「フィギュアスケートMemorial グランプリシリーズ2019 in スケートカナダ」

「フィギュアスケートMemorial グランプリシリーズ2019 in スケートカナダ」

2019年11月18日発売。1,300円+税。本日発売のMemorialのN杯号を近所の書店で購入しようと思ったら、未入荷。今日の記事どうしようかな・・・と思案していると、そもそも、Memorialのスケカナ号を未レビューだったことに気づきました。

今年のスケカナは、大会運営、採点、そして何より羽生さんのパフォーマンスが素晴らしかった大会でしたから、この機会にご紹介しておきます。

まず、目次をご覧いただくと分かるように、いろんな選手が掲載されているので、スケ連の「お墨付き」はありません。

羽生さんのショットは、表彰式→Otonal→Origin→キスクラ(2~31頁)。パリ散(62~72頁)。公式練習&記者会見(80~93頁)。表紙・裏表紙・奥付も含めると60ページ前後は羽生さんの写真が収められています。十分なボリュームですね。

写真撮影はすべて内ヶ崎誠之助さんが撮影。他誌にはない「オリジナル写真」と言えるでしょう。辻めぐみさんのテキストも、それほどボリュームは無いですが、羽生さんのスケートを細部まで理解した好意的な内容です。

やや小さい写真を詰め込んだページもあるんですが、写真の質自体はいいですし、「これ、けっこういい写真じゃん!」というのが「お宝」的に見つかると思います。

個人的に、EX練習の写真がかなり充実しているように感じました。ナム君やプルキネン君をはじめとした、EX出演スケーターたちと談笑するリラックスした様子を多数収録。そして、「おや?」と思ったのが、羽生さんの「パリ散」の練習映像を一緒に滑りながら動画撮影したジョーダンさんが映っていて、あのレバー付きの三脚をプルキネン君が持って滑っているショットも収録。ちなみにカメラはもちろんスマホではなくて、デジタル一眼レフの動画撮影モードで撮っていたんだなぁと分かります。

現状では、「お墨付き有り」雑誌では、通信と応援ブック。「お墨付き無し」雑誌では、MemorialとFIGURE SKATERSですね。おそらく、書店で見かける可能性はMemorialがいちばん低いと思いますが、本号はまずまずの内容です。

「ファイナル特集の雑誌はそんなに買いたくないな・・・」という気持ちの方、このMemorialのスケカナ号は「心の傷を癒やしてくれて、ハッピーになれる内容」かなと、勝手に思っています。

では、また明日!

Jun


にほんブログ村

スポンサーリンク
レクタングル(大)
レクタングル(大)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル(大)

コメント

  1. たまみ より:

    Junさんこんにちは。メモリアルのスケカナ号、レビューありがとうございます。
    こちらの本は、なかなか良い写真が有るとのこと。
    あまり書店で見掛けない本ですが、今度探してみようと思います。

    おっしゃる通り、「ファイナル特集号」は今は見たくないです。
    あの酷い採点もあり、しばらくアメリカ選手の姿は見たくないかな…(^_^;)
    どうしたって写真に載りますからね。

    毎回マガジンや通信は購入していますが、ファイナル号は手が出ないかもしれません。
    なのでこちらのブログや、皆さんのレビューを見て参考にします。
    今回そういうファンの方、結構いるかもしれません。ちょっと手元には置けないかな。

    私はもう、ジャッジ不信になっています(;_;)
    ザギトワ選手のことも、胸が痛みます。

    • Jun より:

      たまみさま

      表彰式はもちろん、キスクラや公式練習で一人だったショットも、正直あんまり見たくないですよね。映像のように編集するわけにもいきませんし。

      ザギちゃんについては、身長もあれだけ伸びましたし、そもそも昨シーズンの時点で「休まなくて大丈夫?」と、個人的に心配していました。日本のマスコミは「引退」ということにしたいようですが、どうして、「充電後、さらに成熟した彼女のスケートを楽しみに待っている」と書かないのか。人の失敗や挫折が「大好物」のこの国のマスコミの体質は病的としか思えません。