リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。昨日の記事に加筆すると、閲覧される皆さまも面倒だと思いますので、仕切り直しでこちらに女子の方も追加していきます。
鍵山君。84.72の2位。ルッツにアテンションがつきましたけど、 エラーじゃなければ十分です。 これから少しずつ直していきましょう。それ以外は素晴らしい。今回とくに、曲調を的確につかんで全身で表現する技術の高さに感心しました。この小さい身体で、演技が大きいですよ！スケーティングスピードも出ていたし、スピンも良かったと思います。
サムソノフ。87.33で首位。先日、彼のフリーの振付に散々ダメ出ししたわけですけど、もちろん本人に責任はまったくなく、実際、このショートの演技は完璧だったと思います。鍵山君よりもジャンプのレベルは上だし、スケートもよく伸びています。逆に、よく鍵山君の方がPCSを出してもらったな？と思います。いいものはいい！と、これは認めないわけにはいきません。
ただ、サムソノフの、ロシアでのテストスケートや、JGPラトビア大会での出来を考えると、フリーでノーミスできるイメージが無いので、鍵山君は問題なく逆転できると思うんですけどね。鍵山君は2位でもファイナルは大丈夫なはずですが、しっかり連勝してライバルにプレッシャーをかけていきましょう。
女子に戻ります。岩野さん。54.32の11位。今季はリショーさんがSP・フリーともに彼女の振付をしているんですが、これは難しい曲ですね。ステップの所は、背中とか脇腹を痛めないか心配になるような斬新な動きが入っていました。冒頭のコンボ抜けは残念でしたど、フリーで頑張って順位を上げていってもらいましょう。フリーのプロも楽しみです！
アリサ。64.11の4位。あれ？女子ジュニアってショートで3A跳べたんだっけ？と思ったんですが、「回転数が同じでなければok」らしいです。ただ、女子の場合は、2Aは固定なので、今回のアリサは、他のトップ選手が「3Lz-3T」を跳ぶ所で、「3A-3T」を入れました。基礎点の差は「2.10」。うま味はあんまり無いですね。
羽生さんがオータムで食らった仕打ちを思えば、この3A-3Tはファーストもセカンドもどっちも足りないでしょ？と思うのですが、まぁ、いいでしょう。3Loがダブルになった部分を差し引いても、意外なことに上位3人よりPCSが出ていません。前回が「自国採点」なのでこれが適正な評価ということでしょうね。
ワシリエワ。67.52の3位。先週のJGPロシア大会で3位に入った選手。連戦ですね。ロシア大会はまったく見ていないので初見のはずですが、エテリ組ではないんですけど、3Lz-3Tで、セカンドトウを跳ぶ前の「よっこらせ感」がまさにロシアという感じ。この衣装の黄色の蛍光テープ（!?）が、日本人目線だと、どうも交通整理のおじさんのジャケット風で、面白いセンスしているなぁと思います。
タラカノワ。68.14で首位。きっちりジャンプを決めて、持ち前のワイルドな所作とロックが融合した、素晴らしい演技だったと思います。2位の川畑さんの方がPCSは出ているんですが、好対照のスケートで、それぞれ見応えがありました。
さすがに、フリーでは、高難度ジャンプを入れまくっているアリサが圧倒的に有利ですが、他の選手もベストを尽くしてほしいですね。
川畑さん、3番に入れば今後に繋がると思いますが、ロシアも韓国もいるので、ちょっとキツイですか。その分、鍵山君はきっちり優勝してください！
では、また明日！
Jun
コメント
アリサ・リュウと鍵山くん、サマソノフ、はライストでみました。アリサちゃんのSPえ？アクセル二本とんだ？と私も目を疑ったのですが間違いなくて「ありなんだー」と知らなかったことを勉強した感じでした。
サマソノフくんは技術的な部分も含めて文句のない演技ですね？いやイヤ驚いちゃいました。3Aの高いこと！こじんまりとはしていますが、ひと漕ぎするとグイーンとスケートが伸びます。まだ14歳ですからどうなって行く？と思いながらいつものことですが振り付けが昨年の女子Jr.のようで一部両手を横に開くような所作はよくみるし、来季はこの子らしさで独自の振り付けをしてもらいたいものです。なんか各選手で使い回ししているように見えてしまいます。
鍵山くんはこちらものって観れました。リンクに出て行くときは緊張もみえましたが操先生が緊張もほぐせるような振り付けをしているのだな〜と感じますね。一戦よりさらに良くなっていました。しかしルッツなんとかならないか？Jr.から恐らくノービスからでしょうけど、世界のトップになるとこれで差を付けられてしまうし、レビューみてエラー取られなくて幸いだったと思いました。フリーはどうなるか？
それにしても、他の試合でもロシアが女子並みに強くなりましたね。
senninさま
エテリのチームの振付に期待はまったくできませんが、サムソノフ君のショートは良かったですね。ジャンプもスケーティングもレベルが高い。
そして、本人が意識しているのか、そういう指導を受けているのか謎ですが、コストルナヤによく似ている。
でも、これから身長が伸びてきたら、この動きができるのかな？と心配ではありますね。
サムソノフくん、凄い点数ですね。ジュニアSP歴代最高だとか。確かに言うことない演技だったと思いますが、どこかで見たような動きが多くて、もう少しオリジナリティを出せないでしょうか。junさんが仰るように本人に全く責任はないのですが。
鍵山くんの演技はストレスなく見れました。
上手なスケーターだと思います。Yahooニュースで宇野選手に匹敵するといったタイトルがありましたが、他の選手どうこうより、彼自身を評価したいですね。
女子選手、結果を知って、あー！となっています。アメリカ女子の希望の星なのでしょうが、やはりモヤモヤしますね。
ととちゃん さま
アリサについては、ジャンプの認定はともかく、PCSを見てみると面白いですよ。
すでにフリーも終わっていますが、その点はこの後アップする記事でも触れていますので、またいろいろと議論してみましょう。
完成度では、鍵山君とサムソノフは突き抜けていましたね。
その割に3位のグラッスルとPCSであまり差がついていないのですよね。彼の動きは、リショープロだからというより、まだジュニアから抜け切れていない、ぎこちなさがあります。
先週のエイモズの爆盛りがあったので、ロシア以外のヨーロッパ選手に下駄を履かせる動きがあるのかなと思いました。ハビ引退後、スターが不在ですから。ネペラのリッツォは転倒もあって、点数が伸びませんでしたが、ノーミスのときの点に注目ですね。
サムソノフはエレメントは上手ですね。エッジワークは鍵山君はかなり上手いと思います。片足でボディ全体が斜めになっている時間が長いし、その姿勢が美しいです。サムソノフ君はつなぎがてんこ盛りのせいもありますが、エッジは深くないです。身長が伸びて、体重が増えたら、もっとエッジが使えなくなるので、今さえ良ければ・・・なんですかね。エテリは。
Fakefurさま
グラッスルのショートは見れていないんですが、昨シーズンの記憶では、ずいぶん細っこい子で、強引にジャンプを回りにいく印象でした。
同じイタリアのリッツォはボディバランスに優れていて、さいたまでショートを見た時も、ハビっぽくなるようなポテンシャルを秘めていると感じました。
ネペラ、ロンバルディア、そしてUSクラシックと、まったく見れていないので追いかけるのが大変ですが、頑張ります。