この週末にかぶっているのが、スケアメ、ロシア杯第3ステージ、そして全日本ノービスですか。
ひとまず、アップされたものから優先的に見ていきます。今日はロシア杯の男子SPの上位3選手の演技を。「フィギュアスケートYouTube動画Blog」さんもご参照ください。また、ロシアの動画はなぜか「埋め込み」不可なので、名前からYouTubeのリンク先に飛んでいただければと思います。
「コリヤダ」。101.72の1位。クワド1本で100点オーバーはさすがに出しすぎですが、ロシア杯特有の「ボーナス」のつくルールなので、参考スコアです。
彼の本調子の時と比べると、ジャンプの着氷が乱れていますが、これからその部分の安定感も増してくることでしょう。3Lzをクワドにすると、きっとこれがパンクしちゃうんですよね。だったら、無理しないで1クワドでしばらくいいんじゃないか?という気がします。彼のシャープで、良い意味でキザな身のこなしを見るだけでも価値があります。1本も2本も関係ないですよ。
「アリエフ」。94.01の2位。仮面舞踏会は平昌五輪シーズンのSPで、彼の出世作と言えますね。衣装は以前のブラウン系からグリーン系に変わりました。スコアシートを見ると、冒頭の4Lzに「q」がついています。これが例の「4分の1、回転が足りない。基礎点はそのままだけど、GOEで減点する」というやつですね。それよりもインエッジじゃない?という気がしますが、角度の問題かもしれません。
「モザリョフ」。90.66の3位。今季シニアに昇格。日本勢の鍵山君や駿君のライバルの一人。ロシアのこの世代で、器用さといえばダニエリャンやグメンニクの2人で、他方でモザリョフはというと、無骨で荒々しいイメージを持っていました。
ところが、コリヤダとアリエフを見た後だと、指先から腕にかけてしなやかな弧を描いていて、こんな選手だったっけ?とビックリ。まぁ、比較対象が違うのもありますが、素人の感想なんてイイカゲンなものですね(汗)。
この曲、バッハのトッカータとフーガの「あのメロディ」だけ延々リピートなの?と思っていたら、ステップの所で曲調が変わりましたね。ジャンプは先輩2人に比べると不安定ですが、前述のダニエリャン&グメンニクとともに、パワー系ではなく、繊細なスタイルのスケーターが今後ロシア男子を引っ張っていくのでしょう。世代交代を感じますよ。
この後、スケアメのSPの方を見ていきます。
では、また明日!
Jun
コメント
こんにちは!
コリヤダ選手は良い演技でしたが、技術点のカウンターを見ていて、あれっこれで100点超えるの? と思ってたら、ロシアルールのボーナス点があるんでしたね! ややこしいから、それやめてほしいです。でもコリヤダ選手はやっぱりフィギュアスケートらしくて良いなあ。
「仮面舞踏会」の曲は、あまり良い印象がなくて、何でみんなこの曲使うんだろう?と思っていましたが、アリエフ選手には合いますね。衣装も似合っていて、この曲が良いなと感じたのは初めてかもしれません。
モザリョフ選手はまだよくわかりません。今後の体型変化で、また違った感じの選手になっていくかも?
雪女さま
あのロシアンルールは、他国向けに高得点をアピールする意図もありそうですが、ただ、今はもうスコアシートをすぐに読めますし、YouTubeで映像もしっかり見れますから、盛り盛りはバレバレなんですけどね。
モザリョフはあまり特徴は無いんですが、勝負強くてミスの少ない選手です。今回は転倒がありましたけど、ポカの多いロシア男子の中で今後グッと伸びてくるかもしれません。