まずは、先にチャレンジカップから。リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
本田紗来ちゃん。Advanced Noviceで出場。ショートは44.85で1位。2Aが若干乱れましたが、他の2本のジャンプは無難に決めました。もう少しスケーティングが伸びてくると、大人っぽさが増してくるでしょうか。
ちなみに、紗来ちゃんは、2007年4月4日生まれなので、もうすぐ12歳になります。彼女の1歳上がエテリ組のワリエワ、2歳上がアメリカのアリサや日本の吉田陽菜ちゃんという年の差になります。残念ながら、紗来ちゃんは年齢的には北京五輪に出場できませんが、今回濱田コーチも帯同していますし、大事に育ててほしいものです。
横井さん。ジュニアで出場。ショートは53.63で1位。3Lzのセカンドはダブルとなって、ルッツにアテンション。3Fは転倒とURがつきました。世界ジュニアに向けての調整試合になりますが、まぁ、あまり弱気にならずに、課題の確認と修正に努めてもらいたいと思います。彼女はフリーが強いので、そちらの出来の方が気になります。
佐藤駿君。ジュニアで出場。71.17で1位。3Fにエラーがついています。3Aはダブルのように簡単に跳んでいますね。日本人ジャッジ(J4)と(J5)のsage採点が話題ですけど、J4の堀内律子ジャッジは、昨年末の全日本の男子にも(J4)として入っています。
まぁ、私自身もはっきり言って気分は悪いですけど、これが日本のフィギュアスケート界の闇なんですよね。でも、佐藤君は志の高いスケーターですし、すでに「関西・関東」というしがらみはガン無視で、世界のてっぺんを目指して技術の向上に日夜励んでいる選手。一方で、「西か東か」という議論をすると、さも「西にも正当性がある」ように見えますが、彼に限らず若手スケーターに対して、後ろから弾を撃つような採点をするジャッジは、「東西」以前に、「下」だと個人的には思っています。
駿君も賢いスケーターだから、全日本のPCSを見てこの「悪しき慣習」は想定していると思います。そういうものを才能と努力で乗り越えて歴史的偉業を成し遂げたお手本がいるわけですし、彼も気にする必要はないと思いますね。
リザルトは「こちら」。メドベージェワ。76.89の1位。いい演技でした。少し身体を絞りましたかね?ジャンプの回転に余裕があると同時に、スケーティングも本当によく伸びていました。
エテリのチームにいた頃から、(プログラムの作りが違うとはいえ)ザギちゃんよりもスケートの伸びは感じていましたが、クリケットに行って、やはり良くなりました。最近、ブライアンがコストナーについて言及していましたが、それは単に「息の長い選手に!」という面だけでなく、「スケート本来の美しさを見せられる選手に!」という意味も込めているような気がします。まったくもって賛成ですね。むしろこれからは、それが「新鮮さ」とともに受け入れてもらえると思います。
リーザ。72.21の4位。3Aは転倒とURとなり、スコアは伸び悩みました。しかし、今季のリーザがまさに紀平さんと共通するのは、3A以外の安定感なんですよね。コンディションの面で多少心配していましたが、動きは良かったと思います。
単に2つの試合がかぶっているだけでなく、それぞれカバーすべきカテゴリーも多いので、注目選手が多すぎて・・・まぁ、嬉しい驚きです。ややディレイ気味のご紹介になる選手も出てきますが、その点はどうかご容赦ください。
では、また明日!
Jun
コメント
ゆは菜さんは貫禄の圧勝でした。6分間練習からグングン加速して、ひとりだけスピードが違いました。ソリッドなジャンプをバンバン決めていたので、本番も安心して観れました。おめでとう!
駿君は、このメンバーなんで圧勝には圧勝でしたが、クアドが2本とも決まりませんでしたので、スコアは伸びず、本人としてはかなり悔しい内容でしょう。今期はSPとFSがなかなか揃いませんね。SP/FSともフリップがアウト判定になってますね。文句のつけようのない3Aが救いです。
今回の会場は観客もいないし、ライバルは全くおらず、緊張する要素はほぼゼロだったはず。やはり堀内律子ジャッジの圧でしょうか。
この堀内氏は全日本の高橋選手に爆盛りPCSを献上したジャッジとしてあまりにも悪名高いですね。この人は、ただでさえ西偏重の日本審判の平均からも離れた独自採点が目立ちます。上げは、高橋選手、島田君、草太君、友野君、木科君。明らかな下げは、駿君、櫛田君、佐藤光淋君、やや鍵山君です。西>東、年長>年少と、日本スケート界の暗部・恥部を分かりやすく示し、そしてTESに強い選手をPCSで潰したいメッセージも分かりやすい。
自分の採点が、今のルールや他審判の基準に合っていないことだけでなく、日本スケ連が隠したいパンドラの箱を開けていることにも気づかない、学習能力がないのでしょう。
欧州のジャッジたちが正当に評価しているのに、日本のジャッジが若い選手の足を引っ張るのは本当に腹立たしいです。Junさんはこれまで何度も書いてくださっていて、もうお腹いっぱいだとは思いますが、不当な採点については、懲りずに世間に広めて訴えていただきたいです。ここのブログを読んでいる方は、フィギュアスケートを愛し、フェアに採点されることを望む良心的な方が多いと思いますので、新しい読者の方にも知ってほしいです。
今は黙って為政者に従っていれば済む時代じゃない。選手にも、そしてファンにも変える力があることを、あの方々はいい加減気づくべきです。
Fakefurさま
