

「埼玉が終わって、(演出家の)MIKIKO先生からダメ出しをくらいました」
「埼玉はずっとずっと一定のペースで、あまり上下させず、ただ、入れるところはしっかり入れつつみたいなことを意識しながらやっていました。それが『RE_PRAY』で学んだことでもあったし、成功体験でもあったし、その練習をしてきていたので。広島は新プロを含めてものすごく出力を上げました。結果として、うまくいかなかった部分もありつつ。でもやっぱり、表現面は格段に良くなったなとは思いました」
「今どんどん新しい知識や、トレーニング方法を試しているんです。埼玉から広島へ、だいぶアップデートをして。まだやりかけている最中で、体がどんどん変わっている最中。今までの『RE_PRAY』『GIFT』もそうだったんですけど、一番(負荷の)大きいところ、『序奏とロンド・カプリチオーソ』だったり『破滅への使者』だったり『バラ1』、そういうところのために表現を犠牲にしてきた部分もあったので。表現を犠牲にすることなく、全部出し切れるような体づくりを続けていきたいです」
たしかに、録画したCS放送を見ると、広島のマスディスなんかは表情にもはっきり余裕があって、振付の微調整もファンから多く指摘されていました。まぁ、「バラ1」におけるミスに評価が収斂しがちですけど、ジャンプ以外の部分も細かく楽しめるのが、特にプロ転向後の羽生さんのスケートの醍醐味ですよね!
しかし、MIKIKO先生もここまではっきり「ダメ出し」できるというのも、それだけ強固な信頼関係が築けている証拠ですね。「良いものを創る」という一点で、まさにチーム一丸となっている印象を受けます。
おそらく、このチームでIce Storyはさらに続いていくんだと思います。でも、「これ以上のものをどうやって?」という疑問がすでに私の中で沸いています。「創作物」を楽しむ立場からすると、次のStoryまで2~3年かけてもいいのでは?という思いがあるんですが、きっと「自分には時間は残されていない」という決意のもと、毎年やる!ことをノルマにしているんでしょうね、この人なら。

ABEMA将棋チャンネルでの放送は「こちら」。放送開始は「17:00」からですのでご注意ください。
正直な所、王将戦第三局の熱気が収まっていない私ですが、この土日は藤井聡太七冠の対局放送が続きます。まず土曜日は、地域対抗戦の「チーム中部」の一員として参加します。チーム中部は、藤井聡太七冠、豊島将之九段、澤田真吾七段、青嶋未来七段、そして杉本昌隆監督のメンバー。「チーム中部」は昨年の優勝チームでしたが、今年はルール変更により、「ステージ1では監督含めて全員必ず一局指す」ことになりました。杉本師匠で黒星を喫することを「前提」とすると、他の4名が頑張らないといけない。そして、ステージ2には「ステージ1で勝った棋士しか参加できない」ルールなので、もし万が一藤井七冠がステージ1で敗れると、チーム中部は大ピンチになります。
というのも、「チーム関東A」は優勝候補と言ってもいい強力メンバーだからなのです。木村一基九段、佐々木勇気八段、三枚堂達也七段、黒沢怜生六段、そして羽生善治監督というメンバー。まず、監督がチームメンバーの誰よりも強いのが各チームと比べての最大のアドバンテージであり、とはいえベテランながらフィッシャー得意の木村九段、竜王戦で藤井竜王を苦しめた佐々木八段、そして若手の三枚堂七段、黒沢六段も早指しは強い。
いくら藤井七冠が強いといっても、他のメンバーが「取りこぼし」をするとチーム中部は一気に苦しくなります。間違いなく接戦になることが予想されますね。出場棋士のオーダーの読み合いから目が離せないので、私は夕方5時ぴったりからABEMAにかじりつく予定です。
では、また明日!
Jun
