきゃいけない、非常にタフなプログラム。ジャンプが無くても相当な運動量を要求されるだろうことが、素人目にも分かります。
ただ、一点気になったのは、細かいリズムが刻まれる曲なのに、坂本さんの動きが「要所要所で流れる」んですよね。曲調からして「ピタっ！」と止まる方が自然に見える場面でも、上半身も、スケーティングもブレーキが効かない感じ。・・・これが樋口さんだったら、「ピタっ！」「ピタっ！」と止まるはずで、樋口さんは「止める技術」が素晴らしかったんだな！と再認識しました。
（3）紀平さん「Breakfast in Baghdad」（新SP）
FaOIでお披露目がされていますが、すでに巧く滑りこなせていますね。「タァーン！ダーバダダバダ、ダバダダバダ」っていう女性の声がずっと耳の奥で鳴り続けていて、はやくも癖になっている自分がいます（笑）。リンクが狭いので、慎重に降りに行ったジャンプもありましたが、回転速度は出てますし、こういう個性的な曲でも、冒頭の一発目は3Aを入れてくるんですから、いやはや、新シーズンが楽しみです。
（4）ザギちゃん「オペラ座の怪人」（昨季SP）
FaOIでの「カルメン・ファンタジー」では本当に苦労していて、心配になるぐらいの不調ぶりでしたが、このDOIのオペラ座は昨シーズンの試合並みのレベルに近い演技だったと思います。それだったら、FaOIもオペラ座だったらもう少しミスを減らせたのでは？という気がしないでもないですが、まぁ、カルメンは末延さんとのコラボでしたし、羽生君はマスカレイドだし・・・と、関係各所との相談の上で、FaOIはカルメンだったのかもしれません。
（5）ネイサン「Land of All」（昨季FS）
冒頭で4Tをキレイに降りてましたね。それ以外はトリプルでしたが、ワールドで勝った勢いそのままに、昨シーズンよりも仕上がりが早いんじゃないでしょうか？着氷がつんのめり気味のアレですけど、当たり前ですが、ヴィンスよりはやっぱりジャンプは上手ですね。
そうそう、「坂本・紀平・ザギの女子会」を見た方は記憶にあると思いますが、ザギちゃんはほとんど料理に手をつけてなかったですね。そして、紀平さんは一人だけ「ミネラルウォーター」で乾杯・・・。ストイックな彼女たちのライフスタイルが垣間見られました。
まぁ、みんな大きな怪我なく、シーズンを迎えてほしいと思います。
では、また明日！
Jun
コメント
映像観ていないのでわかりませんが、花織ちゃんそうなんですか？新葉ちゃんは確かにね、仰る通りだと思います。どんなプロか楽しみですね。
ザギちゃんはオフに入って練習不足だったのでは？とファンタジー観た時に感じました。結弦くんや他の方はFaoiを知っているスケーターはそこに向けて練習して参加したと思うんですよね？私も仙台２日ともこりゃあ散々だなあと思いましたから…。髪の毛も綺麗にして欲しいとかね。ハッキリ言って魅力を感じなかったです。点数とる試合に向いてるスケーターだという感想でした。
ネイサンくんは、3回転も着氷がつまり気味なんでしょうか？流れる着氷は日本では結弦くん、ノブ君しか知りません。Jr.の男子では鍵山くんですかね？前にもコメントしました高岡所長さんによれば結弦くんは「緩解」という運動能力が(生まれつき)備わっているから着氷時の衝撃を多くの筋肉に分散出来ると言われているので本当かもしれませんね。イチローさんもこのタイプとのことです。
シェイリーン振り付けスケーターが多すぎない？って感じだけど、シェイリーンを有名にしたのは羽生結弦くんですよね！それから振り付けて貰ったら滑りやすいとかあっての事でしょうか？引き出しの多い方ではありますがさてさてこれが続くとどうなるか？と心配でもあります。結弦くんは勿論シェイリーンでしょう！。
senninさま
坂本さんの新SPは、曲はアップテンポだけど、スケート自体はいつもの花織ちゃんという感じで、そのギャップが埋まるのかどうか？が個人的な注目点です。いずれ映像は上がってくると思いますので、ぜひまたご意見を伺いたいと思います。