私自身の立場としては、フィギュアスケートという競技がスポーツとしては欠陥だらけであることを承知しつつ、理不尽な採点についてはできる限り記事の中で指摘するつもりですが、それをダラダラ連日取り上げ続けるという所までは、気が向きません。
とはいえ、完全スルーの「お花畑ブロガー」を装うつもりもありませんので、ケースバイケース、私の気分で触れていこうと考えています。
もちろん不当採点について記事にするかは、Junさんの見識とさじ加減を信頼しています。
そもそもスケ連と一部の選手にとって都合の悪い内容を記事にする気骨あるメディアがありませんし、絵文字とハートに溢れたスケートブログは星の数ほど存在しますが、(女性にありがちな)主観先行で、スコアや客観事実をベースに議論できるフォーラムは非常に少ないです。
寄せられるコメントを見ても、こちらに辿りつく読者の方は良識とフィギュアスケートを見る目が確かな方が多いと思っています。
Fakefurさま
コメント欄では、自由にいろんな問題を皆さんと語り合うつもりです。
ただ、ジャッジや採点の問題は、試合のレビューの中で指摘することはあっても、単体の記事としてわざわざアップすることは無いと思います。
メドベージェワ、良くなりましたね。一時期、一部のロシアの「叩き」ようは「日刊」をみているようで不快でしたが、ジャンプ以外の精度に拍手です。
ジェイソンもフリーレッグや飛距離も良くなり、ますます伸びが良くなった。クリケットに合っているのでしょうか。
堀内ジャッジや全日本時の東ジャッジの異様さには言葉もない。
日本のスケート界は羽生さんが台頭する以前から「こんなもの」と聞いています。一般の注目度が上がったこの数年間でも、襟を正す気はさらさらない。
既得権に汲々とする姿の末路は、昨年から嫌というほど見せられたはず。彼らには他人事なのでしょう。選手の寿命は短いが、変わりはいくらでも出てくるということでしょうか。
明日はロシアFS?チャレンジのシニアも楽しみです。
山本選手、立ち姿が美しかった。フィギュアはこうでなくては。
ちなみに男子ジャッジのJ2さんは、どちら派ですか?
ごろ寝さま
メド叩きは、ロシアだけでなく、日本でもネットを中心にいろいろ見かけました。両者において代表的なものは、「ロシアを捨てた」ことや、「羽生君に近い」ことといった感情的なもので、そのエネルギーは他のことにまわしたら?と、私は冷ややかに見ていました。
彼女も間もなく「ベテラン」と言われる世代に差し掛かりますが、リーザやコストナーの頑張りはもちろんのこと、グレイシーも北京五輪への意欲を見せていますし、幅広い世代が盛り上げてくれないと、この競技の人気も衰退すると思います。女子も上の世代に踏ん張ってもらいたいです。
紗来ちゃん、本当に才能を感じます。ただ、衣装を何とか出来ないかと…。
もちろん、姉妹全員 伊藤さんに頼む必要はないですが、もう少しセンスのいい衣装を見てみたいな、と。個人の好みですが。
佐藤駿くんのスケートはいいですね。ストレスなく見入っていられます。
羽生選手のように 偏った採点に負けず伸びて欲しいとは思いますが、実際ジュニア時代の羽生選手にそんな酷い採点はあったのでしょうか。シニアになって 自信をつけてから そういう洗礼を受けるのと、これからという時に受けるのとでは、ダメージは 相当違うでしょう。
変な採点で潰されないよう、指導者の方々の細やかなフォローを願うばかりです。
メドベ、ルッツなしでも完成度で勝負出来ましたね。今の彼女に必要なのは、まず自信を取り戻すことだと思っていたので、良かったです。それにしても、まだまだ人気 ありますね。
ととちゃん さま
紗来ちゃんのスケートの映像を見たのは昨年夏のアジアンオープン以来なんですが、ショートを見た記憶が無かったんですよね。正直いってフリーの衣装も私は、あまりに子どもっぽすぎてどうかと思うのですが、ショートはさらに凄くてビックリでした・・・。トラゴンボールで、あんなのを着た女性格闘家みたいのいなかったかな?とか、鳥山明的な原色系でビックリしました。
まぁ、あの家族は資金力は潤沢なはずですから、しっかり伊藤さんに作ってもらうはずで、いずれセンスの良い衣装を着ることでしょう。むしろ心配なのは選曲かなと思っています。
佐藤君、頑張ってますね!
堀内律子さんったて方は恥と言う事が分からないのでしょうね
少なくともスケートに関わっているのですから、正しいジャッジをして欲しいです
きっとお年なので無理とは思いますが…
羽生くんのように強い気持ちでいて欲しい
益々応援したくなりました
あそこにもメスが入って欲しいいです
何年も同じ事をやってどうして誰も言わないのか不思議で仕方ない
ほんとに闇を感じます
羽生くんが偉い人になって、あそこの人を一掃して欲しい!
子供たちの為になりません
メドさん、頑張りましたが高い点数が出てましたね
ちょっと高すぎるかと思いましたがどうでしょう
ロシアでタラソワさんからアドバイスされたと言うのは本当でしょうか?
代表は誰になるのか気になる所ですが、年間通しての評価で考えて欲しいいです
おのさま
駿君も帰国後の取材で、「来季はサルコウを入れる」と明言していますし、このジャッジの件も切り替えていることでしょう。
おそらく日本のフィギュアスケート文化は「羽生以前と羽生以後」に明確に分かれるような気がしますね。「以前」の方々は、極端に閉鎖的で、派閥の論理で右へならえで動く。陰湿な世界です。
ただ、日々こういう連中の悪行に気を揉んでばかりいると、ヘイトが溜まってきてこちらの目が曇ってくるのを感じます。私もこういう問題とはほどほどに付き合いたいものです。