JGPラトビア大会(三浦・住吉・松生)直前応援企画

JGPラトビア大会(三浦・住吉・松生)直前応援企画

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。

三浦佳生君。現在14歳で、佐籐信夫コーチのチームに移籍しました。JGPシリーズ初出場。これは、面白いインタビューです。「目標にしている選手は?」と、何かを誘導しようとする記者の質問に対して、念仏のように先輩スケーターの名を次々と唱えていたのは印象的でした。「その手があったか!」と感心しましたね。

フィギュアスケーターって、現役引退して解説者にでもならなければ、いわゆる「同業者」の演技には興味ないというイメージがあるんですが、三浦君はこの若さですけど、JGPシリーズのライストをかなりマニアックに見ている様子が窺えます。ジュニア男子のSPは3Aまでなので、スコアが出にくくクオリティが求められる点も把握していますね。

今回もあえて動画は漁らずに、ラトビア大会での演技を楽しみにしていますが、SPをあのFaOIファミリーのラノッテさんが振付しているのは要注目ですよね。日本選手の、というか彼って振付してるの?どういうツテで実現したの?と、実に興味深い。フリーの操先生のプロも、三浦君にはどんな方向性のものを作っているのか、こちらも楽しみです。

このラトビア大会の男子は当たりが厳しいです。カナダのクリケットクラブのジョセフ・ファン君、ロシアのモザリョフとサムソノフ、アメリカのトルガシェフと、フランス大会やアメリカ大会よりもはるかにキツイです。このメンツで台乗りしたら、それこそ鍵山君や駿君よりも「快挙」と言っていいですが、まずはそういうことは気にせずに、実力を出し切ってもらいたいです。

住吉りをんさん。15歳。明治神宮外苑所属で、樋口新葉ちゃんの後輩にあたります。昨シーズンのJGPシリーズでは3位と4位と、日本選手で最も安定した結果を残したものの、ファイナル進出を逃しました。ちなみに、昨シーズンのファイナル進出のボーダーラインが合計26ポイントとハイレベルで(トゥル・シェル・コスが30ポイントで並んでいたのがその要因なんですが)、しかも、2試合連続2位のロシアのタルシナでもスコア差で敗退するという凄まじさでした。

今シーズンは、そこまでハイレベルではなく、ロシア勢もアメリカ大会ではタラカノワ一人のみの派遣に留まっていました(シニツィナにビザが出なかったというのが理由のようですが)。このラトビア大会の有力選手は、私の知る限り、ロシアのフロミフ(フランス大会3位・179.32)と初出場のウサチョワ、昨シーズンのシリーズで3位&4位の韓国のイ・ヘインぐらい。住吉さんの台乗りのチャンスは十分にあると思います。頑張ってください!

松生理乃さん。山田組の14歳。JGPシリーズ初参戦です。昨シーズンの全日本ジュニア8位。このインタで語っている「180点台」というのは、今年7月の邦和杯でのもので、荒木さんや吉田さんを抑えて、184.22を出して優勝しています。3Lz-3T-2Tの3連ジャンプを決めたという報道もありますね。

山田組も、宇野選手が抜け、山下さんも足の状態が心配で暗い話題が続いていますので、ぜひ彼女には元気のいい演技を見せてもらいたいです。

女子SPが「9/5(木)19:00~23:50」、男子SPは「9/6(金)0:20~3:23」と発表されています。男子は0時台に強豪が集結していますが、「三浦君は3:10~」とのこと。まぁ、アーカイブで見ましょう。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. ととちゃん より:

    佳生くん、男の子らしい受け答えだなと思って聞いていたのですが、クワドラプルを開いてみるとまだ中二なんですね。中学二年生でしっかりしていますね。

    誌上座談会でも、佐藤くん鍵山くんと卍ボーイなど3人組として取り上げられてはいますが、自分の立ち位置はしっかり把握していて
    頼もしいです。4T2本を考えているようですね。自分の目標であるトータル200点越えが実現できますように。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      三浦君は研究熱心だなと感心しますね。「目標とするスケーター」の話をする前に、合宿に参加した同年代の選手についても、駿は・・・、優真は・・・、壷井君は・・・と、彼らの強みを端的に言い当てています。すぐにゲスト解説もできるんじゃないかと。

      そんな彼のラノッテプロは、かなり攻めた曲調という噂なので、いまから楽しみです。

  2. sennin より:

    三浦くんの目標選手は要するに結弦くん以外ということですね?宇野くんと同じネックレス?しているように見えますね?。まだ中2だけど前から駿くん妥当精神が凄いんですが、鍵山くんも入ってしまいましたね。コメント聞いてて仲良し三羽ガラスだけど負けたくない気持ちが相変わらず伝わって来ます。いいことではないでしょうか?駿、鍵山くんはそこは高校生で落ち着いていますが(笑)。駿くんや壷井くんは自分の目標、憧れの選手の考察も深くなぜ目標なのか言葉で表現していてそれを聞いていると世界を狙うモチベーションの一つになっている感じがします。最近の駿くんはアメリカ大会で今後の目標は「世界ジュニアで表彰台に上がること」と一言で絞ってましたが、まだないか?と聞いた通訳にはガッカリでした。優勝するとインタビューが俄然増えますので鍛えられそうですが、これからは三浦くんも目標選手が居るのなら、名前を羅列するだけでなくしっかり考えてどんなところが目標で自分のスケートに反映させたいと思っているのか聞いてみたいものです。これからそうなっていくことでしょう。
    三浦くんはジャンプが成功すれば表彰台に上がれると思います。演技がノービスの頃からいい雰囲気です。ただ、今季はコーチ変更してるのでその辺がどうかな?

    女子は松生さんの演技を観たいですね?

    ところで、JPGの残りは三浦くんになりましたので今季は関東卍3人だけのようですね?
    うたしんは残念ながら次戦がなさそうな気配です。

    • Jun より:

      senninさま

      いやいやいや・・・。「羽生選手」って2番目に言ってますから。じゃなきゃ、私もわざわざ紹介しませんよ(笑)。

      「高橋選手・羽生選手・宇野選手・友野選手・日野選手・無良選手といろいろいるんですけど、これ以上出すと長くなっちゃうんですみません」

      並びに「忖度」が感じられると同時に、彼自身が中京方面の出身でもないのに日野君をチョイスしている所も面白い。

      駿君と通訳さんのやり取り、私はまったく違和感はなかったですね。インタビュアーのテッドさんは、毎年身を粉にしてJGPに尽くしてくれているのですから、「JGPファイナル」を目標に掲げないわけにはいかない。いくら世界ジュニアの台乗りが最大の目標だとしても、ファイナルに触れることが最低限の礼儀というものです。そういう「感謝の気持ち」を若いうちに学んでおかないと、某選手と同じになってしまいますよ。

      • sennin より:

        三浦くんの目標選手の件ご指摘ありがとうございました。三浦くんに申し訳ない事をしました。また、駿くんのインタビュー者の件についてもありがとう御座いました。Junさんの仰る通りですね。自分勝手な考えの自分を反省しております。

        三浦くんのコメントの再確認をするのにフィギュアスケートTVを何回も観ていましたら、駿くんの4ルッツがこの映像だったことを発見しました。前に観た時はルッツには見えず気がつきませんでした。

        • Jun より:

          senninさま

          いえいえ、たしかにあれは注意して聞かないと「羽生選手」の部分は聞き取りにくいですね。

          駿君も三浦君も、よく自己分析ができていて、海外の動向もチェックしている。「仲良くツルんでる感」のあった関西方面の先輩たちとは違った、ギラギラした野心を感じますね。