2019年8月1日発売。定価「1,500」円。
今回のFIGURE SKATERS(FS)は、アイスショーの特集であることは想像通りだったんですけど、他のスケーターの比率がどれぐらいか?という部分が読めませんでした。
で、実際どうだったかというと、「FaOI 2019でのゆづてんこもり状態」で、こんなにゆづ尽くし本を出してしまって大丈夫?と心配になるレベルです。某組織からの嫌がらせだけでなく、オフィシャルブック関係者からも睨まれないか?という2つの点でビックリでした。以下、ざっと内容をおさらいしておきます。
・「マスカレイド / 続・オペラ座の怪人」(02~17)→→やっぱりデカいのはいい!迫力がまるで違います。これはもう実物を見て納得してもらうしかないですが、マスカレイドの「写真集」としては本書を超えるのは難しいのでは?と感じます。ド迫力です。
・「オペラ座の怪人」(18~31)→→14-15シーズンのオペラ座のN杯以降の衣装(ブルー版)です。18頁と19頁は、ちょうどマスカレイドとオペラ座の「鏡写し」のような並びなんですけど、5年で顔つきがやっぱり変わったよなぁ・・・と実感します。写真の画質は若干粗めですが、この衣装のショットをまとめて見た記憶があまり無いので(そもそも、「ゆづ中心雑誌」はバラ1&SEIMEI頃から本格的に出てきたので)、すごく新鮮でした。
・FaOI 2019 オープニング&フィナーレ(32~43)→→オープニングの羽生君のバレエジャンプの一枚は、分度器をあてがわれて加工されたり、広く知られていますが、背中がチラ見えしているのってありました?少なくとも私は初見です。そして、すでにネットニュースからキスクラや通信まで、見かけた写真も多いんですけど、やっぱりこのサイズだと躍動感が違います。
・DOI 2019(44~65)→→DOI特集なのであの選手やこの選手がぶっこまれることはさすがに無いんですが、ネイサンもヴィンスも無く、海外勢はザギちゃん1枚のみというのはビックリ。ここでの主役は紀平さん。FS編集部も、日本女子の次世代エースとして彼女に期待しているようです。個人的に、おっ!と印象的だったのは、白岩さん。大人っぽい雰囲気で、いい意味で彼女に対する先入観を覆してくれるような一枚です。
・YUZURU HANYU HAPPY MOMENTS 2018-2019シーズン笑顔集(66~81)→→実を言うと、ここまでページをめくっていて、「こりゃブログに書きたいこといっぱいだ!」と思っている中での、ダメ押しの「笑顔集」。Otonal、Origin、春よ来い、モニュメント発表式と見慣れた写真ですが、あくまでも「脇役」として後ろに控えているのは、よく考えられた配置だなぁと。
正直言って、今季の試合のショットは「お腹いっぱい」感があって、いま雑誌を購入しようと考えている人は、マスカレイドを求めているわけですよ。「通信」は、生真面目にオータムから時系列的に並べていました。一方で、FSは、読者が「見たい!」と思っているもの、すなわちマスカレイドから順番に並べていくというスタイル。確かに写真のサイズの違いはありますが、この辺りの「戦略」も、読後の満足度の違いにはっきり出ている気がします。今回は、本当に当たりで大成功の一冊ですので、万難を排して必ず入手してください。
では、また明日!
Jun
コメント
junさん、今!今入手しました!
固くラッピングされていて、中身の確認は出来ない状態で、同じくラッピングされた通信さんと、同じ勢いで売れている印象でした。
昨日のjunさん記事から、通信も「ゆづオンリー」で頑張っていることは分かっていたのですが、試合の振り返りはもうそんなに要らないかな、というのと、書店で表紙を見比べた時、インロック版の方が鮮やかに見えたため、こちらにしました。
それから、junさんの記事を読ませて頂き、心の中でガッツポーズしました(笑)。今夜、中を見ますが、本当に楽しみです!
