Amazonでメタルの新作を物色していると、いわゆる「おすすめ」として挙がっていたのが、こちらの「Imperial Circus Dead Decadance」（ICDD）というバンド。「なんだビジュアル系か？」と思いつつ、今年6月発売のニューアルバム『殯』（←「もがり」と読むそうです）を開いてみると、やたら長文の熱いレビューが並んでいます。
で、YouTubeで新作からのMV「獄」をチェックしてみると、なかなか狂暴かつ情報量の詰まった音楽で気に入りました。「バタバタバタバタ」したドラムは、ブラストビートと呼ばれるリズムで、ブラックメタルやデスメタルのトレードマーク的な叩きなんですが、決してブラストビートで突っ走るだけの音楽ではなく、メロディックデスメタル、シンフォニックメタル、メロディックスピードメタルの良い所を詰め込んで、女性のゲストボーカルも効果的に配置。アルバム全曲、バンドのオフィシャルアカウントでアップされているので、ひとまず、1曲目の「禊祓の神産は宣い、禍祓の贖罪は誓う。」を聴いてみて、「これは！」と気に入ってみたら、その先に進んで良いかなと思います。最近では珍しい、全13曲・74分もの大作です。
日本のメタルバンドも本当にレベルが上がっていて、特に最近は、LOVEBITES、NEMOPHILA、BAND-MAIDのようなガールズメタルバンドが元気がいいのですが、やっぱり男のバンドで凄いのも見てみたいわけですよ。
MVのコメント欄を見ると英語のコメだらけなので、海外でツアーできれば一気に知名度も上がると思うんですが、コロナが憎い・・・。でも、バンドの力量は確かだし、曲のアイデアも素晴らしい。せっかくこれだけの力作を世に送り出したのだから、日本でもっと多くの人に知ってもらえるように、プロモーション活動も頑張ってもらいたいです。
では、また明日！
Jun
