私たちゆづファンは、特にシーズンが始まると、地上波のワイドショーや情報番組での「捕獲作業」をしなきゃならない宿命なんですが、日曜日に藤井七段が棋聖戦第2局で勝利した、翌・月曜日の各局の気合いの入り様はなかなかのものでしたよ。ミヤネ屋やひるおびはトップ扱い、バイキングは30分近く将棋のことだけやっていたので、フィギュアスケートでも、なかなかここまではやってくれないよなぁ・・・と感慨深かったです。
しかし、情報番組の出演者の大半は将棋のルールすら知らないのに、これだけ取り上げてくれるというのは有難い話です。まともに分かっているのは、ひるおびの八代弁護士ぐらいという状況(汗)。そう考えると、フィギュアスケートはジャッジのアレコレがあるとはいえ、どういうルールがあって、どういうスポーツなのかは浸透していますから、なおさら、優秀な若手の登場が待たれます。
「棋士の和服に重なる思いは 藤井聡太七段がタイトル戦で見せた羽織袴」(東京新聞 2020.6.28)
第2局には、まだ和服は間に合わないと思っていたんですが、「着る」と決めたら、しっかり「家で一日着て過ごす」という準備も怠らなかった様子。将棋があれだけ緻密だし、この若さにして失言もしないので、まぁ、納得です。この点について、ゆづさんと同様に、親の教育も素晴らしいのだな・・・と改めて感じました。
棋聖戦の第3局の前に、王位戦も始まります。右のおじさんが、7/1・2に藤井君が挑戦する、木村王位です。ワイプの映像で左の対局者が悩んでいますが、これが渡辺さんです。この映像は、たぶん藤井君がまだプロになる前のものだと思います。隔世の感がしますよ。
では、また明日!
Jun
コメント
藤井七段、勢いが止まりませんね。
今朝の一般紙で知ったのですが、盤の中央に金を打ち込む、歴史を変える一手で勝利を呼び込んだとか。AIさえ、予測しなかったというから、見事ですね。
歴史を変えるところに羽生選手との共通点を感じますが、袴まで仙台平!
ファンとしては、羽生選手が着用したことも念頭に置いて選んで下さったのだと思いたいです。いずれにせよ、ゲンのいい織物として定着しましたね。本当に良かったです。
ととちゃん さま
コンピュータ将棋ソフトでいま一番強い「水匠2」というソフトを走らせながら、私も日曜の対局を見ていましたが、54金自体はソフトの候補手に入っていました。ただ、54に金が上がるためには、その後ろの歩を53の地点に保留しつづける必要があって、その段階から藤井七段はこの新構想を「狙っていた」感じはします。コロナ自粛で2か月ほど対局が無かったんですが、藤井君は自分でPCを組むほどのPC好きで、しっかり準備して「とっておきの研究手」を用意していたんだと思います。高校卒業は来年3月ですが、卒業して将棋に専念できるようになったら、さらに強くなるだろうと言われています。
和服姿はとても似合っていると思いました。バイキングでアンミカさんが「文豪みたい」とコメントしていて、たしかに芥川龍之介のような、細身でモサっと無造作なヘアスタイルで和服というのは、明治・大正の文豪の雰囲気が漂っているなぁと。