リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。
コストルナヤ。フリーは157.59の1位。合計234.84で優勝。このフリーは、映画「Twilight」のサントラから3曲つないで作られています。後半の3:15~の原曲は、Museの「Supermassive Black Hole」です。ロシア人はホント、Museすっきやねぇ!
今年4月のアイスショーでお披露目された短縮バージョンは後ろの2曲で構成されていて、衣装&メイクが「バンパイアレディ」でしたから、このプロがそのまま新シーズンのフリーになると聞いて「まさかコレ着て試合に出ないよね?」と、心配ではありました。しかし、そんな不安も杞憂に終わり、パープルのお衣装はなかなか素敵だと思います。そういえば、SPが白&水色、フリーが紫って、羽生さんと同じじゃないですか?と、偶然の一致を密かに喜んでおります。
3Aについてはあまり驚いていません。2本目の方も高さと幅は十分でしたが、やや軸が傾いたことで、落下が速くなってしまったかなと。まぁ、あの感じだったら日頃のランスルーでは2本入れてノーミスできてるんだと思います。
しかし、最後のジャンプが3Lzというのは恐ろしい。普通の選手なら最初の一本目ですからね。ところで、ネットの意見を見ていると「トゥル・シェルはクワドの人」「コスはクワドは跳べないが、3Aは跳べる人」なんて評価がなされていますけど、3F-3Tの高さを見てたら、彼女こそチート抜きでクワドを跳べそうですけどね。単発の4Tなら行けるんじゃないでしょうか?
フランス杯(11/1-11/3)ではSPにも3Aを入れるとのことで、3Aを計3本成功させてSP・フリーともにノーミスしたら、250点も狙えると思います。そうなると、北京五輪の優勝争いも、250~260点の争いになりそうですね。
リーザ。フリーは139.87の2位。合計212.53で2位。コストちゃんが凄すぎて、こちらの感覚が破壊されている感があるんですが、リーザも好調だと思います。いま、若さでブイブイ言わせてるエテリ組の子たちも、「22歳の時に3Aを3発降りれてますか?」と、凄いとしか言いようがないです。
ただ、ジャンプ重視でプログラムを組み立てている「弊害」は確実にあって、スピンもステップも、全体的に余裕がないように見えます。けれども、「代表に選ばれるためには、ジャンプを跳べなきゃ話にならない!」ということを彼女は自覚していて、そのアスリート魂は応援したいですよね。衣装も彼女にしてはかなりのイメチェンに見えますが、よく似合っていると思います。
横井さん。フリーは126.81で3位。合計191.90で3位。「そっか・・・オペラ座の怪人、持ち越しだっけ?」と、オペラ座風味のまったく無い衣装だったので、てっきり新プロと思っていました。でも、SPはなかなか面白いプログラムでしたし、フリーが定番のオペラ座ですから、良いプログラムが2本揃いましたね。
ルッツがダブルに抜けましたけど、もったいない感じはしました。その後はほぼノーミスの内容。欲を言えばもう少しスピードが欲しいですが、これからコンディションが上がってくれば、躍動感が出てくるんだと思います。
三原さんと白岩さんが体調不良、山下さんは怪我、真凜ちゃんも調子が上がらないので、現状、日本女子の中で、横井さんは4番手かなと思います。上の3人は強いですが、それこそシーズン中に何が起こるか分からないですから、しっかり良い準備をすれば、全日本、そしてワールド代表と、チャンスが巡ってくるかもしれません。
話かわって、昨日はラグビーで忙しいながら、テレ朝チャンネル2のフィギペディアの羽生さんの部分だけを見たんですが、「加圧トレーニング」による筋肉増強の映像が紹介されていました。自分自身の成長のために、新しい知見を貪欲に取り入れている。彼の辞書に「楽しむ」なんてトロい言葉はありません。「筋トレ=悪」というフィギュア界の「定説」に一石を投じることになるかもしれませんね。
では、また明日!
Jun
コメント
この日、ギリギリ コストルナヤちゃんだけ見れたんです。もう、これだけで満足して寝れました笑。3Aは1本回転が足りてなかったんですか?全く気付かず、最後まで魅了されました。まだCSでこの演技…滑り込んでいけばどうなるのか。GPSは、フランスに出場なんですね。あまり興味がなかった大会ですが、女子は大注目ですね。
リーザもカッコ良かったです。フリーでも3Aを決める強さ。女子選手が競技の場でどこまで残れるかの道標になり得る存在ではないでしょうか。
ところで、筋トレはスケーターには悪だという定説があったんですね。不勉強で知りませんでした。羽生選手はトレーニングの分野でも開拓者ですね。弱い部分を補強しながら、今シーズン戦い抜くことが出来ますように。
ととちゃん さま
2本目もそこまで重度の回転不足という感じではなかったので、フリーで2本降りるのも時間の問題ですね。正直、あれだけ余裕があるとトゥルソワやシェルバコワのクワドよりも確率は高そうなので、ファイナルに向けて、意外な勢力図になっているかもしれません。
筋トレについては、無良君だったか、「上半身に無駄に筋肉をつけると、ジャンプを回る上で邪魔になる」という話を聞いたことがあります。ただ、今回の羽生さんは、ラガーマンのような全身を筋肉の鎧で固めるという意味での筋トレじゃなくて、足首の負担を軽減するためのトレーニングのようです。さいたまワールドの時点で、すでに加圧ベルトを巻いていたという情報もあるようです。