私の推しが次々と・・・(駿君・川畑さん)

私の推しが次々と・・・(駿君・川畑さん)

お写真はスポニチの小海途神撮影。男子フリーのレビューを間に合わせる自信が無いので、雑談を一本アップしておきます。日曜お昼の3時頃にこれを書いています。

ウチのブログの読者さまなら、この両選手については、そこらへんのスケオタよりはるかに詳しくなっているはず!もちろん、「ワシが育てた!」なんて言うつもりは無いですけど、贅沢な話ではあるんですが、「有名になってしまってちょっと寂しい」という気も、無きにしもあらずという感じです。

去年の全日本でも駿君はショートで4Tを成功しているんですが、PCSは28.97と不当に低い評価を受けていました(鍵山君は33.60)。今年はというと、PCSは35.06(鍵山君は36.92)。ショートにクワドを入れられないJGPファイナルでも35.93をもらえてるのに・・・と文句も言いたくなりますが、彼の場合、シニアに上がってからが勝負でしょう。

ファイナルのフリーは「3クワド、3Aを2本」という構成でした。全日本でもこの構成をノーミスしたら十分に台乗りできると思います。ちなみに、フジのアナが読み間違っていますが、日下匡力(くさか・ただお)コーチです。Quadrupleにしっかり表記されています。

個人的にはSPの「美しく青きドナウ」の方が好きで、フリーはちょっと難解な印象なんですよね。ただ、どちらのプロもランビさんが振り付けしている所に、あえて違うものを2つ用意して、川畑さんの演技の引き出しを増やそうとしたのかもしれません。

太田さんの影響というより、やっぱり都築先生の所で「いまのロシア勢よりもよっぽどロシア的な伝統」をたっぷり吸収している部分が大きい。背中から指先までのラインが美しく、そして高さと幅のある爽快感のあるジャンプも併せ持っている。いまの女子シニアの日本代表にはまったくいないタイプのスケーターなんです。

彼女のJGPシリーズでの戦いを知る者として、ショートではロシア勢を寄せ付けないほどの実力を発揮するのに、フリーで崩れてしまう傾向がありました。今回の全日本をぜひ自信にしてほしいですね。彼女がコンスタントに2本ノーミスを揃えられるようになれば、すぐに200点を超えて、210点に届くスコアが出るんじゃないかと。

この二人、北京五輪の日本代表になるんじゃないか?と密かに期待しています。もちろん、羽生さんと紀平さんも一緒です。あと一枠ずつ(?)が誰になるかは分かりませんが、強烈な個性を持った選手に五輪に行ってもらいたいですね。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. みつばち より:

    こんにちは 更新ありがとうございます

    北島さんではないけれど「何もいえない」・・・・
    でも、常に勝利する必要はないし、体力、気力的にも無理ですよね。

    2位でも惨敗といわれる立場なんて辛すぎます。

    明日はメダリスト・オン・アイス見てきます。

    • Jun より:

      みつばちさま

      たしかに悔しいですけど、でも、驚異的な集中力で決めたあの4Lzや4Loが評価されなかったに等しいファイナルの採点に比べたら、個人的にそこまで無力感・脱力感はなかったです。

      今回はミスの多いフリーでした。でも、原因は明白ですから、まずはしっかり休んでほしいですね。

  2. posyaku75 より:

    川端さん 素晴らしかったですね。すぐJunさんの「このようなスケートが見たかった」の言葉思い出しました。新しい選手 まっすぐに進んでほしいです。 

    • Jun より:

      posyaku75さま

      いまのシニア勢にはないスケールの大きさを持つ川畑さん。ようやく結果がついてきて嬉しく思います。

      そして、彼女こそ、3Aやクワドにチャレンジする意味のあるビッグジャンパーだと思っているので、ぜひチャレンジしてもらいたいです。

  3. マリィ より:

    こんにちは
    はい、私も2人のスケートは素晴らしいなって思いました。
    佐藤くんと鍵山くんのライバル関係も良い感じですね。
    羽生くんはこの3連戦は私達の間でもこのスケジュールはきついのではないかと思っていましたよね。
    でもいつも以上にきつそうでしたね。
    ラストの3Aはキツくて着氷時に足にもう踏ん張りが効かないって感じの転倒でしたね。
    このタイトなスケジュールも経験したことはありますよね?
    何かあったんでしょうか?って心配になります。
    グランプリファイナルで死力を尽くしたせいでしょうか?
    なんにしても大きな怪我がなかった事が何よりでした。
    お疲れ様、羽生くん。

    • Jun より:

      マリィさま

      前半の3Lzが抜けた時点で「こりゃおかしいな」と思ったので、3Aの転倒も仕方ないという感じでした。

      ただ、無駄な試合なんて一つもありません。すべてを糧にして、羽生さんはまたさらなる進化を遂げてくれることでしょう。

      4ccとワールド、頑張ってほしいですね!

