リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。試合が終わってからずいぶんと日にちが経っているので、雑談メインになることをお許しください。
竹野さん。フリーは107.69の7位。合計175.38の6位。冒頭の3Lzを転倒とUR。3Fもダブルに抜けて大変な出だしでしたが、そこからよく頑張りました。中盤の3Lzの転倒&DGもありましたけど、それ以外のエレメンツはほぼパーフェクトに近い出来だったんじゃないかと。
改めて思うのは、ルッツとフリップを正確に跳び分けて、しかも回転十分で高確率で成功させるというのは、相当な技術が必要なんだなと。日本女子でその点で安心して見ていられるのは、紀平さんだけですから、いかに彼女の能力が傑出しているかが分かります。
どうでもいい話ですが、キレイな発音のアメリカ人女性コメンタリーですが、「ナカニワ」を発音するのに苦労していましたね。JGPシリーズでお馴染みのカナダ人のテッドさんが「オカジマ」を「オカジャミ」と毎年読んでいますが、日本語の名前の中でも、読みにくいものがいくつかあるようです。
コンスタンティノワ。フリーは135.66の3位。合計205.91の3位。かつて、ソツコワがほとんどのジャンプに片手タノを入れて跳んでいるのに対して、ネットではすこぶる評判が悪かったのを覚えていますが、コンスタのこのフリーもけっこう入ってますよね。
そういえば、二人はともに長身選手で容姿端麗なビジュアルの持ち主なのに、明らかにコレは逆効果でしょ?コーチの美的センスはどうなってんの?と、小一時間問い詰めたくなりますよね。どこかで見聞きした情報ですが、小さい頃にタノ付きジャンプで練習しまくっていたので、いま普通の跳び方に戻すと成功率が下がる、とか何とか・・・。ただ、今季からタノは加点項目から除外されたので、それでも入れているという事実が、その信憑性を物語っているとも言えますかね。
この選手は、楽曲のテンポが激しくなると、所作がガチャガチャしてしまう印象があって、その意味では、SPのマラゲーニャより、このアンナ・カレーニナの方が合っているかな・・・という気はします。大人っぽい顔立ちなので、マラゲーニャのイメージはフィットしているんですけどね。
ツルシンちゃん。フリーは147.20の1位。合計214.77の2位。四大陸選手権の銀メダルがまったくマグレではないことが証明されましたね。昨シーズンまでの彼女とはまるで別人です。
転倒した冒頭の4Sは、私には回転が足りてるようには見えないですけど、それ以外が素晴らしい。スピン・ステップもすべてレベル4。そりゃ、三原さんがフリーのスコアで及ばないわけです。
もともと細い子なので体型的に有利な面もあるんでしょうが、エテリのチームにいても、彼女はロシア代表ではないから、国内のライバルのことを心配する必要が一切ない。余計なことを考えずに、エテリ式のハードトレーニングで身体を鍛えることのみに集中できてるってのも、大きなアドバンテージかもしれないですね。
さいたまワールドでは、ロシア勢(ザギ・メド・サモ)よりも、テネルよりも、彼女こそ日本女子の表彰台独占の最大のライバルになるんじゃないか?ってぐらい、動きがキレてます。紀平さんが彼女の後塵を拝するというのは考えにくいですが、四大陸では坂本さんは負けてますし、宮原さんもかりにノーミスできたとしても、ツルシンちゃんが4Sを降りたら、かなりきわどい戦いになると思います。まぁ、勝負としては面白くなりそうですね。
三原さん。フリーは144.76の2位。合計220.68で優勝。一番上に画像でキャプりましたけど、「TOTAL」のスコアの表示が小さすぎて、中野先生も舞依ちゃんもスコア分かってなかったのでは?と。この辺りが、ややマイナーな大会ならではという所でしょうか。
回転不足とされた2A-3Tのセカンドトウですが、「は?これ取るなら、ツルシンの4S取れや!」と言いたくなりますが、SPの75.92はほぼマックスに近い評価を出してくれたし、良しとしましょう。実質、SP・フリーともにノーミスを揃えた、舞依ちゃんにとって大きな自信に繋がる大会だったなと思います。
世間では、「雪肌精」フィーバーですが、あともう一本、世界ジュニアの女子フリーの振り返りだけ、明日させてください。その後に、キスクラのレビューを挟んで、いよいよワールドモードに突入といきます。
では、また明日!
