もっと早くやろうと思っていたんですけど、いやぁ、強ぎますね・・・。
以前、私は、「こういうこと」を語ったことがあります。
自分が生きている間に、これ以上の逸材は出てこないだろうと言えるのは、
羽生結弦、藤井聡太、井上尚弥の3人!
映像を見ていると、これ、相手のマロニー選手が弱く見えてしまうんですが、いやいや、そんなことはなくて、かつての日本人の世界チャンピオンが彼と戦ったら、ほとんど何もできないで逆に5~6Rで負けそうな、普通に優秀な世界王者レベルの選手です。
そのマロニーに完勝なんですから、いかに井上選手が規格外のレベルかが分かります。
過去のKO集のうち、「29」辺りから世界チャンピオンクラスとの戦いが続くんですけど、相手のレベルが上がっているのに、パンチの音の凄さと強烈な倒しっぷりに、まだまだ進化が止まらない感じです。
ところで、選手でも棋士でも、解説者がどのように評しているかで、レベルが分かります。
例えば、羽生結弦さんのクワドや3Aを織田君や佐野先生が解説する場合、自分たちの方が先輩なんだけども、ジャンプの高さと幅、そして「入りと出」の難しさ、助走の短さ等、羽生さん以外は誰一人として真似できない技術の高さを、リスペクトを込めて語りますよね。フジのボクシング中継でも、長谷川&山中の両レジェンドチャンプも、そういう感じで井上チャンピオンの凄さを語っていました。
もちろん、藤井二冠について、先輩棋士たちの称賛の声はひふみん先生を含めて、たくさんあります。詰将棋を解くスピードが異次元なので終盤ももちろん強いんですが、(たぶん)50万円以上かけて自分で組んだPCを使った序盤研究の精度も高いし、中盤の読みも深い。それを、普段は高校に通って、しかも愛知県瀬戸市から東京・大阪に遠征に来るのだから、東京・大阪に住みながらフルタイムで将棋の研究のできる棋士たちは何やってんの?って話なんですよね。
また、3人に共通するのは、失言がなく、軽率な行動やスキャンダルも当然まったく無く、本業に集中しているということ。
個人的に、この3人に将棋の羽生善治九段も加えたいですが、本物の天才って、人間性も備わっているんだなと思います。そこまで厳しく自分を律することができないと、結果を残せませんよね。いやぁ、彼らの現役時代に立ち会えて、幸せです。
では、また明日!
Jun