SPの音源について

SPの音源について

お写真は「日刊スポーツ」さんの記事から拝借。羽生さんのフリーの滑走時間は、「土曜日の21:03~」とのこと。しっかりレビューを書けるかどうか自信が無いので、今日の記事は、SPを見た後に「音源」に関して気づいた点をまとめておきます。シットスピン関連はTwitterの方でポツポツとつぶやいているので、そちらをご覧ください。

SPを見たのは、金曜日の16時過ぎだったと思いますが、木曜日の開会式の後にクイーンではなく、ロビー・ウィリアムスの方の楽曲と分かって以降、原曲を10回以上は聴いたんですよね。私は、YouTube Premiumに入っているので、フィギュアスケートの音源もすぐにチェックすることができます。さらには、動画視聴に広告が入らないし、動画や生放送のバックグラウンド再生もできるし、いまや、これ無しでは生活できなくなってます(笑)。

今回のSPに使用されている「Let Me Entertain You」は、ロビーの1stアルバム『Life Thru A Lens』(1997年)の8曲目に収録されています。

実際に羽生さんのプログラムを見ていて、この音源がメインで使われているのは分かったのですが、「おや?」と思ったのは、フィニッシュのスピンの部分、「ダン!ダンッ!」とドラムが入る部分が、こちらのオリジナル音源には無いんですよ。これは、もしかしたら別のバージョンを繋いでいるんじゃないか?・・・と。

で、やはり予想は的中しました。ライブアルバムの『Live at Knebworth』(2003年)の1曲目に「Let Me Entertain You」が収録されています。上の動画で、ちょうどその部分に時間指定しているので、ぜひチェックしてみてください。また、この曲が始まる前の冒頭のBGMが、ゆづファン的にニヤリとさせられるセレクションなので、そこはボリュームを上げてご視聴ください。

プログラムに話を戻すと、特に後半部分になると、急に女声コーラスやサックスでド派手な感じの音になるので、それはライブ音源の方なんです。そうすると、羽生さんと長い付き合いになっている、音響デザイナーの矢野桂一さんのお力を借りているのかもしれません。

他のプログラムでは、もっと多くの曲を緻密につないでいるので、今回はわりとシンプルですが、ただ、レックレはオリジナル音源だけだったことを考えると、さすが羽生さんの工夫だなと思いました。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. Sennin より:

    昨夜の興奮も覚めやらず(^-^)拍手のし過ぎで手が痛い。
    ロビーの音源私も何回も聴いたんですが全く気がつきませんでした。
    流石、Junさんですね?早速両方聴きましたがまだ分かりません。ライブの音源とはねえ。
    もう結弦君の演技の方をみるとそれに夢中になってしまうし凡人には難しいです。

    昨夜の会見聴いて結弦君の昨シーズンあたりの苦悩が手に取るように理解できたのは
    私達フアンか?いや、この頃ではカメラマンや記者さんもわかる人がいたかもしれません。
    一昨日のノーカンスピンの説明を仰ぐなんて新聞社がしましたでしょうか?結弦君の凄さが物語ってたと思います。スケートの巧さだけでなく人々の心を鷲掴みにして動かすスケーター、羽生結弦です。
    三浦佳生君がかっこいい!こんなふうになりたいだったか?ツイートしてユヅフアンが励ましのリプしてましたね。結弦君は全日本にいないとやはりだめだな〜と思いました。

    • Jun より:

      Senninさま

      SPの音源についてもう少し詳しく書くと、1stアルバムの音源がプログラムの大半で使われていると思います。で、このバージョンは、ラストのドラムの部分は無くて、徐々にフェードアウトしていくんですよね。

      他方で、ライブ盤の方は、最後に「ダン!ダン!」と締めくくられていて、そこだけを使ったんだと思います。じゃ、「ぜんぶライブの方を使えば?」という疑問もありますが、ライブの方は歓声を拾ってますし、はっきり言って「歌えてない」ので、やはりメインはあくまでも1stアルバムの音源ということなんでしょう。羽生さんの意図はよく分かりました。

      シットスピンの件で分かったのは、やはりスポーツ紙はかつての「スケ連寄り」の立場から、完全に「羽生さん寄り」にシフトしていて、それもそのはず、羽生さんを扱えばめちゃくちゃ売れるからなんですよね(笑)。

      SP翌日は、結局スポーツ紙の全6紙すべて買いましたが、今日もすべて揃えようと思っています。SEIMEIやバラ1のような持ち越しプロだと「紙面映え」という点で限界があるはずですが、今回は両プロともに新作で、どちらもストーリーがありつつ、まったく対照的。こんなことができるスケーターは、世界で彼しかいません。

      こりゃ、雑誌関係者も年末年始返上でフル稼働じゃないですか?例えば、Numberは、年始は将棋特集第二弾ですけど、100%フィギュア特集は動いているでしょうね。通常のNumberと、Number PLUSも作るんじゃないでしょうか。

      そんな中、羽生さんの出場を信じて年始すぐに出版するマガジンの先見の明は素晴らしい。他方で、先週出たばかりQuadrupleは・・・。