ちょっと厳しめに。「FIGURE SKATERS Vol.14」

ちょっと厳しめに。「FIGURE SKATERS Vol.14」

2019年4月22日発売。税込み価格「1,620円」。

「ゆづ尽くしが当たり前」という感覚に慣れてしまったのか、「このかっこいい表紙にして、このボリューム?」と、ややガッカリ感が拭えません。そして、これは文句を言わなきゃいけない!と思ったのは、ポスターなんですよね。ポスターは両面になっていて、ゆづ&刑事の2ショットの方は良しとしましょう。問題は、裏のSPの6連前のリンク脇の4人のショット(ゆづ・宇野選手・ジェイソン・ネイサン)なんですよね。これとまったく同じ写真が10~11頁に掲載されているんですよ。どうしてこういうことをするのでしょうか。ただの手抜きではないですか?百歩譲って同じ写真をポスターに使うとしても、よりによってこれじゃないでしょ!とこの一点は本当に残念です。

(1)公式練習編(4~9頁)

その名の通りの練習ウェアでのショットが中心。写真のセレクトとしては、動的なものより静的なものが多めの印象です。

(2)世界フィギュアスケート選手権2019 羽生結弦(10~29頁)

Otonalが7ページ。SP後会見が1ページ。Originが8ページ。表彰式が2ページという配分。さすがにサイズがサイズなので迫力はありますが、写真自体の粗さも感じるし、他誌と比べて特別良い写真が多い、という感じはないですね。

(3)世界選手権2010-2017<表彰式編>・さいたま「春よ、来い」&バンケ(30~43頁)

表彰式のショットはあってもなくてもいい企画ですが、さいたまの「春よ、来い」(8ページ)はさすがの迫力です。写真自体はMemorialの「春よ、来い」の方がいいと思いますが、このサイズは反則ですね。バンケのショットは見開き2ページでクリケットのメンバー7人で記念撮影したもの。

(4)ハビエル・フェルナンデス引退特別企画(44~55頁)

この会社の編集者が海外の映画・音楽関係に精通していることから、FIGURE SKATERSならではの企画といえると思います。今年1月の欧州選手権、先月のSOIのPrometo、そして平昌五輪など、最近のものを中心にセレクト。「ハビエル&羽生結弦友情発言集」では、15年ファイナル、16年ファイナルなど、羽生君と一緒のショットも数枚入っています。さいたまのバンケの別ショットもありますね。いい企画です。

(5)世界選手権2019(56~71頁)

収録選手については、画像の目次を参照。「協力・スケ連」が無いとこうなるわけですね。ゆづ・ネイサン・ジェイソンのスモメダのショットが一枚あります。

(6)「ノッテ・ステラータ」(72~80頁)

いまさらスワンの振り返りをするなら、「春よ、来い」を増やしてよ!とも思うんですが、イル・ヴォーロの新作と来日公演、そしてインタが巻末に収録されているので、それに合わせてスワンの方を選んだということですね。平昌五輪、16年スケカナ、16年N杯、マルセイユファイナル、国別、ヘルシンキワールド、17年ロステレ杯を掲載。ちなみに、イル・ヴォーロの新作には、日本盤のボーナス・トラック限定でノッテ・ステラータの新録が入っているそうです。

これが通常のA4あたりのサイズだったら、購入をオススメするのを躊躇する所ですが、大判という長所でなんとか持ちこたえた、という所ですね。過去のバックナンバーでは、この号よりはるかに素晴らしいものがたくさんあるだけに、ちょっと残念でした。次号、頑張ってもらいたいです。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. sennin より:

    私は購入しました。このところパスしたものもありましたが、今回は表紙買いですOrigin
    のステップの中のヘ ランジが気に入りました。他にはここを表紙にしている雑誌はなかったかと…。あーカッコイイ!(笑)中身には仰るように刑事君とのポスターは良しとして
    結弦君が、エッジカバーをコーチに渡しているショットが何でこんなにアップ?腕だけが強調されていて、宇野君もジェイソンも怖い顔つきですね?それを何故に2枚使うかなあ?と不思議で何を持ってセレクトしているのか聞きたいと言うくらいですね?他にもそんな写真は多いです。まあ、この雑誌は私結構買っているのですけど疑問に思う写真のセレクトだらけでしたのでそう驚いてはいないのですが…。中には国旗をもった舌ペロリとか今までのワールドのみの写真や春ちゃんで観客を覗き込んでいる度アップのショットなど、他の雑誌にはないし、こうやってエキシでは結弦君は丁寧にユックリ私達に挨拶してくれてた時の事を思い出させてくれるものもあり、そこは満足しています。

    私は写真に文字が被るのは自分としては許せなくて購入対象ではありません。写真が生きないんですよね?最近のものでは先日の高須さんの写真を 使った表紙に、不死鳥がどうのこうのと文字が入っていたのは残念でした。あのショットは良かったですが文字のために購入は控えました。その点、いろいろありますがフィギュアスケーターズの大判はタイトルは写真の後ろに配置してあり、結弦君の姿が映えています。また、背景の文字の書体や色も気にってるんです。中身はまとまりのないことも多々ありますが、 表紙は私にとってはダントツです(笑)でも次回は買うか?わかりませんが…。

    昨日は凱旋パレードのことでTwitterが動画で溢れていましたね?楽しく拝見させて頂きましたが、Junさんのもジワリと近づいてくるあのワクワク感の動画を見たくなって調べたら、そういえばブログなかったんですよね〜。残念でした(T . T)

    • Jun より:

      senninさま

      そうなんですよ。表紙はかっこいいのに、今回は中身がねぇ・・・。まぁ、この雑誌は正直出来・不出来の差がけっこう激しいと思っています。

      例えば、Vol.11のCiONTU・FaOI・国民栄誉賞の特集号は、渾身の一冊だったんですけどね。まぁ、このさいたまワールド直後は他誌も一斉に発売されたので、そこで埋もれてしまった感があるかもしれません。ただ、羽生君を応援してくれるメディアではあるので、次号を期待しています。