  4. Fakefur より:

    まさか、川畑さんが紀平さんに並んで表彰台に上るとは、毎回のように、JGPのSPで歓喜し、FSでガッカリしていた頃には想像がつきませんでした。彼女の大きくクリアなジャンプと気品あふれるスケートがこうして日の目を浴びる日が来て感慨深いです。このサイトで、情報をいただいたおかげです。ありがとうございます。

    駿君はやってくれると思っていました。4Lzの跳び方に慣れてきて、3Lzの降り方に迷いがあるようですね。贅沢な悩みではありますが。観る度に、このSPのフランス映画のお洒落で軽快な動きが板についていますね。
    おっしゃるとおり、JGPに較べると全日本は露骨にPCSが低すぎますね。鍵山君は駿君ほど低く叩かれていないんですよね。うーん。消化不良です。

    • Jun より:

      Fakefurさま

      あの表彰台のメンバーは感慨深いですよね。すべての面で高性能な紀平さんがしっかり貫禄を示し、私たちの「推し」の川畑さんも見事に結果を出してくれた。

      そして、樋口さんの復活も嬉しかったです。糖質制限をして身体が軽くなったことで、ケガも無くなったとのこと。単に苦痛なだけのダイエットではなく、結果もついてきた。個人的に、樋口さんの試合を、さらに2試合も見れるようになったことに興奮しています。彼女の場合、必殺の「スカイフォール」を五輪シーズンに再登板することをみんなが望んでいるはずで、それまでに3Aの挑戦も含めて、ぜひ頑張ってもらいたいです。

      • Fakefur より:

        新葉ちゃん、五輪シーズンまでにスカイフォール並みのSPも揃えられたら、最強ですよね。シェイリンプロとの相性の良さは感じます。

        川畑さんは、羽生さんと同様、都築先生からロシア式の基礎を叩き込まれているから、大輪の花が咲いたのですね。これからも咲いてほしいです。

        駿くんと日下コーチとの相性の良さは周知になりつつありますが、ノービス4連覇の無双時代から支えた仙台時代の浪岡秀コーチの力も大きいのではと思います。ジュニアの千葉百音ちゃんや、ノービスA準優勝の本田大翔君の活躍を見ると、優秀な指導者なのだろうと。注目しています。

        • Jun より:

          Fakefurさま

          駿君の全日本でのフリーも素晴らしかったと思いますが、まぁ、あそこまで差をつけられることはないですよね。

          でも、駿君も日下コーチも、羽生さんをお手本にしているわけで、決して「絶望」するこはないはず。

          ファイナルでの評価を心の支えに、日本国内の腐りきった「基準」は無視して、自分たちの技術を磨き上げることにこれまで以上に精進してくれることでしょう。

  5. ととちゃん より:

    川畑さん、素晴らしかったですね。ショートは良かったけれど、またフリーは崩れるのかな、という勝手な予想を翻す完璧な出来でしたね。坂本さんが上手く合わせられなかったということもありますが、ジュニアで表彰台に上れたのは立派です。大舞台で2本揃えられた経験が世界ジュニアでも生きるといいですね。

    今日は、羽生ファンとして色々と思うことがあり過ぎて、ドッと疲れています。本人が前を向いているのに、と思うのですが、辛いです。junさん、あのSPを生観戦出来て本当に良かったですね。連戦の疲れのなか、あの演技をしたことこそが、実力の証明だと思っています。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      チケットが当選した時点では、「Originを生で見たかったな・・・」というのが正直な所だったんですが、結果的に、あの素晴らしいOtonalを生で観られたことは幸運でした。

      なんだか、ここ数日はOtonalのことが話題の中心から飛んでしまった感がしますが、今回のジャンプの順番でワールドまで行くのかどうか。羽生さんはまだ決めかねている感じはしたので、4ccでどうなるか注目ですね。