ロンバルディア杯が開幕していますが、JGPカナダ大会関連の方を先にまとめておきます。リザルト関係は「こちら」。
男子SPは、9月14日(金)9:45~12:35。絶対にライストでは見れない時間なので、後でYouTubeの動画で見ることになるでしょう。鍵山君が「10:53~」、三宅君は「11:39~」です。ライバルとしては、ゴゴレフ君の力が抜けていて、あとは、アメリカの樋渡知樹君も強い選手です。ロシアから、ヴェトルギン、グメンニクという2人の選手が出場していますが、実力はよく分かりません。
先日の「フィギュアスケートTV」で三宅君、鍵山君ともに紹介されていましたが、このインタで話している、三宅君のSP「Played a live」の衣装は、本当にまんまF1レーサーのレーシングスーツなので、これはインパクトがあると思います。こんな斬新な衣装は見たことがありません。海外からどういう評価を受けるのか興味があります。そして、同年代の須本君、木科君、そして島田君、そろって今季のJGPで台乗りを果たしているので、彼もメラメラと燃えていることでしょう。
一方、鍵山君ですが、先日放送分のフィギュアスケートTVでは「トロントの羽生君」に次いで、「裏の主役」のような取り上げられ方でした。この8月の試合だけでも、アジアンオープン、サマーカップ、サマートロフィーと連戦して、「3連勝」の絶好調でカナダの地に乗り込みます。FSTVのキレイな映像で演技を見たところ、3Aの時のカラダの捻りの凄さと、ジャンプの高さと着氷の安定感が、実によく分かりました。JGPでもあの感じでジャンプを決めたら、解説のテッドさんはビックリするんじゃないかと。もちろんアクセルだけではなく、トリプルはどれも上手いです。「1位を狙わなきゃ、2位も3位もない!」と親父さんからハッパをかけられているそうですから、大本命のゴゴレフ君に勝つつもりで、ぶつかっていってもらいたい。昨シーズンの女子でいう荒木さんのように、ブレイクしてほしいですよ。
女子SPは、男子よりも先で、9月14日(金)の、青木さんは「3:06~」で、住吉さんは「3:31~」から。
しかし、女子のライバル選手がなかなか厳しい。ロシアからはシェルバコワ(第1戦・優勝)とタラカノワ(昨季ファイナル3位)。韓国のユ・ヨン(第1戦・3位)もエントリーしているので、このメンバーの中で台乗りしたら大健闘です。
とはいえ、まず、青木さんの復活は嬉しいですね。彼女の本来の実力からすると、すでにシニアで戦っていてもおかしくない選手。しかし、昨シーズンは全日本ジュニア17位と不調でした。ただ、川畑和愛ちゃんというチームメイト(二人の誕生日は2日違い!)とともに、都築先生の元でいいトレーニングを積んできたことで、今季のJGP派遣が決まったのでしょう。あまりプレッシャーを感じることなく、まずは元気な姿を見せてほしいです。
住吉さんは、樋口新葉ちゃんを育てた岡島コーチの明治神宮外苑FSCに所属。期待の若手選手です。インタでは、この若さで、技術的な課題をしっかり意識して合宿に参加していた様子。立派ですね。8月のサマートロフィーでは、青木、川畑、吉岡の3選手に次いで4位。吉岡さんがJGPで見事に台乗りしたように、「私も!」とモチベーションは上がっていることでしょう。
このカナダ大会には、ペアの三浦・市橋組も登場します。オーストリア大会の出来には不満だった二人ですから、そこからさらに順位を上げてもらいたいですね。
では、また明日!
Jun
コメント
FSTVでの鍵山くんの存在感は大きかったですね。あの番組が良かったのは、もちろん公開練習の様子が一番ですが、ローカル大会を取り上げてくれた点でした。小さいスマホの動画でしか分からなかった演技をはっきりと
見ることが出来ました。
個人的には青木祐奈ちゃんの復活が嬉しいです。もう、やめてしまったのかと思っていたんです。都築先生のお弟子さんということで
思い入れがあったので。この週末はコンペティションが重なり、個人的な用事もあり、全部は見切れないと思います。 junさんのレポを楽しみにしています。
ととちゃん さま
もうチェックされているとおもいますが、私の予言通り、鍵山君はやってくれましたよ!素晴らしかったです。
青木さんのスケートもクセが無くてとても質が高いので、川畑さんとともに、都築門下生は、エレメンツの一つひとつの美しさが際立っているなぁと感じます。
レビューはしばらく日本人中心になってしまいますが、オータムの直前で、1~2本、他国の選手の演技もレビューできたらと思います。