ありがとうございました。
ととちゃん さま
通信の振り返りは、よく言えば「律儀」、わるく言えば「バカ正直」というか、この時期になってさすがに・・・ね。
FSの中を見た感想をぜひ教えてください。そして私のレビューが適切だったかどうかも、ぜひご批評いただければと思います。
仰るように、マスカレイドがここまで充実していると、オフィシャルブックは もういいかなと思うレベルです。 ただ、あちらはクリメモを勝負の鍵にしているようですね。あとは、バックヤードでしょうか。やっぱり junさん待ちになりそうです。
白岩さん、junさんの記事を読んだ後なのに、誰?と思いました(笑)。こういう白岩さんもいいですね。今季のプロが楽しみです。
私が並びに関しても工夫があるなと感じたのは、DOIで終わるかと思ったら また笑顔集が始まる編集です。まだまだ楽しめるお得感がありました。
残念なのは初代ファントムの画質の荒らさですね。折角の大きさなので、何とかならなかったのかな、という点と、テキストに幾つか突っ込みどころがありました。でも、マスカレイドのテキストは良かったです。密かに羽生選手自身をも映しているのではと感じていた思いを言葉にしてくれました。
以上、総合的に、買って良かったと思えた一冊でした。
ととちゃんさま
そうなんですよ。オフィシャルブックは、クリメモとバックステージショットにどれぐらいの質のものが入っているか。この一点ですね。こちらは、購入して即ご報告したいと思っています。
テキストは私はこの雑誌についてはノータッチなんですが、そんなに面白い記述があるなら、後で調べてみますね。
今回の号が一番まともな出来ではないかと個人的に感じました。毎度購入している私ですがこの表情使う?って思うショットや画質の荒らさが目立ったり、なぜここでこのスケーターですか?って思ったりでしたが、今回は上出来でしたね。
私は、田舎にいて持ち帰るのに荷物になることもありますが、まあはっきり言って結弦くんしか興味がなくて、写真もいいものばかりではありますが
特別ほしいショットがなかったので購入は見送りました。春ちゃんのスモークかかってるようなショットは通信にもありましたね。私がこの雑誌をみおくるのは結構勇気がいりました(笑)
白岩さんは私も誰かと思いました。彼女もスポンサーついたようでよかったですね。
友野くんの今季にフリーのショットも良かったです。このプログラムに期待してます。友野くんの本気度がグワ〰️と感じられるシーズンになりそうです。
senninさま
結局、買わなかったということですね。
人それぞれ感想はあって当然だと思います。私は、同時期に発売された通信と比べると、FSの方が出来は良いと感じました。
Junさん、ご無沙汰してます。
通信もFSも買いました。
正直、通信は少し迷いました。あまり食指が動かない感じで、どうしようかな、と保留に
して、FSの発売日にいっしょに買いました。
通信はずっと買っていて、信頼していていつも即買いなのですが、やはり、一連の写真集
と比べるとクオリティは・・・という部分もあり、試合のすぐ後に出るなど、「速さ」と
羽生くん100%が売りだと思うんです。
私はコレクターというわけではないんですが、2冊くらい抜けていますがほぼ全て持って
いて、(売れるがゆえの)ピンチに陥って、復活し、低価格で頑張っているので、次回
オータム最速号に期待、の応援の気持ちで買いました。
FSは今回、文句なしによかったです。
いつもは通信はマスト、FSは中を見てから、が今回は逆転しました。
構成もよかったですし、羽生くんのボリュームも満足です。
写真も良いのがありましたし、好みの写真が大きさで更に迫力が増します。
本音はFSも羽生100%にしたいところでしょうが、諸事情ある中、頑張ってくれたと
思います。私はキスクラも買いますが、某組織推しの成分が混ざっていると少し悩んでか
ら買うので、今回のFSはそういう意味でストレスもなく、大満足でしたので、
Junさんのレビューを読んで、その思いを余計強くしました。
名無しの猫さま
今回のFSは最高でしたね。いつもこんなに良くはないんですが、ちょうど一年前の国民栄誉賞号(Vol.11)以降では、いちばん出来が良いと思います。
通信に関しては、私の考えていることとまったく同じでビックリしました。通信はシーズン中の最速発売に定評があるので、シーズン始まってから良いものを出してもらえればいいですね。私も応援の意味で購入しました。