スケボーの話とか

スケボーの話とか

スケボー競技のハイライト動画は「NHK」のYouTubeサイトで確認してください。

YouTubeでいろいろと検索をかけていたら、ついつい見入ってしまったのが、こちらの動画。東京五輪のスケボー競技が始まる数日前にアップされたものです。この方が、まさに預言者ですよ。「日本人がスケボーめちゃくちゃ強い理由」として、次の3つを挙げていました。

(1)日本人の国民性

(2)身体的アドバンテージがない

(3)環境

(1)については、職人気質で基礎練習をマジメにやる国民性が、この競技に合っているとのこと。高難度の技を、プレッシャーのかかる試合で高確率で決めるためには、猛練習が絶対に必要で、この方も、日本が体操とフィギュアで強いこととリンクさせて、語っていました。

(2)については、コンタクトスポーツじゃないので、(欧米人が)体格で有利にはならないというもの。これも納得いくお話でした。そうなると、「日本潰し」のようなルール変更が早晩なされそうですが、男女ともに2位の選手はブラジル代表でしたし、「日本を潰せば、アメリカがメダルを獲れる」という種目でもなさそうです。年齢制限は来るかもしれないですが。

意外だったのは、(3)です。スケボーというと、日本にはまともに練習できる環境が少ないようなので、路上(ストリート)や公園で不良がたむろしてやってる先入観がありますよね。実際、もちろん、海外では路上で活動して、そこで技を決めて、それを動画に撮って配信することを専門にしている人もいるそうです。

一方、日本の場合、「上手くなって有名になるためには、大会を目指す」ので、パークに毎日通って技を磨くのだとか。

西矢が6年間通う松原市の「スポーツパークまつばら」の太(ふとり)健二支配人(35)が祝福の声を寄せた。

快挙の瞬間は、パーク内の事務所で職員らと見届けた。「本当にすごいことをやってのけたと思います。こんな小さいスペースから金メダリストが生まれるとは。ずっと使ってくれていたことを感謝の気持ちでいっぱいです」と声を弾ませた。

同施設は、大会会場の半分にも満たない約850平方mのスケートパークと、人工芝のフットサルコートが3面あり、2015年7月に市の公共施設として開設された。西矢はオープン直後から練習に訪れ、平日は学校終わりに4、5時間練習することもあったという。今月中旬の代表合宿直前まで「いつも通り変わらない」様子で、1日550円の使用料を支払ってパークで練習していた。太支配人は「ここ(金メダル)までいってしまうと分からないですけど・・・。松原市長が『タダでいいよ』と言うかも知れないですね(笑い)」と冗談交じりに話した。

西矢選手の場合、「路上でスケボー」という世界とは無縁で、これって、まさにアイスリンク仙台で技を磨いて五輪に羽ばたいていった「子どもたち」に通じる話にも思えます。スケボーの世界で、五輪のメダリストとか、プロとして食っていくレベルがどれぐらい大変なのかは分からないですが、フィギュアに比べると、(競技者も施設運営側も)お金のかからないスポーツなのかな?という気がします。

男子の堀米選手や女子の西矢選手のコメントを聞いていると、単純に「スケボーが好き」「まだまだ上手くなりたい」という謙虚さと純粋さが伝わってきて、ある意味、将棋の藤井聡太二冠に通じるものもあるなと。

子どもたちの秘めたる才能と情熱は本当に素晴らしい!やっぱり、好きなことをやるのが一番ですよね。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます。

    「日本を潰せばアメリカがメダルをとれる」競技・・・・・ん?
    8月に出る平野歩選手がんばれ!と思います。

    バドミントンの桃田選手をテレビで見ていたのですが、残念でした。
    この4年間で彼の攻撃のパターンを研究されてしまったように感じます。
    リオ五輪を自粛させたバド協会は間違っていません。賭け事はバックに反社がいる可能性もありましたから。

    これもオリンピックの魔物でしょうか。

    • Jun より:

      みつばちさま

      桃田選手がまさか予選で敗退とはビックリしました。

      しかし、敗戦直後のツイートは本当に素晴らしい。感謝の気持ちが綴られていていて、あのあまりに不運な事故から復帰をされて、人間的にも大きく成長されたのだろうと思います。

      次の五輪は3年後ですし、まだまだやれるはず。頑張ってほしいですね!