シェイがこれだけ売れっ子振付師になった一方で、ジェフはどうした？という感じ。むしろ「羽生君とのコンビ」は、シェイよりも長いですからね。
濱田チームでも、紀平さんの「道」、白岩さんの「亜麻色の髪の乙女」、そして真凜ちゃんの「ロミジュリ」以降、おそらくジェフに振付を依頼していないんじゃないかと。ただ、濱田先生の「弟子」になったヴィンスはジェフプロがここ2シーズン続いているので、どうなるのか興味があります。
花織ちゃんの件よくわかりました。Junさんの考察が相変わらず奥が深い。映像が見れるときがきたら気を付けてみます。
ジェフですが、結弦くんはシエイリーンとはタッグして取り組んでるみたいですけど、ジェフには音楽もおまかせな感じが今までてしたよね？
皆さん結弦くんの演技をみてジェフに振り付けてもらったものの難しいのではないですか？私としては駿くんあたりジェフに振り付けてもらい、成長してほしいですけどね。今季は今のところ「コンラッドくんsp」「イエリムFS」のようですね。結弦くんもそうだと思いますけどどうかなあ？最高得点だせるプログラムですからね。ジュンファンは違うんでしょうか？これからはっきりしてきますね。
ところで、島田くんが4ルッツ跳べたそうですね。勿論試合にはいれないですけど
Junさん連投すみません。ひょんなとこで花織ちゃんの映像見ました。いやいや仰る通り、あれで行くんでしょうか？
音楽的センスのある人やリズム感のいい人はあの演技はついていけないですね？
音楽と違う動きになっていると言わざるを得ませんね？シェイはあれでいいのでしょうかね？一方、白岩さんのキャシーのプログラムいいですし、荒木ななちゃんついにミヤケンさん振り付けで、これ一寸期待です。私としては(笑)
それと、駿くんのロミジュリもみれました。練習不足のようですがキツイ構成ですねえ？本人もキツイんだよーといってたけど…。衣装もなかなかいいですね？
手袋に目がいく私でした(笑)
それと、細田さんはショートをジェフという情報もありますね？どうなんだろう
senninさま
こちらにまとめて。DOIとFSTVで各選手の新プロや振り付けの様子を見ていて感じたのは、振付師もどこまでスケーターに要求して、どこまで妥協するのか、ということでした。
いまのシングル競技は「ジャンプを跳べてナンボ」で、日本の選手でも本当の意味で表現面まで気を配る余裕のあるスケーターがどれだけいるか？というと、私は羽生君・樋口さん・紀平さんぐらいしか思い当たらないです。
シェイとかリショーとかローリーとか、日本の女子選手が「お試し感覚」で有名振付師にプログラムを依頼していますけど、相性としては微妙な組み合わせもありますもんね。樋口さんとシェイのコンビは大好きだし、あとはボーヤンの表現力を引き上げてくれた意味で、ボーヤンとローリーもよかった。
まぁ、現段階でヒステリックに文句を言うのもアレなので、完成品を楽しみにしましょう。
映像未視聴ですが、junさんの説明を読んで
坂本さんのSPが俄然楽しみになりました。
止まる技術、難しいんですね。素人考えでは
流れるように滑る方が難しそうですが…。
DOIではこなせなかったその技術を、今後どう克服していくのか、注目していきたいです。
ネイサンの仕上がりが早く、ジャンプを失敗しそうにない安定感があるという感想は皆さん仰ってますね。実際、本格的にシーズンに入ってもそのまま維持出来るのかは未知数だと思いますが、羽生選手を退けて世選を獲ったことが大きな自信になっているのでしょう。やはり今シーズンは2人が火花を散らす展開になるのでしょうね。
ととちゃん さま
今晩フィギュアスケートTVの感想をアップする予定なんですが、オリンピックに出るような選手でも「できないこと」ってあるんだなぁ・・・としみじみ実感しました。
でも、いまのシングル競技は、ジャンプさえ跳べれば世界のトップで戦えるという状況。むしろ日本人はその恩恵を受けている方かもしれないですね。