リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」で。すでに最終順位が出ていますが、この素晴らしいショートを振り返りましょう。
山本君。92.81で首位。本心を言えば、昨日の記事はコストちゃんと草太君だけで感動に浸りたかったんですけど、まぁ、まだCSだし、SPだし、「落ち着け、落ち着け、俺」と、まだフィーバーするには早い!と、自分を戒めていました。
しかし、あれだけの大怪我を乗り越えて、彼のこんなパーフェクトなクワドと3Aを見られる日が来るなんて、未だに信じられません。特に4T(+3.17)なんて、私の中に佐野稔先生が乗り移ったかのように、「いいいいいいねええええええ!」と居酒屋親父ばりの声が出ちゃいました。
私は土曜のお昼に、結果を知った上で動画で映像を見たんですけど、それでもこみ上げるものがありました。ライストで見ていた熱心なスケオタの皆さんは号泣していたんじゃないですか?それだけ、彼のスケートには心を揺さぶるものがあります。それって、まさにスターの証だと思うんですよね。現地のお客さんもその凄さを感じたのか、演技が終わる前から拍手が鳴り止まなかったですね。
この復活は嬉しいんですが、とにかく無理はしないで!、頼むから怪我だけはダメだよ!と、祈る気持ちでいっぱいです。
宇野選手。92.28で2位。JOのパフォーマンスがあまりに低調だったので、こりゃ、今シーズンは厳しいな・・・と思っていたんですが、予想以上に身体は動けている方じゃないかと。
ジャンプのアレコレはここ数シーズンで見慣れた光景なので、特に驚きはないですが、これだけ続いていると、いずれスコアも「適正値」に落ち着くんじゃないでしょうか。
ヴォロノフ。79.48の4位。日々節制して、よくトレーニングを積んでいるのが分かりますね。4T-3Tは見事でしたし、3Aも身体自体は浮いているので、修正は可能ではないかと。
プログラムについては、事前情報無しで映像を見たんですが、「まさか、Somebody to Loveだけで引っ張らないよね・・・」とメドレーかなと思っていると、この1曲だけで作ったんですか。ハードロック・ヘヴィメタルで育った人間としては、もうちょっと捻って欲しいですが、その辺りをあまり凝らないところが、ロシアの文化なのかもしれません。
「3Aの競演」の女子フリーが気になるので、明日は女子の方をレビュー予定です。
では、また明日!
Jun
コメント
草太くんのSPは、曲自体、感情に訴えるものがある上に この滑りです。彼の今までを思うと、込み上げるものが抑えられませんでした。
パーフェクトと言っていいのではないでしょうか。それでも、今までを考えたら宇野選手を上回ることはないのだろうと思っていましたが、僅差で1位!この結果はこれからの彼に
とって相当な自信になると思います。
また、今後、4S-2Tを、3Tにしたら更に点数は上積みされますよね。是非、今シーズンが飛躍の年になるよう頑張って欲しいです。
宇野選手のSPは躍動的だと思いますが、やはり今シーズンも両足滑走の多さが目につきました。ステップがレベル2なのも気になる点ですね。コーチなしだと、指摘してくれる人もいないのかな、と。
ヴォロノフ、32歳でしょうか。この年齢でもクワドを織り込み、決めている。誰とは言いませんが、シングル競技に臨むなら、このレベルは目指したいものですね。
ととちゃん さま
山本君に関していえば、セカンドをトリプルにすることや、ノーミスを続けることでPCSも上がっていけば、100点台は見えてくると思います。エデンと言えば町田さんのイメージが強かったですが、これから重要な試合でノーミスを継続できれば、「山本草太のエデン」としてキラープログラムになるような予感がします。
両足滑走といえば、もともとこのグレスピってEX用なんですけど、フィニッシュ直前のスピードスケート風味の所(3:23)はちょっと笑えないですよね。シェイリーンも競技用にみっちりブラッシュアップする時間が無かったのかな?と勝手に想像しています。
こんばんは
お久しぶりです。御無沙汰しております。
山本くんのスケートはやっぱり品があっていいなぁと何度もリピしました。
町田くんのエデンも好きでしたが、山本くんのエデンも物語性があって雄大な感じがしました。
全体が流れるようでジャンプもステップも融合してるなぁって。
最近は読ませていただいてるだけでしたが、素晴らしいなって感激して思わずコメントさせていただきました。
本当に怪我だけはしないでってファンの総意ですね。
マリィさま
山本君のSPは本当に素晴らしかったですね。高難度ジャンプがなくとも、スケーティングは伸びるしスピンも上手になって、スケート全体の質が高くなったと思います。
そこに来て、ジャンプも「戻して」きたわけで、彼本来のポテンシャルを爆発させた演技だったなと。N杯が本当に楽しみです!
草太くんは深刻な怪我を繰り返すことになってしまって、そこから戻ってきてくれたという気持ちがスケオタさん達多いようですが、それは勿論なんですが私はショートをみても人を惹き付けるスケートをするように感じるんですよね?仰るようにそれが心を揺さぶる演技で最後の方の長めのイーグルで必ずぐわッとなります。多分草太くんの気持ちも盛り上がっている場面なのかな?と思ったり…。数年前の全日本で観戦してからですね。気持ちが引き込まれてしまいます、それは草太くんのスケートからで怪我から復活したからではないと私は思っているんです。
やはり沢山ジャンプ跳ぶと怪我をした足が痛かったりするんですね?今でも使うと腫れるだろうな。なんかホントに一戦は寂しいですね。もう一戦下さいよと思っちゃいます。
宇野くんは変わったと思いませんか?
昨年あたりコメント聞いてて変だなあと思うことありましたが、コーチはともかく振り付け師が変わるとこんなに違うのか?と驚きました。確かに漕ぎが多くはありますが衣装も伊藤さんではないらしいですし、違ったプログラムになっていていいではないかと思いました。ファンのかたに怒られそうですが長い間同じようにしか見えませんでしたからね。スケーターとしても進歩ですね。キスクラみてても表情がスッキリしてますね。あとジャンプなんですがランディングの時のお手てクルリンがないように見えました。それだけでも努力したということではないでしょうか?コーチ不在はどうなのかはわかりませんが自分のやりたい事をしっかりして今年は無理かも知れませんが飛躍の年になったらいいですね。
senninさま
三原舞依ちゃんにも言えますが、私も人間なので、「大怪我や大病という困難からの復活」という事情込みで山本君のスケートを見てしまう部分はあります。
でも、最近は「それのどこが悪いの?結果として感動をもらっているんだから」と、自分の感情の赴くままに見ることにしました。我々素人はそういう楽しみ方でいいんじゃないかと思っています。
ただ、同時に、多くを期待してはいけない・・・とも思います。いまこうしてスケートを続けてくれていることに感謝です。本人のモチベーションも高く、カメレンゴさんの指導もハマっています。フリーの方も徐々にノーミスに近づけられるように、少しずつ頑張ってもらいたいです。