すでに最終順位は出ていますが、今日はスケアメの女子SPを見ていきます。男子は後回しでいいでしょう(笑)。女子優先でいってみます。ジャッジスコアは「こちら」で。
マライア。76.48の1位。3F-3Tのセカンドトウがグリってましたね。J5はGOEを「-2」にしてますが、お隣のJ6は「+3」をつけてるし、これは難しい所です。
相変わらず、スタイルはピカ一ですね。そして、全体としてまずまずまとまった良い演技です。76点は多少盛り気味ではありますが、十分許容範囲かなと思います。
テネル。73.29の2位。スケーターとしての彼女は「強い女性」というイメージなので、この黒のスパッツ風の衣装はよく似合っていると思います。スケーティングのスピードがいつもより若干足りない感じで、少し動きが重いように見えました。
で、テネルは、3Lz-3TのセカンドをUR取られてるわけです・・・。グリ降りではないけど、回転自体が足りないと?いやぁ、難しいですね。
まぁ、将棋の形勢評価でいえば、二人の差は「52%対48%」ぐらいで、まったくの互角ですね。完全にフリー勝負になりました。
シン。69.77の3位。初めて見る選手です。ISUの「バイオ」によると、今年1月のユース五輪で7位に入っているようです。冒頭の3Lz-3Tのルッツに「q」がついていますが、スコアシートを見て気づいたぐらいです。
小柄で細身で、ツルシンちゃんのような雰囲気がありますが、ツルシンちゃんとはっきり違うのは、表情の明るさですね(笑)。こういう明るい子がキスクラで喜びを爆発させるところを見たいのですが、しかし、隣にコーチがいないのにマスクをしてキスクラでスコアを待つ意味って何でしょうね?
マスクの製造メーカーの宣伝?いや、マスクは今回映像を貼った選手たちに限ってもバラバラですし、よく分からないルールですね。
グレイシー。46.36の12位。試合に出られるほど戻しているのかどうか不安でしたが、スケーティングスピードも出ているし、頑張りましたね。さすがにトリプルは厳しい感じで、スピンもレベルを取れていないですが、この場に戻ってきたことが凄いです。キスクラで悔しそうでしたから、まだまだやれると思っているのだとしたら、とことんまで頑張ってほしいですね。
女子フィギュアスケートの低年齢化の問題を、改めて考えさせられます。ロシア勢を持てはやすのもいいけど、シニア昇格年齢の引き上げ等、きっちりルール化しないと、ずっと解決しないままですよ。ロシアはきっと反対するんでしょうが。
では、また明日!
Jun