「惑星ハニューにようこそ!」の新エントリー「マッシミリアーノさんのライブ配信『羽生結弦の4アクセル』」がアップされました。
羽生さんの「決意表明」を受けたからでしょうか、マッシさん、これまで溜めてきた怒りのマグマを大放出というか、ここまで具体的にチートジャンプについて批判をしたのは初めてではないですか?
今回、いちいち引用はしません。ぜひご一読ください。プロトコルを読めて、海外の検証動画をチェックしてきた方なら、何年も前から腹の底に溜め込んできたことで、「よくぞ言ってくれた!」と勇気をもらえると思います。
しかし、羽生さんはこのような「世界」と決別して、より技術に磨きをかけて、アイスショーの場でも4Aをクリーンに披露するのだと決意表明してくれました。くれぐれも怪我には気をつけて、頑張ってもらいたいです。
でも、まさか、24時間TVでいきなり4Aにチャレンジなんてことはないですよね・・・(汗)。
毎日新聞の貝塚太一カメラマンが、胸に迫るコラムを書いてくださっています。
もし、「カメラマンは自分の撮った写真に注釈をつけるべきではない。写真を、読者が自由に解釈してくれればいい」という考え方があるのだとしたら、その「心のブレーキ」をぶっ壊して、「語らずにはいられない!」という気持ちにさせたのが、羽生結弦さんという存在だったのではないでしょうか。
ベストアングルではないことは分かった。でも、ファインダーから一瞬見えた姿に、万感の思いが込み上げ、シャッターを切る指先が震えた。
「あの背中にすべてがある」。・・・(4Aの)転倒後すぐに起き上がり両手を広げた。王者の背中だった。この背中とリンクを出てから氷を額につけた背中が脳裏で重なった瞬間、涙があふれてきた。
あの厳しいコロナ対応の中で羽生さんを撮り切って、男子フリー後、貝塚カメラマンはすぐにスピスケの会場に向かわなければならなかったとはいえ、「ひと仕事やりきった」という精神的安堵感もあったことでしょう。
北京五輪の羽生さんに関する当時の私の心境を思い返すと、SPのミスがあって、怪我の状況も全く分からないまま、フリー冒頭の2本のジャンプでもミスがありましたから、「お疲れ様。よく頑張ったね」という気持ちとともに、涙が出ることは無かったです。
でも、現場にいた方々はまったく違った感情で彼の演技を見守っていたわけで、これも貴重な歴史の記録なのだなと痛感します。
では、また明日!
Jun