ロシアナショナル(女子)など

ロシアナショナル(女子)など

リザルトは「こちら」、写真はGolden Skateの「ツイ」から。「男子と比べて」とかいろいろ言われてますが、まぁ、競技人口が違いますし、それを今さら言うのは酷でしょう。男子だって、コリヤダという素晴らしいスケーターがいるのだから、彼の復活を待ちたいですね。

トリノファイナルでは、この2人はSPの時点で「7.18」点差(コス85.45、シェル78.27)で、このナショナルのSPでは9.93点差に広がっています。もちろん、スケートの質という部分で、コストルナヤがシェルバコワよりも上回っていると、私自身も思いますが、3Aの有無、つまりTESにPCSが引っ張られている感はあると思います。ちなみに、平昌五輪のSPで、メドベのPCSに38.42が出ているので、そこを超えてはいませんね。

コストちゃんは、珍しくフリーで、2A、3F-3Tの着氷で若干乱れましたね。ただ、GOEで言うと、合わせて1点ぐらいの失点なので、SP・フリー合わせると、この構成で「259.83」というスコアは限界値だと思います。

シェルバコワのクワドのプレロテの議論は、今回は脇に置いとくとして、4Lz-3TにGOE+4.27。ステップアウトの4Fに-0.94。単発の4Lzに+4.44。合計は「261.87」で、コストちゃんと2点差。コストちゃんが上記2本のジャンプでいつもの加点が取れていたとしても負けていましたね。一方、シェルバコワは1本でもURか転倒があると、逆にコストちゃんに逃げ切られていた計算になります。

3Aを持たないシェルバコワは、4Lz・4Fだけで3本を組み込んで、すべて降りてギリギリの勝負になる。ここを基準に考えると、紀平さんがフリーにクワドを入れようとするチャレンジは正しい。ただ、梨花ちゃんの場合、まずは3Lzを戻して、3Aを安定させないと、コストちゃん並みのスコアは出ないので、4CCとワールドでどうなるかでしょうね。

ここからは関係ない話。最近、個人的に気に入っていているのが、Band-Maid。ジャンルはハードロック。演奏力は確かで、特にドラムの子が上手です。曲作りもポップで、聴いていて疲れません。で、海外のリアクション動画を見ていて、笑っちゃいました。最近は、曲の途中でいちいちストップして語りだす「止め芸」が流行っているようです。

これ、フィギュアスケートの動画でこういうのをやったら、どうなるでしょうね。もちろん、羽生さんの演技だったら、いちいち止めて、「このツイズルサンドの3Aすげーーーー!」と大絶賛。誰かのチートジャンプも、いちいち止めて、「ぜんぜん回転たりねーじゃねーかよ!」と。すぐにアカウント停止させられそうですが・・・(笑)。

では、また明日!

Jun


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コメント

  1. ととちゃん より:

    コスちゃんのSPの得点にびっくりしてからまだFSは見れてないんです。貼って頂きありがとうございます。ナショナルとは言え凄かったですね。
    紀平さん、3Aは今季かなり安定してきていると思うんです。まずはしっかり怪我を治し、ルッツを戻した構成でノーミスして欲しいです。4Sはその後でも、と個人的に思っているんですが…。北京には間に合いますよね。

    ところで貼って頂いた動画を見て、中国のファンが平昌の羽生選手の演技を視聴している様子をアップしていたのを思い出しました。
    ファンの興奮や盛り上がりが伝わってきて楽しかったです。途中で止めて感想を入れていくのも面白そうなので、海外のファンがそのうち始めそうですね。

    • Jun より:

      ととちゃん さま

      まぁ、トゥルソワやシェルバコワにPCSが38点台出ていたら、「そりゃないだろ?」と思いますが、それにしてもずいぶんと大盤振る舞いしたなぁと。

      しかし、ここに来てトゥルソワが気の毒に思っています。「私は5回転も跳べる」とか「男子の試合に出たい」と公言するほど強気で、「女子の4回転の第一人者」を自認していた彼女ですが、いま思うと、あれは彼女自身の焦りから来ていた発言なのかなと。個人的な印象では、ジュニアの2年目から、彼女はジャンプに余裕が無いように感じていて、PCSも伸びないことは気になっていました。

      あんなおじさんの動画まで見ていただいて、恐縮です。あの「止め芸」は他ににもけっこうやっているおじさんがいたので、紹介しておいて何ですが、いずれ廃れるような気がしてなりません。