雑誌・書籍購入情報など

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YUZURU III』と「キスクラ限定表紙版」が届きました。

今回、発売日入手には拘らず、在庫があることを確認した上で、前者はアマゾンで、後者はhontoで注文しました。

本格的なレビューは日を改めて行いますが、以下、めくってみた印象をざっとまとめておきます。

まず、『YUZURU III』について。ズシっと重いです。それもそのはず、前作の『YUZURU II』より16ページ増量しています。その『YUZURU II』も、『YUZURU』から12ページ増量でした。

分厚くなった理由としては、私の想像ですが、今年のFaOI、決意表明会見、SharePracticeのショットに予想以上にスペースが割かれていて、羽生さんがすでにプロスケーターとしての歩みを進めていることを考えて、北京五輪以降のショットもある程度のボリュームを維持したかったからなのかなと。いまや、そのSharePracticeだってずいぶん前の出来事のように思えるぐらいですから、さらにその前のOtonalやOriginのショットを見ていて、これって何年前?10年前?ってぐらいに体感するほど、私の中で「時間の感覚」が狂っているなぁと感じます。それぐらい、この数ヵ月の間に重要な出来事が立て続けに起こったわけですね。

つぎに、「キスクラ限定表紙版」。これがまたさらにズッシリとした重さで、この2冊、ともに12月7日発売でしたけど、書店でダブル購入をされた方は、重くて大変だったんじゃないかと(笑)。で、キスクラの編集スタッフさんがチラ見せ動画をアップしてくださっていますが、最初の10連両面ポスターの所はともかく、本編の部分をこんなにガシガシめくったらすぐにページが外れると思います。これだけ分厚くて、しかも各ページの紙質もガチっと硬いんですが、だからこそパキッ!と行っちゃいそうなので、注意してめくる必要がありますね。

中身については、キスクラのバックナンバー記事の再録もあるんですけど、『プロローグ』のレポート&写真、羽生さんとゆかりのある方々へのスペシャルインタビューも盛り沢山なので、これから読むのが楽しみです。

ちなみに、限定表紙版のみの特典となっている「ポストカードスタンド」は、生写真やポストカードを飾るために使用できるようです。今回も8枚のポストカードが巻末に付いていますが、ハサミを入れてポストカードを切り離すことは考えていないので、何か別のものを飾るために使おうかなと考えています。

メタルジョギング・チャレンジは108日目。MICHAEL SCHENKER GROUP(MSG)の『The Michael Schenker Group』(1980年8月)です。

ハードロック・ヘヴィメタルのギタリストで「神」と呼ばれるのは誰?と言えば、ある程度メタルを聴いてきた人なら、まず間違いなく「マイケル・シェンカー」と答えるはずです。プレーが独創的で人間離れしているという点がまずそうなんですが、それ以外の行動面のハチャメチャなやらかし逸話、例えば、酒のトラブルだったり、ライブ中にギターを叩きつけて突如帰ってしまったり(しかもそれは2006年の中野サンプラザ!)、たびたび失踪したり、ギターをごっそり盗まれたり、それでいて、嫁さんが日本人だったり、一般人の常識では計り知れないという意味で、「神」なんですよね。

これまで、UFO在籍時の作品を「46日目」と「86日目」にご紹介しましたが、本作はマイケル自身の名を冠するバンドのデビュー作です。

まず、音楽性自体は普通のハードロックです。そして、ゲイリー・バーデン(Vo)の音程の危なっかしいヘタウマボーカルによって、昨日ご紹介したサバスの『Heaven And Hell』と比べたら、作品のクオリティはガクっと落ちます。しかし、本作はあくまでもマイケルの「泣きのギター」を聴くためのもので、「この曲、微妙かなぁ・・・でも、マイケルのギターソロは凄いかも?」と期待していると、神は、哀メロ・美メロを血の涙を流さんばかりのテンションでかき鳴らしていくわけです。

まずは、1曲目の「Armed And Ready」でしょう。いかにも低予算なMVで、「まぁ、ノリいいよね」って感じの曲なんですが、2:00辺りからマイケルが異様なテンションで弾きまくります。股にフライングVを挟む姿を、80年代のメタルキッズは真似したそうです。

6曲目の「Into The Arena」は、歌の無いインスト曲なんですが、これはメタル界隈では超有名なギターインストチューンです。こちら、あえて最近の、2010年の日本公演の映像を貼ってみました。ドラムを名手サイモン・フィリップスが叩いていて、ドラムの音が異様にパワフルでガツガツ来る感じがしませんか?実はこの曲、私は横浜アリーナとか、さいたまスーパーアリーナとか、「アリーナ」という名を持つ場所を訪れる時は、この曲が必ず脳内で流れています(笑)。反射的にそうなるんでしょうね。この曲がただのインストで終わらないのは、2:50辺りからのマイケルの泣きの旋律が炸裂する所にあります。

曲は普通。歌は微妙。でも、ギターで驚かせてくれる。このような感動を与えてくれるのは、MSGやマイケル在籍時のUFO、あるいは、エディ・ヴァンヘイレンのVAN HALENぐらいかもしれません。

では、また明日!

Jun


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