若杉カメラマンの写真解説講座(第3回)など

若杉カメラマンの写真解説講座(第3回)など

もうコンテンツの更新は無いのかなと思っていたんですが、若杉カメラマンの写真解説講座がアップされました。今回は第3回で、4CCのバラ1についてです。

(羽生選手は演技が)終わった後に、手を叩いて、天井に向かって、何かをつぶやいたんですけど、そのつぶやくシーンって、前の平昌五輪でも見たことがあって、「ありがとう」って言ってる印象があったんですけど、この時は、口の動きを見ている限り、「ただいま」って言ってるんじゃないかと思って・・・。

それを見て、「おかえり!おかえり、羽生くん!」って思いながら、シャッターを切ったのをおぼえています。

若杉カメラマンは、かわいい人ですね!完全に、目がハートマークになってませんか?改めて映像を確認しましたが、手を叩いて、天井に向かった瞬間は、カメラが遠くて判別不能です。でも、若杉さんは現地にいらっしゃって、望遠レンズで羽生さんの表情をのぞき込んでいたのですから、きっと「ただいま」って言ってたのでしょう。

3Aについては、私は、Otonalのツイズルサンドの3Aも大好きなので、バラ1の3Aと比べてどっちが良いかというのは、なかなか言いにくいです。エレメンツ上では同じ3Aなのに、でも、まったくの別物で、しかも、ともに至高のクオリティというのは、羽生さんしかできない名人芸だなと思います。

若杉カメラマンの講座、まだまだ続きそうな予感がします。楽しみに待つとしましょう!

スポニチが他紙を圧倒する特集を組んでいたので、購入しました。昨日のアベマの解説の久保先生も言ってたんですが、この棋聖戦の全4局、両者ほとんどミスの無い接戦だったんですよ。フィギュアで言うなら、羽生さんとネイサンがともに、SP・フリーともにノーミスの演技を直接対決の4試合で続けて、「勝ったり負けたりの3勝1敗」という感じでしょうか。フィギュアは採点のアレコレがありますが、将棋は勝つか負けるかのみで、判定や採点はありません。私も、その意味で、「フィギュアスケートで溜まったストレスを、将棋を見て発散する」ということを、ここ数年続けてきました。

いまは、無料の将棋AIソフトをPCにダウンロードして、観戦することができます。私も「水匠2」というソフトを入れて観戦していますが、プロ棋士も当然みんなこれを持っていて、事前に研究して対局に臨んでいます。

今回の棋聖戦第4局は、渡辺さんが明らかにソフトを使った事前研究の将棋に藤井君を誘導している感じがあったんですが、PCを自分で組み立てるほどのPCマニアの藤井君が、「ソフトが最善手にするような手をあえて選ばずに、相手を悩ませて、持ち時間を消費させる」という高等戦術を使っていた感じがします。

いま、プロ棋士とソフトが対局したら、棋士はまったく勝てない時代になりました。「ソフトの推奨する手は常に正しい」「ソフトの手を暗記すれば、人間相手なら誰が相手でも勝てる」「相手もソフトの手を頭に入れてきているはずだ」。・・・しかし、実際には人と人との戦いなので、「あえてソフトの推奨手順を選ばない」という駆け引きが始まっているように思います。これをマスコミは「AI超え」と言っていて、私自身はちょっと違和感を覚えますが、まぁ、地上波の情報番組やスポーツ紙が「分かりやすさ」を求めるというのは、フィギュアでもそうなので、いちいち腹は立ちません。かつては「おじさんの趣味」と言われた将棋を、こんなに取り上げてくれるだけでも、嬉しいですよ。

将棋は、やっぱりルールを覚えて、「勝つ楽しさ」「相手の玉を詰ます楽しさ」を味わうことで、ますますプロの技の凄さが分かると思います。フィギュアスケートのルールを覚えてプロトコルを読めるようになるよりも、将棋のルールの方が簡単だと思うし、ルール変更もありません。

駒の動かし方」を覚えたら、私のオススメは、「ぴよ将棋」です。「プレイヤーvsコンピューター」にして、「上手レベル1ひよこ」で、手合い割を「十枚落ち」から始めてみましょう。相手は9枚の歩と王様だけです。「飛車と角を相手陣内に成り込むこと(龍と馬を作ること)」を目指すと、勝ちやすいと思います。

実は、藤井棋聖になってからの初対局は、はやくも土曜日のお昼3時から生放送で行われます。渋谷のアベマのスタジオで和服を着ての対局。短い棋戦なので、5時ぐらいには終局になると思います。解説は藤井猛九段(てんてー)で、トークの面白さでは棋界随一と言ってよいでしょう。以前、二人は「共演」したこともありました。

さらに、お隣りのチャンネルでは、ちょうど5時からABEMA TVトーナメントという、団体戦の生放送もあるので(実はこちらに渡辺さんが登場します。この団体戦は、長引くと夜11時過ぎまでかかる!)、この土曜日、私は、お昼3時からてっぺんまでずっと将棋を見ていることになるでしょう。忙しすぎる!

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. リン より:

    おはようございます。
    将棋のお話を沢山教えて下さってうれしいです。
    将棋にもっと詳しくなって観戦がもっと楽しくなったら、本当にフィギュアのストレスを
    将棋で解消できそうですね。
    これからも二刀流のブログ、楽しみにしています。

    • Jun より:

      リンさま

      いえいえ、二刀流なんてとんでもない・・・。フィギュアのシーズンも始まっていませんし、藤井棋聖の対局がある時だけ、チラっと触れる程度にいたします。

      あくまでもウチは、「羽生結弦応援ブログ」ですので。

  2. Sennin より:

    若杉さんも繊細な心の持ち主で感性も豊かで、とてもいいですね。今まではカメラマンさんは写真を撮るだけで表に出てきませんでしたが、田中、能登両氏辺りがきっかけで長久保さんの撮っていいコラムなども含め自分が撮った写真の思いなども表現していただけるようになり私たちも一層楽しめるようになりましたね?そこで、私も3Aですがツイズルサンドが大好きです。NHK杯で観れたのが忘れません。落ち葉がクルクル舞ったかと思うとフワ〜と舞い上がり、またクルクル落ちていくような雰囲気を感じます。

    さて将棋ですけどJunさんが仰ってるような記事読みましたよ。あと渡辺二冠のブログも読みましたが難しかった。
    今日また楽しめますね!将棋の日は1日忙しいです^_^
    今の時代一人で将棋がやれるんですね?認知症予防にも良いので時間のある時にチャレンジしてみます。いつも丁寧に教えて下さってありがとうございます😊
    スポーツ新聞は将棋も一面なんですね!何でもありなんですね(o^^o)あ!藤井先生のコメント楽しめました〜。藤井くんもニコニコしてましたね?

    • Jun より:

      Senninさま

      まさにこの数か月は「カメラマンが主役」ともいえるゆづ関連出版でしたね。逆に、ノンフィクションや取材レポートのような書籍は、ほぼ皆無です。自粛期間で取材に行けないというのもあるのでしょうが、フィギュアスケート村の記者・ライターの層の薄さを感じますね。

      将棋は一人でやれるし、一人で強くなれます。私はやりませんが、将棋ウォーズのようなアプリを使ったネット対局も有名です。

      私の場合、同居している父も指しますが、一緒には指しません。確実に喧嘩になるからです。