Jun
コメント
竹野さん応援してたのに残念でした。ショートの演技に自信つけてこれからもスケート続けてほしいです。
舞依ちゃんの金メダル凄く嬉しいです。ライスト見ながら騒いでいました。ステップあたりからはもう涙があふれてこちらが気持ちが高ぶってしまいました。2017の国別観戦でのシンデレラの時からなんだか知りませんが、舞依ちゃんの演技で胸が熱くなるんですよね。どうも私には心ひかれる演技なんでしょうね。それよりJunさん表彰式ご覧になりましたか?君が代ではなかったですけどユニバシアードはなんか特別なものがあるのでしょうかね?舞依ちゃんは国旗があがってるし君が代歌う準備万端だったのでしょうね?なんとも言えない表情でした。とにかく素晴らしい成績でおめでとうです!。
ツルちゃんのスケートは素晴らしい。ロシアが自分には合ってると言ってますが、クリケットでの基礎が今の結果なのではないでしょうかね?お母さんが生徒が多くて見てもらえないと思っていたところにメドちゃんは受けるわでエテリに移籍したようですけど、凄い飛躍で私もやばいぞと感じてます。
確かにゆづ情報が次々ですね。まあ嬉しい悲鳴ですけど(笑)
女子Jr.の記事も楽しみにしてます。
senninさま
表彰式について動画を確認したんですけど、アイスダンス(優勝はロシアカップル)でも同じ合唱曲が流れていて、あれは学生歌らしいですね。日本代表のスタッフも舞依ちゃんに事前に教えてあげなきゃ!と思います。
ツルシンちゃんは、もちろんクリケットで学んだ技術が基礎にあるとは思いますが、まず何よりコンディションが良さそうですよね。ジャンプにとにかく余裕がある。思うように動けているから、おそらくメンタルも安定している。これまでは、ミスを連発した演技の後のキスクラでは、ふてくされたしぐさを見せたこともあった彼女ですが、そこも含めてもはやトップスケーターと言っていいですね。ワールドでも、彼女は活躍すると思いますよ。
コンスタンティノワ、タノ尽くしでちょっとうるさく感じますね。ジャンプ自体もあまり綺麗に降りられていない印象です。やはり実力的には、世選出場まであと一歩といったところでしょうか。でも、色々あったので 表彰台に上がれて良かったです。
ツルシンちゃんのジャンプは綺麗ですね。ステップもキレっキレで爽快でした。身体に もう少し柔らかい線があれば、とも思いますが、逆に あまり体型変化しない国民性だとしたら、跳べなくなることもなく、北京でも活躍するでしょうね。
舞依ちゃんのオーボエ、ただただ綺麗でした。これで見納めかと思うと勿体ないです。
叶うことなら、オリンピックシーズンにもう一度選曲して欲しいです。
ととちゃん さま
コンスタは、ジャンプ自体の質がまず微妙だし、それでいてタノ多用なので、ちょっとなぁ・・・と感じます。でも、ワールドの一件の後にも関わらず、よく頑張りました。
舞依ちゃんのオーボエや、新葉ちゃんのスカイフォールなど、もし北京シーズンに「ベストプログラムの競演」になったら、代表選考はさらに揉めそうですね・・・。ただ、そもそも平昌の代表が宮原さんと坂本さんの二人になるなんて、シーズン始まってからでも予想を的中させた人はいなかったはずですから、その時になってみないと分かりません。若手にも出てきてほしいですね。