





2015年9月28日発売。本体「907円」+税。アマゾンの中古品最安価格が「1,907円+送料」となっています。他の通信のバックナンバーと比べると良心的なお値段ですが、パラパラと中身をめくっていくと、その理由はすぐに分かりました。

(1)2015-2016プログラム『SEIMEI』『バラード第1番』(4~23頁)
SEIMEIのお披露目となった、15年7月のDOIのショットが8ページ。14-15シーズンのバラ1のショット(中国杯・NHK杯・ファイナル・全日本・ワールド・国別)が10ページ。扉の見開き2ページは国別EXのパリ散です。当時購入された方はこれが目当てだったんだろうなと、すぐに分かりました。
(2)2015-2016シーズン 氷上のライバルたち(24~39頁)
ところが、なんと、いきなりライバル選手の写真紹介の企画が24頁からカットインしていきます。パトリック、ハビ、デニス、コフトン、ジェイソン、ヴォロノフ、ボーヤン、無良君、小塚さん、ダイス、宇野選手という内訳。例の「闇の力」により、ゆづ写真を大量に削られた24号・25号とあまり大差ない「企画の並び」で、こんな初期の段階で雑誌を作っていたのですね。
(3)笑顔とシリアス、ふたりのゆづ 「陰」と「陽」(40~61頁)
笑顔の写真を「陽」、真剣な表情の写真を「陰」と題して、1ページに2枚ずつ(見開きで4枚)というレイアウトで詰め合わせたもの。時期としては、2012年ニースの表彰式から15年上海ワールドまで。写真自体は、練習時、競技中、キスクラ、EX練習、バンケ、ソチ五輪の応援席など、なかなかバラエティに富んでいます。
(4)アイスショー&エキシビションメモリアル(62~77頁)
10年ジュニアワールドのEX(CHANGE)と、比較的古いショットから始まります。そこから、悲愴、Vertigo、ロミジュリ、ホワイトレジェンド、ハロアイ、パリ散、花になれ、花は咲く、トラベラー、Believeと、1ページに1ショットの大きめの写真で収録。FaOI幕張(15年)のオープニングのショットもあり、かなり網羅されています。いい企画です。後々の「全盛期の通信」ならば、(1)(3)(4)を冒頭から並べるはずなんですが、こういう時代もあったんだなぁ・・・と。
(5)羽生結弦ライバルヒストリー(78~97頁)
龍樹君、刑事君、高橋さん、町田さん、織田君が紹介されていますが、「羽生君とのツーショット」もセットで掲載している所がこの企画の特徴です。問題はこの5選手にそれぞれ何ページ割かれているかなんです。龍樹・刑事・町田、3選手は1ページ。織田君は2ページ。一方、高橋さんには7ページと破格の扱いです。当時の通信編集部は、男子の「ファン事情」をあまり分からずに作っていたのか、あるいは、忖度という言葉が流行語になる前から忖度していたのか、真相は分かりません。
しかし、3号に1冊ぐらいは、こういう「忖度号」を作っておけば、休刊に追い込まれなかったんじゃないか?、ゆづファンを思うがあまり、突っ走ってしまったのかな?と、通信にフィーバーしすぎたことを、ファンのひとりとして今さらながら反省する次第です。
とはいえ、通信のメディアックスから9月29日発売の「フィギュアスケートニュース」、気になりますね。ガツンとかましてほしい気持ちもありますが、いや、今回ばかりはあまり無茶しないでね!というのが、通信ファンとしての思いです。
では、また明日!
Jun


コメント
前記事コメントのお返事で、お寿司屋さんのことを詳しく教えてくださって、どうも
ありがとうございました。
そして、お寿司屋さんと、プリン屋さんまで!貼っていただいてありがとうございます。
メニューを見てきました。づけサーモンとまぐろアボカドに心惹かれました(*゚∀゚*)
通信2号の表紙、懐かしいです。うちにもあります。忖度号でしたか。
>3号に1冊くらいは「忖度号」を作っておけば
そうすれば、潰されずにすんだかもですけど、3号に1度売り上げが落ちるという、
悩ましいことになりますしね・・・
>通信にフィーバーしすぎたことを
はい、羽生ファン通信という状態で、私もフィーバー、ヒャッハーしておりました。
出版社も、サービス精神旺盛になって、ファン喜ぶ→売れる→サービス精神→ファン喜ぶ
→売れる→横槍入る になったのかな、と思います。
それを踏まえての、フィギュアスケートニュースがどういう編集方針になるのか、
ギリギリを攻めてくるのか、あるいは長い目で見て無難路線でいくのか、
¥1080ですから、羽生くん表紙で、そこそこのクオリティ(私にとって)←ここ大事
(^^; ならば、買おうと思いますが。
名無しの猫さま
サーモンも食べてきましたけど、美味しかったですよ。マグロも良かったです。
新雑誌はどういう路線になりますかね・・・。私は、羽生君を前半に固めつつ、むしろ男子に限らずに女子も入れるという、「FIGURE SKATERS」路線だと、掲載選手のバリエーションが増えていいんじゃないかと思います。
通信の会社が、名前を変えてフィギュア本を出すんですか?
オータムを最速で出すのでしょうか?その際B級の他の試合も同載するのか、比率はどのくらいになるのか、また、写真の質は?と、興味が尽きません。全力を出して欲しいですが、一方であんまり無茶しないで、という junさんの思いも理解できて、微笑ましいです。
そして、通信が復活するなら、マガジンも…
と願ってしまいます。山口氏最後になった平昌号を、時々読み返すのですが、やはり愛情がこもっていたと思います。山口氏が去っても路線を踏襲して出版してくれたら、と望みを捨てきれずにいます。
ととちゃん さま
マガジンの動向は、トロントメディアデーが決まってからでしょうね。前年通りなら、記者さんがブログで現地報告を上げてくれるんだと思います。
あれだけ絶大な信頼を得ていた雑誌なので、よほどのことがなければ、しっかり後任の記者が引き継いで存続してくれると思います。ただ、大人の事情で休刊せざるをえない・・・という話ならば、本当に嘆かわしい限りですね。