ワールド(女子SP)感想(2)

ワールド(女子SP)感想(2)

さいたまから帰宅後に記事を書ける自信が無いので、女子SPのその他の注目選手の演技をメモしておきます。男子SPは一日遅れでレビュー予定です。

リザルトは「こちら」。フィギュアスケート速報さんは「こちら」。フジのワールド特設サイトは「こちら」で。

https://www.youtube.com/watch?v=DUos_leg_EU

デールマン(7:31~)。69.19の11位。彼女のトレードマークの3T-3Tは、いつもの幅があって着氷も決まって、素晴らしかったです。3Lzの着氷が若干乱れはしましたが、些細な部分です。今季は、彼女のコンディションがなかなか上がらないことを心配していましたが、おかえりなさい!という気持ちで見ていました。

ウンス(14:27~)。72.91の5位。そのスラリした長身から、高さ十分のダイナミックなジャンプを起用に跳びながらも、ジャンプ以外の部分でいまいち印象の薄い選手でした。しかし、いつの間にか(と言っては失礼ですが)、スケーティング、所作、表情も含めた表現力がグッと上がりましたね。完成度の高い、息を呑むような会心の演技でした。身体もキレていますし、これはフリーも期待できそうです。

ベル(20:35~)。71.26の6位。ウンスのキスクラにラファがいないな・・・と思っていると、次の滑走者のベルに付き添っていたわけですか。3Lz-3Tのセカンドはギリギリかな?という気もしましたが、減点もなく、きっちりまとめました。ネット上ではウンスとの間で妙な噂が飛び交っていますが、事実でないことを祈りたいです。

サモドゥロワ(39:32~)。70.42の9位。今季はGPファイナルに進出して、ヨーロッパ選手権では優勝。安定した実力を示してきた彼女ですが、 スピンやステップのレベルもしっかり取れていた割に、 思ったよりスコアは伸びなかった印象です。ツルシンちゃんに75点を出すなら、彼女も72~73点は出てもよかったような気がします。同じミーシン門下生のリーザのスケートが脳裏にフッと蘇る独特な世界観のプログラム。ぜひ、リーザの分もフリーで頑張ってください。

https://www.youtube.com/watch?v=VLaQjAjKS-I

テネル(14:01~)。69.50の10位。3Lz-3Tのセカンドははっきり足りていなかったので、このURは仕方ない所ですが、比較的高いPCSをもらえる彼女であっても、1つの小さなミスでこの順位に沈んでしまうのが、この試合の熾烈さを表しています。ある意味で宮原さんと同じような状況ですね。フリーはセカンドループを入れてくるのかどうか。アメリカとしてはベルとテネルで3枠欲しい所で、そう考えると無理はさせないのかな・・・という気もします。

女子SPは、結果的に1位~11位までの選手をレビューしましたが、最終グループに残れなかったメンバーが、紀平、宮原、テネル、デールマンとか、どんだけハイレベルなのでしょう。しかも来季はロシアや韓国の若手、アメリカのティン・クイも上がってくるでしょうか。

まぁ、来年のことよりもフリーですね。日本はさすがに3枠は大丈夫だと思いますが、順位自体はまったく読めないので本当に楽しみです。

では、また明日!

Jun

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コメント

  1. みつばち より:

    更新ありがとうございます

    20日は朝10時半からたまアリにいて、ペアと女子SP見ました。
    ペアはスイ・ハン組を見ることができてよかったです。
    平昌では銀メダルだったけど、優勝しそうですね。

    選手紹介でヴァネッサ・ジェームズ・モルガン・シプレ組は「優勝候補の一角」と言われてたんですけど、ヴァネッサが6分間練習で多分ロシアの男子?と交錯して尻もちをつき、観客からも、ああ、という声がもれました。
    彼女はすぐ立ち上がり、何でもないですというように手を振って見せたんですが、本番で転倒、精神的に影響があったんじゃないかと心配です。

    女子シングルは40人すべて見ました。普段ロシア女子か北米女子しか上位にこないもんで知らない選手が多いけど、イタリアやイギリス、ブラジルにも選手がいるじゃないですか。いいですね。

    Jun様がツルシンちゃん、台乗りくるかもしれないと以前言われてましたけど、実現しそうです。21日にたまアリにいらしたから、「デニスに捧ぐ展示会」をご覧になったと思います。
    急に大人っぽくなったツルシンちゃん、デニス亡き後カザフのフィギュアスケートを背負ってがんばる決意をしたんじゃないでしょうか。

    デールマン選手、テネル選手の気合いの入った演技も見ました。この二人は平昌団体戦のメダリストでもあるわけです。特に日露にはさまれて演技したテネル選手は気合い入ってたと思います。セカンドジャンプが空回りしたのは気の毒でした。

    ロシア女子はやはりすごいなと思うのですが、あまり記憶に残らない・・・特にサモドォロワ選手は金属製の独楽みたいに回る・・・・すいません、disってるわけではないんです。好みの違いです。

    やはり日本女子にがんばってもらいたい。22日、もう今日になりましたが、たまアリ行きます。いつもJun様の厚意で勝手なことばかり書かせていただき、すいません。

    • Jun より:

      みつばちさま

      ペアの優勝候補は「ヴァネッサ・モーガン組」と予想されていたはずで、スイ・ハン組の優勝は意外でした。そのようなアクシデントがあったわけですね。

      サモちゃんはスケートが伸びなくて、そして片手タノも見栄え的にちょっと・・・という感じはします。でも、今季はよく頑張っていると思います。女子フリーはどうなりますかね。日本選手が優勝するにはザギちゃんのミス待ちという部分はありますが、彼女のフリーは今季そこまで信用度が高くないので、何が起こるかわからないですよね。ぜひ楽しんできてください!